マッシュルの世界では、基本魔法は才能ある者なら誰でも使え、個々の特技に応じて様々な固有有魔法が展開されます。
戦闘シーンでは「風」や「炎」といった古典的な魔法から、「重力」や「音」、速度操作まで多彩な魔法が使用されます。
更に、特定の者にしか使えない高度な魔法「セコンズ」や、杖の力を最大限に引き出す「サモンズ」も存在し、戦いの激しさを増幅させています。
ただし、キャラクターが多いため、どのキャラクターがどの魔法を使うのかが途中で分かりにくくなることも…。
そこで、今回は各キャラクターの魔法を調査しました。
様々な魔法が登場するので、今後の物語の展開にも注目してみてください。
アドラ寮
まず、物語の主人公マッシュと彼の楽しい仲間たちが集う「アドラ寮」を見てみましょう。
物語の初めから終わりまで頻繁に登場するキャラクターたちなので、彼らをしっかりと記憶しておきましょう。
マッシュ・バーンデッドの「筋肉魔法」
主役であるマッシュ・バーンデッドが使う「筋肉魔法」から見ていきます。
・ハムストリングス魔法「ビッグバンダッシュ」
・トライセップス魔法「バリスタナックル」
・フル・マスクルズ魔法「ハリケーンラッシュ」
・フル・マスクルズ魔法「アンリミテッドフィジカルモード」
・アンリミテッドバイセップス魔法「スクアッド(2乗)パンチ」
・エリクトリアスパイン魔法「ヘル・フォール」
・クアドリセップス魔法「ギロチンキック」
・バイセップス魔法「パイソン・チョーク」
・ブレイキアラズ魔法「バーバリアンショット」
・ショルダー魔法「ミサイル・スローイング」
マッシュはこれらを「魔法」と称していますが、実際には筋肉を使った「技」です。
例えば、ハムストリングス魔法の「ビッグバン・ダッシュ」は「クラウチング・スタート」のようなもの、トライセップス魔法の「バリスタナックル」は強力な「パンチ」です。
これらの魔法名は、筋肉の部位や格闘技、スポーツにちなんで名付けられています。
他にも様々な魔法がありますが、基本的には物理攻撃です。
魔法を使えないマッシュがこれらを「必殺技」として名付けたので、その点は温かい目で見守りましょう。
レモン・アーヴィン「レビオス・カフス」(制約魔法)
続いて取り上げるのは、マッシュに特別な感情を抱く少女レモンが使う魔法「レビオス・カフス」です。
この魔法は、「鉄製の制約具を生成し、対象の行動を制限する」もので、編入試験での使用時にはマッシュが手足を縛られる形で披露されました。
※「レビオス・カフス・オープン」で拘束を解除することも可能。
精神的に負担の大きいレモンにしか使えないこの「レビオス・カフス」は、彼女の内面的な束縛願望を反映しています。
レモンについて改めて考えてみると、彼女は意外と複雑な人物であるかもしれません。
フィン・エイムズ「チェンジズ」(置換魔法)
次はマッシュの親友フィンの「チェンジズ」という置換魔法についてです。
物語序盤から登場しているフィンが、この固有魔法を使ったのは神覚者試験が初めてでした。
この魔法は、位置を交換する効果を持ち、実力差が大きかったカルパッチョ・ローヤンとの戦いでは時間稼ぎの一環として使用されました。
直接戦闘には不向きですが、活用方法によっては大きなポテンシャルを秘めています。
実際、兄のレインとの協力戦でのデリザスタ戦では「セコンズ バタフライサニタテムズ」まで進化させ、回復や強化の効果を発揮して見事なサポート役を務めていました。
ランス・クラウン「グラビオル」(重力魔法)
そして次に、マッシュのクラスメイトでアドラ寮の生徒であるランスの「グラビオル」という重力魔法に注目します。
この魔法では、敵や周囲に強力な重力を発生させることができ、非常に高い威力と多用途性を兼ね備えています。
