『ブルーロック』の重要人物である、マルク・スナッフィー。
新英雄大戦においてイタリアの「ユーヴァース」クラブチームの一員として活動し、その実力で優勝請負人としての名を馳せています。
この記事では、マルク・スナッフィーの才能や、目覚ましい活躍について解説します。
マルク・スナッフィーのプロフィール
マルク・スナッフィーは、世界のトップクラスに位置するサッカー選手です。
「ユーヴァース」クラブチームに所属し、チームを数々の勝利に導いたことから「優勝請負人」や「勝利の旅人」と称されています。
世界五大リーグの四つを制覇
スナッフィーは、イタリアのクラブチーム「ユーヴァース」でプレイし、最終選考でネオ・エゴイストリーグのイタリアチームの指導者としても活躍。
登場した時点で、世界の五大リーグのうち四つを制覇しており、残るセリアAで「ユーヴァース」が勝利した際には、そこで現役を退くと公言しています。
社交的で理知的な性格
スナッフィーは『ブルーロック』内で、非常に社交的で理知的な人物として描かれています。
かつて、ストリートチルドレンであったロレンツォに対し、共に働くことを提案し、彼の医療費を全額支払うなどの親切を見せています。
また、チーム内で孤立していた馬狼にも積極的に関わり、その面倒見の良さを示しています。
ノアから戦術オタクと評価される
戦術に関しても優れており、ノエルノアからは「戦術オタク」と評されるほどで、多彩な戦術をプレイヤーのデータから導き出すことができます。
さらに、スナッフィーはサッカーをビジネスと捉え、チーム「ユーヴァース」を一つの企業として運営。
選手たちにプロとしての心構えを説き、試合の戦略を企業運営に例え、責任を全うする姿勢を示しています。
このようにして、マルク・スナッフィーは自身の戦術に従ってプレイする限り、勝利は確実であると信じさせるほどの影響力を持っています。
モデルはイブラヒモビッチとクライフ
マルク・スナッフィーのプレースタイルに影響を与えたとされるのは、ズラタン・イブラヒモビッチと、ヨハン・クライフです。
その根拠は以下の通りです。
スナッフィーは複数のチームで優勝を経験しており、イブラヒモビッチも同様に多くのリーグでチャンピオンの座を勝ち取っています。
また、その抜群の身体能力を活かして、ストライカーだけでなくアシストを行うオールラウンダーとしても活躍している点が、スナッフィーの特性と一致しています。
一方、クライフはその革新的な戦術で「未来の選手」と称され、その戦術は現代においても高く評価されています。
スナッフィーは「超越視界」を使い、複数の戦術から最適なものを選び出す能力を持ち、クライフの戦術的な洞察力と類似しています。
これらの理由から、スナッフィーのモデル選手として、イブラヒモビッチとクライフが考えられるのです。
圧倒的な戦術眼と身体能力を持つ
マルク・スナッフィーの最大の武器は、卓越した「頭脳」です。
『ブルーロック』の世界で最も優れた戦術眼を持ち、全選手のデータを基に数々の戦術を編み出す能力があります。
スナッフィーは「超越視界(メタ・ビジョン)」という技術を駆使して、フィールド全体を把握し、相手の次の動きを予測することが可能です。
この能力によりノエルノアをも翻弄し、チームの中核として活躍しています。
その他にも、スナッフィーは世界トップクラスの選手として、非常に高い身体能力も持ち合わせています。
作中で、潔がノアにスナッフィーの攻略法を尋ねた際、ノアが「わからん」と答えるほど、スナッフィーの総合力は世界一とも評されています。
親友を自殺で亡くした過去の苦悩
マルク・スナッフィーは、深い試練を過去に経験しています。
スナッフィーには、かつて「ミック・ムーン」という親友がおり、二人は五大リーグ制覇を共に目指していました。
互いに競い合いながらも、サッカーを通じて名声と富を手に入れ、サッカー界の頂点を極める夢を抱いていました。
しかし、過信が原因で練習を怠った結果、パフォーマンスが低下し、重傷を負います。
さらにスキャンダルにより、チームからのレギュラーを剥奪されるなど、連続した苦悩に見舞われました。
最終的に、精神的な圧力に耐えかねたミックは、自ら命を絶ってしまうのです。
この出来事が転機となり、スナッフィーはサッカーに対する真剣なプロ意識を持つようになりました。
『ブルーロック』において、ネオ・エゴイストリーグが開始されるまでの間に、スナッフィーは五大リーグのうち四つを制覇しています。
残る一つを制覇後には、指導者へと転向する決意を固めています。
スナッフィーのサッカー哲学
ネオ・エゴイストリーグにおいて、スナッフィーはイタリアの『ユーヴァース』チームの指導者兼ストライカーとして登場。
スナッフィーは青い監獄の選手たちに向けて、
「君たちにとってサッカーとは何か?」
という問いを投げかけます。
上手く答えた選手たちに対して、「サッカーは仕事だ」と明言しました。
出場する選手を社員と見なす
スナッフィーは試合に出場する選手を「社員」と見なし、自身が考案した戦術を遂行することが勝利につながると説明します。
このビジネスライクなアプローチは、スナッフィーの過去から来るものです。
トレーニングを進める中で、馬狼が反発する場面もありましたが、スナッフィーは馬狼に自身の過去を打ち明け、馬狼にミックを重ねます。
当初は後継者となることを拒んでいた馬狼も、ロレンツォから話を聞き、サッカーを「仕事」として捉える覚悟を決めます。
引退を撤回し現役を続行する
しかし、ドイツ戦では、
「スナッフィーの指示のせいでシュートが止められた」
と馬狼から指摘され、最終的には馬狼がスナッフィーの指導にない方法でゴールを決めます。
スナッフィーは馬狼の実力を認め、「お前の勝ちだ」と言い渡します。
後継者を見つけた後、スナッフィーは五大リーグを制覇したら引退すると考えていましたが、馬狼の言葉とミックの
「革命の始まりは、いつも決まってクソガキの夢の戯言なんだよ」
という言葉を思い出し、引退を撤回。
これにより、スナッフィーは現役を続けることを決意し、前に進む道を選ぶのでした。
まとめ
親友を失う苦痛を経験した後、スナッフィーはサッカーを「仕事」として真剣に捉えるように変わります。
ネオ・エゴイストリーグでのスナッフィーの役割は、馬狼を親友のイメージと重ね合わせ、馬狼を後継者として指名することにありました。
試合を経て馬狼がその責任を受け入れ、後継者として成長することを決意。
最終的に、スナッフィーは馬狼の言葉から新たな決意を固め、引退を撤回し現役続行を選択します。
スナッフィーの過去からの回復と成長の物語は、『ブルーロック』の中でも特に感動的で、読む者に強い印象を与えることでしょう。