「キングダム」内で戦略の天才、桓騎。
彼の腕前は、秦の六大将軍と肩を並べるほど、高く評価されています。
桓騎は敵対する一般市民に対しても、容赦ない攻撃を行うことで知られています。
にもかかわらず、ネット上で桓騎は「かっこよすぎる」と大きな人気を博しています。
その残忍な性格があるにも関わらず、どうしてこんなにも支持されているのでしょうか?
桓騎の魅力を掘り下げてみます。
なぜ桓騎は人気があるのか?
桓騎は無慈悲な戦術を平気で実行し、秦に対する忠誠心も乏しい将軍です。
それにもかかわらず、桓騎がなぜこれほどまでに支持されるのか?
以下で、桓騎の具体的なエピソードを交えて、その理由を探っていきます。
イケメンで男気ある性格
桓騎は冷酷な戦術を取りながらも、男らしさが溢れるカリスマを持つイケメン将軍です。
彼は少年時代、山中で倒れていたところを盗賊団の偲央に救われた経験があります。
偲央は桓騎の顔を見て「何と美しい子だ」と感嘆の声を上げました。
その見た目の麗しい外見が、偲央を助けるきっかけとなったのかもしれません。
偲央たちは狼甫一家という盗賊団によって、アジトを襲われ、収益を奪われ、支配されていました。
力のない偲央たちには抵抗する手段がなく、仕返しを恐れて耐え忍んでいたのです。
そのような状況を目の当たりにした桓騎は、狼甫一家に攻撃を仕掛けます。
偲央は桓騎の行動に反対しますが、桓騎は、
「奪われることは当然ではなく、それはおかしい」
と偲央に正論を投げかけます。
少年の頃から、粗野で冷酷な性質を持つ桓騎ですが、力のない偲央たちのために狼甫一家に立ち向かっています。
桓騎のこの行動は、偲央たちを守るという男気にあふれていました。
このような桓騎の性格が、カッコよく見えるし、彼のイケメンさがさらに人気を集める理由となっています。
優れたリーダーシップを発揮
桓騎はただイケメンであるだけでなく、悪漢たちを効果的にまとめるリーダーシップを発揮しています。
桓騎はリーダーとしての外見や、振る舞いを重視する男であり、そのカリスマ性が人々を惹きつけます。
他の武将とは一線を画す桓騎は、宝石の装飾や首飾りを身につけることで、その個性を際立たせています。
組織のトップが見苦しい姿でいれば、誰もその後に続きたいとは思わないでしょう。
桓騎は他人と同じことをせずに、変化を求めることの重要性を理解しており、そのため外見にも気を配っているのです。
揺るぎない自信を持つリーダー
また、桓騎は揺るぎない自信を持つリーダーです。
例えば、函谷関の戦いでは、桓騎は15万人の兵士を率いて魏軍に変装し、敵陣を進撃しました。
この時、同僚の雷土も緊張を隠せなかったが、桓騎は冷静に「全て上手くいく」と励まします。
桓騎は雷土に対して、
「俺に任せておけば全てが上手く行く」
と言って安心感を与えたのです。
「キングダム」44巻の黒洋戦では、桓騎は敵に丘を譲る作戦を採用します。
この策略に対して、桓騎軍の側近たちは不満と不安を抱えていました。
しかし、桓騎は側近たちに「理由も戦術もどうでもいい。昔のように、ただ俺を信じろ!」と強く言い放ちました。
俺が行うことは、いつも完全な勝利に繋がるんだと、桓騎は自信を持って伝えています。
桓騎の絶対的な自信は、その名言からも感じられます。
部下に対して寛大な心を持つ
リーダーであるにも関わらず、部下に対して寛大である点も、桓騎の人気を支えています。
趙の攻め時には、24万人もの兵を擁する扈輒軍に対して、桓騎はたった8万の兵力で対峙しようとしました。
その時、桓騎軍の軍師、魔諭が「一度撤退しませんか?」と提案します。
弱音を吐く魔諭の言葉に、桓騎が怒るかと思われましたが、桓騎は「それがいいかもな」と答え、否定せずに意見を受け入れてました。
桓騎が部下とのオープンなコミュニケーションを保持している点も、桓騎の人気に一役買っています。
予測不能な行動が面白い
部下たちが桓騎軍に惹かれる最大の理由は、「面白い仕事ができる」という期待感からです。
このことは、キングダム44巻の黒洋戦で雷土が、
「いつも桓騎は、俺たちに予想もしない方法で勝利をもたらす。それが面白い」
と言っていることからも明らかです。
さらに雷土は、
「六大将になっても変わらない、狂気じみた戦いを続ける桓騎の姿は最高だ!一体全体、この男はどうなっているんだ!?」
と語っています。
雷土は桓騎の予測不能な行動が面白く、桓騎のそばで行動を見ていたいと強く思っているため、桓騎の部下となりました。
言葉を巧みに操るカリスマ性
桓騎には信頼している部下は複数おり、その一人がオギコです。
オギコは信頼の置ける存在であり、雷土への作戦伝達など重要な任務も桓騎から任されています。
桓騎がオギコを信頼する理由は、もしも敵に捕まっても、絶対に口を割らないという忠誠心からです。
死んでも雷土に作戦を伝える能力を持つのは、オギコだけだという信頼感に基づいています。
このような発言を聞けば、任務を任されたオギコ自身も、自分が深く信頼されていると感じ、嬉しさを覚えるでしょう。
桓騎は乱暴な言葉を使いつつも、部下を鼓舞するような言葉を巧みに操ることができ、そのカリスマ性が彼の人気を支えています。
「首斬り桓騎」の異名を持つ
桓騎は元野盗であり、その過去から続く悪行が悪役らしい雰囲気を与えています。