ランスは高等魔法「セコンズ トゥーチャーポール」も習得しており、これは四つの柱を生成し、それぞれに重力をかけて敵を圧倒する魔法です。
この技でマギアルプスのサード、ワース・マドルを打ち倒しています。
更に、デビルクンタブレットとのエピデム戦では、3つの線が入ったアザを見せ「サモンズ ネメシスインクラネイション」を発動。
黒い球体を生み出し、敵の攻撃を強烈な重力で跳ね返すという驚異的な技を見せました。
ドット・バレット「エクスプロム」(爆裂魔法)
アドラ寮の新入生、ドット・バレットが使うのは、火球を爆発させる「爆裂魔法・エクスプロム」です。
ドットには「エクスプロム」の基本形以外にも、以下のような派生技があります。
① 一度に多数の火球を生み出し連続攻撃する「マシンガン・エクスプロム」。
② 地面に置いて時限式で爆発する「エクスプロム・ボム」。
③ 感情の高まりによって抑制されていた魔力が爆発する「自戒人」(イーラ・クロイツ)。
ドットは戦況に応じて、多様な技を駆使することが特徴です。
セコンズの使用はまだ確認されていませんが、ランスとのエピデム戦では、元々のイーラ・クロイツが進化し、巨大なキャノン砲を撃つ力を得ました。
ファンブックには「サモンズ ウルカヌス」の記載もあるため、このキャノン砲はドットのセコンズの形態かもしれません。
マックス・ランド「スモウル&ビグダク」(サイズ変更魔法)
最後に紹介するのは、神覚者選抜試験でマッシュとチームを組んだマックス・ランドの「サイズ魔法」です。
この魔法は物体のサイズを変更することができ、自身やマッシュを小さくしたり、試験中に登場した風船を大きくすることが可能です。
「ディスペル」と唱えると、元のサイズに戻ります。
戦闘においても、この魔法は非常に有効なものになり得ます。
しかし、カルパッチョ・ローヤンとの戦いでは残念ながら敗北してしまいました。
レアン寮
次に紹介するのはレアン寮と、その中心となる第七魔牙(マギア・ルプス)のメンバーたちです。
アベル・ウォーカー「マリオネス」(人形操る魔法)
レアン寮の核とも言える存在であるマギア・ルプスのファースト、アベル・ウォーカー。
彼が使うのは「人形操る魔法・マリオネス」です。
マリオネスには、以下のような多彩な能力が備わっています。
①敵を人形に変え、操作したり、その人形から魔力を吸収する「マリオネスチェンジ」
②人形を元の姿に戻す「マリオネスリベイション」
さらに進化した「マリオネスセコンズ ハーム・パペット」では、巨大な人形を召喚し、半径100メートル以内の人間を一瞬で人形化させる能力を持ちます。
この二段階の攻撃は、通常の魔法使いにとっては避けがたい脅威となります。
しかし、超人的な反射神経を持つマッシュは、この攻撃からも逃れることができました。
アビス・レイザー「アクセレイズ」(矢印加速魔法)
マギアルプスの第二魔牙セカンドであるアビス・レイザーは、敵の魔法を封じる「イブル・アイ」の能力を持つ一方で、独自の矢印加速魔法「アクセレイズ」を使用します。
アクセレイズでは、自分や他の人間を加速させたり、動きを鈍くする効果があります。
その進化形「セコンズ フォースフィールド」は、更に強力です。
①フィールド内の人間の動きを遅くする
②その分、アビス自身の動きを加速させる
直接攻撃をしないこの魔法は、アビスが剣で戦う際に重要な役割を果たします。
ワース・マドル「マッドロス」(泥魔法)
マギアルプスの第三魔牙サードであるワース・マドルの固有魔法は「泥魔法・マッドロス」です。
マッドロスでは、地面を泥化させて移動したり、敵の動きを泥で固めるなど、多様な攻撃が可能です。
また、泥を使ってダミーを作る技もあります。
「セコンズ マッドロデビルス」は巨大な泥の怪物を作り出し、力強い攻撃を展開します。
しかしワースは、ランスの強力なセコンズに敗れ去ります。
ワースには神覚者の兄「オーター・マドル」がおり、彼は砂の魔法を使う「デザドケイン」です。
これにより、固有魔法が血筋によって影響を受ける可能性が示唆されています。
マイロ・ジェーニアス「石化魔法」
マギア・ルプスのフォースであり、1年生ながらそのメンバーとなったマイロ・ジェーニアス。
彼の固有魔法は「石化魔法」です。
マイロは手や頭などを模した巨大な石造物を地面や壁から現出させて敵を攻撃する技を使います。
さらに、地下への入り口を作り、それを開けた者を石化させるトラップのような魔法も得意としています。
しかし、この魔法は発動までに時間がかかるため、レイン・エイムズによって無効化されたことがあります。
ラブ・キュート「トルネグスケイジ」(竜巻魔法)
マギアルプスのフィフスで唯一の女性メンバー、ラブ・キュート。彼女の固有魔法は「竜巻魔法・トルネグスケイジ」です。
ラブは杖から横方向に竜巻を放つ「トルネグス」と、地面から竜巻を生み出す「トルネグスケイジ」を使いこなします。
この「トルネグスケイジ」は竜巻の中に敵を閉じ込め攻撃する能力を持っており、ラブ自身はこの技に絶対の自信を持っています。
しかし、ドットの能力開放により、その竜巻は解消されました。
ラブは劣勢になるとすぐに寝返る傾向があり、彼女の魔法の強さは天賦の才能によるものが大きいと推測されます。
オロル・アンドリュー「シーフィールド」(鮫魔法)
マギア・ルプスのシックス、オロル・アンドリューは、第七魔牙セブンスとともにふくろう小屋でマッシュを襲撃します。
厳つい見た目とは裏腹に、紳士的な性格の持ち主です。
オロルの使用する「鮫魔法・シーフィールド」は、地面を水のように液状化させ、相手をその中に引き込んで戦います。
「シーシャーク」として鮫に変身し、水中での戦いを有利に進めます。
しかし、マッシュはその筋肉で驚異的な泳ぎを見せ、オロルが不利と感じた際に「シーシャークエボルブ」での全力攻撃を試みたものの、マッシュの体当たりで倒されました。
アンサー・シンリ「シュリケス」(手裏剣魔法)
マギアルプスの第七魔牙セブンス、アンサー・シンリは、オロルと共にふくろう小屋でランスと対峙します。
彼の武器は巨大な手裏剣で、「手裏剣魔法・シュリケス」を使ってその数を増やしたり、「ラージシュリケス」でサイズを拡大することができます。
この直接的でパワフルな攻撃手法にもかかわらず、ランスの重力魔法には敵わず敗北しました。
シルバ・アイアン「アイアンフィスト」(鉄魔法)
マッシュとドットに対する課外授業での策略の中心人物である「ローレン・キャバス」と共に現れたのが、シルバ・アイアンです。
シルバは「鉄魔法・アイアンフィスト」を駆使し、地面から鉄の柱を出現させて攻防を行います。
彼の魔法は才能がありながらもまだ未熟と見られており、比較的シンプルな「アイアンフィスト」のみを駆使して戦っていましたが、マッシュには力及ばず敗れました。
ローレン・キャバス「魅了魔法」
ローレン・キャバスはシルバと組み、相手を油断させる戦略を取りました。
彼の固有魔法は「魅了魔法」で、他の魔法と異なり、ゆっくりと効果を発揮します。
ドットには効果的でしたが、マッシュには全く通用せず、最終的にはジャーマンスープレックスで倒されました。
シュエン・ゲツク「ローズウィップアブソル」(植物魔法)
闘技場の守備を任されていたシュエン・ゲツクは、ワース・マドルより実力が上とされる一本線の魔法使いです。
彼の固有魔法「植物魔法・ローズウィップアブソル」では、棘付きの太い蔓を杖から出して攻撃し、防御にも利用します。
このシンプルだが効果的な魔法にも関わらず、ドットの戦略に敗れ去りました。
オルカ寮
続いて、才能豊かな学生たちが集う「オルカ寮」について見ていきます。