恋人である偲央が、紀巴によって暴力や拷問を受けた末に殺害されています。
桓騎は復讐として、紀巴やその城にいた全ての人間の首を斬り落としました。
この行為は残忍に思えるかもしれませんが、桓騎は偲央の死に深く悲しんでおり、その感情が行動を突き動かしていたのです。
桓騎が偲央の敵を討つ方法は、桓騎自身にとっては正義の行為であると言えます。
その復讐により、桓騎は「首斬り桓騎」という異名を持つようになりました。
変装や潜入を得意とする
元野盗という背景を活かし、桓騎は変装や潜入も得意としています。
敵の中に自ら潜り込むことで、最も効果的な打撃を与えることができるのです。
敵になりすまして潜入する手法は、他の武将には見られない特異な戦術です。
桓騎は野盗時代からこの手法を駆使し、敵に変装して何度も攻撃を仕掛けてきました。
桓騎は相手を欺いて打撃を与えるという、卑劣な戦法を平然と行います。
入手困難な敵情報を手に入れる
さらに桓騎は、捕らえた敵を砂鬼一家に拷問させ、貴重な情報を引き出すという残忍な側面も持っています。
拷問自体が目的ではなく、通常では入手困難な敵情報を手に入れるための手段として、用いられていると考えられます。
拷問後の死体の目玉を袋に詰め、馬車で敵に送るという行為は、一見すると桓騎が極めて残忍な武将であると思わせます。
しかし、このような行為は敵に深い恐怖を植え付け、その士気を大きく下げる効果があります。
考えられないような戦術を使う
また、桓騎は敵の死体を串刺しにして展示するという、残酷な方法も採用しています。
これらの行為も、戦略的には敵の戦意を削ぐために行われており、桓騎の戦術の一環として理解されています。
通常の武将では、考えられないような戦術を平然と使うことが、桓騎の魅力として多くの人々に人気をもたらしているのです。
蒙驁への忠誠心と敬意ある行動
桓騎が、野盗生活をやめるきっかけとなったのは、白老・蒙驁との出会いです。
蒙驁は当初、野盗狩りの任務で桓騎を捕らえると公言していましたが、実際には蒙驁自身が桓騎に捕まってしまったのです。
その後、蒙驁は桓騎との対話を通じて桓騎の軍事才能に感銘を受け、副将として桓騎をスカウトしました。
桓騎自身も、いずれ戦場で活躍することを目指しており、白老と蒙驁には深い忠誠心と敬意を持って接しています。
蒙驁の提案を絶好の機会と見て、桓騎はこれを受け入れます。
蒙驁は、野盗出身の桓騎に対しても、世界を変える方法について語り、そのビジョンを共有しています。
このようにして蒙驁は、桓騎をただの道具として使い捨てることなく、副将として重用しました。
そのため、桓騎は蒙驁を白老と呼び、彼に対して忠実で敬語を使うようにしています。
この忠義心があるからこそ、桓騎はカッコよく見え、多くの人々からの支持を集めています。
感動的な最期の死亡シーン
キングダムの第752話「聖地へ」では、李牧との戦いに敗れ、桓騎が命を落とします。
桓騎はこれまでの野盗時代からの経験を活かし、数々の戦いを無傷で勝利してきました。
趙軍との戦闘で桓騎は、「李牧の首を取ってすぐ戻るからな!」と力強く宣言しています。
この言葉が桓騎の最後の決意表明となり、その後の悲劇的な展開は多くのファンに深い感動を与えています。
李牧を追い詰めていた桓騎でしたが、敵兵士たちの槍によって命を落とします。
桓騎は自らの最終目的地として「聖地」を目指していました。
この聖地への旅は、桓騎なりの責任を果たすため、そして自らの使命を完遂するためのものだったと言えます。
桓騎の死のシーンは非常に悲しいものでありながら、桓騎が遂にお頭としての重荷から解放された瞬間でもあります。
この複雑な感情が交錯するシーンは、多くの視聴者に深い感動を与えています。
信を信頼し後継者として託す
桓騎は自らの最期に、オギコ、魔諭、砂鬼一家を信のもとに預けて亡くなっています。
この決断は信に対する深い信頼と、信が持っている可能性を見極めた結果です。
信たちに足りないものを補うため、また彼らが成長し、将来を担うことを期待して魔諭たちを信に託したのでしょう。
この行動は部下を信じ、彼らの未来に希望を託す桓騎のリーダーシップの一環であり、桓騎の人気の理由の一つです。
そして、桓騎は自らの将軍の首飾りを、オギコを通じて信に託します。
この行動は、信に大将軍としての夢を実現してほしいという願いから、その象徴である将軍の首飾りを渡したものです。
信への望みを託した桓騎のこの姿は、桓騎のカリスマとリーダーシップを象徴しており、多くのファンにとって非常に魅力的に映ります。
まとめ
・イケメンで漢気あふれる性格がカッコよく、多くのファンに支持されている。
・リーダーシップを醸し出す外見を重視しており、そのカリスマが人気の一因。
・通常の武将では実行しないような、独特の戦術を平然と使いこなす姿が、かっこよさを際立たせている。
・蒙驁に対する忠誠心と敬語の使用は、その忠義深さを示し尊敬を集めている。
・感動的な死亡シーンが多くのファンを涙させ、その悲劇的な最後が話題となっている。
・信に将来の希望を託したことが、後世に続く影響として評価されている。
以上が、桓騎の魅力や人気の理由のまとめです。
李牧に敗れたものの、桓騎の名言や生き様は多くのファンにとって「カッコいい!」とされています。
桓騎の悪のカリスマ性は、キングダム内でのさらなる活躍を望ませるものでした。