ここには監督生マーガレット・マカロンや、カルパッチョ・ローヤンのような優れた生徒が所属しています。
マーガレット・マカロン「サウンズ」(音魔法)
オルカ寮の神覚者候補で、レインを上回ると噂されるマーガレット・マカロン。
彼の特徴的な外見とは裏腹に、非常に危険な「音魔法・サウンズ」を使います。
この魔法は肉体を直接攻撃しないため、マッシュのパンチをすり抜けることができる特性を持ちます。
「サウンズ」には、音階にちなんだ強さのバリエーションがあり、「サラウンドオーケストラ」を使えば無数の楽器から、全方位攻撃を繰り出すことも可能です。
その他、防御用の「サウンドシールド」やトラップとしての「シバサウンズ ハウリングサウンド」、移動用魔法、魔力を解放する「サウンズ メタモルフォーゼ」など多彩な技を持ちます。
「セコンズ デスゴング」は特に強力で、巨大な鐘を用いて2キロメートル以内の存在をノックアウトさせることができます。
ただし、杖を破壊する以外に解除方法がなく、音速で移動するマカロンを捕らえるのは困難ですが、マッシュは杖の破壊に成功しました。
カルパッチョ・ローヤン「反転魔法」
カルパッチョ・ローヤンはオルカ寮の1年生で、「最古の十三杖マスターケイン」に選ばれた逸材です。
彼の固有魔法「反転魔法」では、自分が受けたダメージを相手に転嫁することが可能です。
自分自身を攻撃することで敵にダメージを与える独特な戦術を使い、神覚者試験ではフィンを苦しめました。
マッシュとの戦いでは杖の力に頼る部分があり、さらなる訓練で強くなる可能性を秘めています。
ローデス・エイムス「マグマ魔法」
オルカ寮の生徒で好戦的な性格のローデス・エイムス。
彼の固有魔法は「マグマ魔法」で、その威力はアビスとの戦いで柱が溶けるほどの強さを見せました。
非常に破壊力の高い魔法ですが、アビスとの戦いでは完敗しました。
神覚者
次に神覚者たちに注目します。
マッシュやランス、マカロンをはじめ、多くの生徒がこの高い地位を目指しています。
総勢8名に及ぶ神覚者たちの特徴や魔法を見ていきましょう。
ライオ・グランツ「ライツ」(光魔法)
最初に紹介するのは、光の神杖(ライトケイン)の所有者ライオ・グランツです。
常に前向きで自己肯定感が非常に高いライオは、光を操る「光魔法・ライツ」を使います。
この魔法はレーザーや光の雨を降らせる攻撃、バリア形成といった多様な用途に使えます。
特に「ライツセコンズ シャインプリズム」や「ライツサーズ ヒュペリオンインクラネイション」は、その強力さで魔法界の最高峰に位置します。
また、全魔力を消費して発動する「ジェネシスクライシス」という超魔法を持つことも、ライオの特筆すべき点です。
デビルクンタブレットのドゥウムには敗れましたが、存在感が際立つキャラクターです。
オーター・マドル「砂魔法」
続いては、砂の神杖(デザトケイン)の持ち主オーター・マドル。
ワースの兄であり、非常に真面目で規律を重んじる性格をしています。
彼の砂魔法は、デビルクンタブレットのファーミンとの戦いでその強さを証明しました。
砂を槍のように変形させる技や、砂漠状の地形を作り出して蟻地獄を発生させるなど、その戦闘シーンは視覚的にも魅力的です。
レイン・エイムズ「パルチザン」(剣魔法)
戦の神杖(ソードケイン)の所有者であり、フィンの兄であるレイン・エイムズ。
彼が使う剣魔法「パルチザン」は、複数の大型剣を出現させて高速で攻撃する強力な技です。
マギアルプスのマイロやオルカ寮のマカロンを圧倒する実力を持ち、杖を活用した「サモンズ 戦の神(アレス)」も使用可能です。
このサモンズ形態では、杖が短槍に変形し、強力な「ブラック・パルチザン」という技を使います。
この技の威力は規格外で、魔法の影響を受けた地形が直角に深く切り取られるほどです。
カルド・ゲヘナ「炎魔法」
続くのは炎の神杖(フレイムケイン)のカルド・ゲヘナです。
カルドは剣を使用する珍しい神覚者で、炎を駆使した攻撃が特徴です。
実際の魔法名は不明ですが、彼の炎は黒く、一度触れると燃え尽きるまで消えないとされています。
マッシュやレモンを襲ったイノセントゼロの仲間、死刑囚のガルボを瞬時に倒した実力を持ちます。
ツララ・ヘイルストーン「氷魔法」
氷の神杖(アイスケイン)を持つツララ・ヘイルストーン。彼女は氷魔法の使い手で、寒さに弱いというアイロニックな特徴を持っています。
イノセントゼロの部下としてケンタウロス族長バルト・トルトを氷漬けにして一撃で倒しましたが、ファーミンとの戦いでは敗れています。
ソフィナ・ブリビア「服従魔法?」
知の神杖(ノレッジケイン)のソフィナ・ブリビアは、イノセントゼロの手下でガーゴイル族長デーミ・アムズと対決します。
彼女の魔法は魔法書から飛び出す呪文で、敵の発言を反復させ、自害を強いるような服従や洗脳の性質を持っていることが示唆されています。
アギト・タイロン「竜魔法?」
竜の神杖(ドラゴンケイン)のアギト・タイロンは、ドラゴンを召喚する能力を持っています。
彼はイノセントゼロの部下としてオーク族長と対峙し、驚異的なスピードでドラゴンを召喚し、敵を圧倒しました。
竜魔法の具体的な能力は明らかにされていませんが、強力な存在であることは間違いありません。
レナトス・リボル「アンデッツ」(不死魔法?)
最後に紹介するのは、不死の神杖(イモータルケイン)を持つレナトス・リボルです。
彼の特徴は超再生能力を持った、不死魔法「アンデッツ」です。
切り刻まれてもバラバラにされても復活するこの能力に加え、死者を召喚する能力も持っています。
攻撃技「アンデッツ」や「アンデッツスティング」、防御技「アンデッツウォール」などを使いこなし、「サモンズ 死の神(タナトス)」で杖が大鎌に変化する技も持っています。
ただし、物語ではそれほど活躍できなかったキャラクターでした。
イーストン魔法学校
イーストン魔法学校は、多くの才能ある学生と教師で構成されています。
校長ウォールバーグを筆頭に、他の教職員は目立った特徴が少ないものの、それぞれが学校運営に大きく貢献しています。
ウォールバーグ・バイガン「スペーズ」(空間魔法)+古代魔法
イーストン魔法学校の校長、ウォールバーグ・バイガンは、空間を操る「空間魔法・スペーズ」の使い手です。
一本の線で示される彼の魔法の才能は、実際にはその限りではなく、多岐にわたる強力な魔法を駆使します。
特に「サモンズ 天空の神(ウラノス)」の能力者として知られ、使用時には杖の形状が変わり、二本の線が浮かび上がります。
「スペーズサーズ ウラノスインクラネイション」は、空間そのものを消し去る恐ろしい力を持っています。
加えて、ウォールバーグは古代魔法も使いこなすことができ、非常に多才な魔法使いです。
ファルマン・クレゴス「レピオスオガペ」(◯◯魔法)
ファルマン・クレゴスはイーストン魔法学校の教頭で、ロイド・キャンベルとの深い関係が示されています。
彼の固有魔法「レピオスオガペ」は、マッシュによる攻撃を受けたことで発動する前に終わり、その詳細は未だ謎に包まれています。
彼の運命も、マッシュに大きく影響されているようです。
クロード・ルッチ「白魔法」
クロード・ルッチは、イーストン魔法学校の編入試験を担当した教師です。
彼は「白魔法」の使い手として、学術面やサポートに優れています。
試験中には、魔法で試験用の机や迷路を作り出すなど、その能力を発揮していました。
無邪気な淵源(イノセント・ゼロ)
無邪気な淵源、イノセントゼロの中心メンバーには、強力な魔法使いが多く在籍しています。
指導者「お父様」をはじめ、「セルウォー」と「悪魔の五つ子デビルクンタブレット」など計7人の強敵たちを見ていきましょう。
お父様「タイムズ」(時間魔法)+禁忌魔法+闇魔法+空間魔法
イノセント・ゼロの頭目、お父様は、時間魔法「タイムズ」を使いこなします。
この魔法では、時間の停止や巻き戻しなど、時間に関連するすべての現象を自在に操ることができます。
また、「サモンズ 時の神(クロノス)」で魔法のパワーアップが可能であり、禁忌魔法と闇魔法、さらにウォールバーグから奪った空間魔法も使いこなします。
この多彩な魔法の使い手は、校長ウォールバーグにさえ勝利するほどの力を持っています。
セル・ウォー「カーボ」(炭素魔法)
セル・ウォーは、お父様のクローン体で、「炭素魔法・カーボ」を操ります。
この魔法では、巨大な炭素の雨を降らせる「カーボレイン」や、さらに上位の「カーボヘビィレイン」を使うことができます。
アベルの「マリオネスセコンズ ハームパペット」も破壊するほどの威力を発揮し、鉄を纏う防御技や、「サモンズ 鉄の神(へパイトス)」で更にパワーアップします。
特に印象的なのは、ダイヤモンド並みの硬度を持つ自動追尾型の円盤や、鋭いダイヤで攻撃する「ブラックダイアモンド」です。
ドゥウム「ミラージュ」(鏡魔法)
デビルクンタブレットの長男ドゥウムは、「鏡魔法・ミラージュ」の使い手です。
彼の魔法は分身や幻影を生み出し、相手を混乱させる能力を持っています。
彼の真の強さは、身体能力と武器にあります。
ドゥウムは最古の杖・マスターケインに選ばれ、その祝福により強化された身体能力と最強の剣・カラドボルグを使いこなします。
「サモンズ 豊饒の神(フレイヤ)」を使用し、カラドボルグの真の力を発揮することで、100体の強力な分身を生み出す「ミラージュ アバターハンドレッド」を実現しました。
ファーミン「トランス」(透明魔法)
デビルクンタブレットの次男ファーミンは、「透明魔法・トランス」を操ります。
物体や自身を透明にする能力を持ち、相手の視界から姿を消すことが可能です。
ただし、サモンズの使用は見られず、オーターに敗れたことで、兄弟の中でも唯一サモンズ未使用のキャラクターでした。
エピデム「オリハルコス」(金属魔法?)
三男エピデムは、最高硬度を誇るオリハルコンを操る「オリハルコス」の能力を持っています。
攻防一体の魔法であり、射撃や防御、攻撃、敵を混乱させるダミーを作るなど、多彩な活用法を見せます。
特に印象的なのは「オリハルコス ボックスマシンガン」や「オリハルコスサーズ シーシュポスインクラネイション」で、強力なガトリング攻撃を行います。
ランスとの戦いで致命傷を与えたものの、共闘していたドットの怒りに触れて敗北しました。
デリザスタ「アスカロン」(矛魔法)
四男デリザスタは、「矛魔法・アスカロン」の使い手です。
武器攻撃型の魔法を駆使し、レインの「剣魔法・パルチザン」と互角以上に渡り合います。
「サモンズ アテナ」で杖が矛に変化し、「ギガントマキア」を繰り出します。
しかし、フィンのサポートを受けたレインに敗れる結果となりました。
ドミナ・ブローライブ「ウォーターズ」(水魔法)
ドミナ・ブローライブは、「水魔法・ウォーターズ」を駆使します。
彼の魔法には様々な形があります。
①大量の水を放出する「ウォーターズ ポンド」
②防御用の水の壁「ウォーターズ シールド」
③敵を拘束する「ウォーターズ プリズン」
④槍を形成する「トライデントレイン」
⑤魚に似た水の形をした多数の鋭い発射体「ウォーターズセコンズ サウザンドアーチャーフィッシュ」
また、「サモンズ 水の神(ポセイドン)」を用いて杖の真の力を発揮させる「ウォーターズサーズ ポセイドンアンガスインクラネイション」は、3回触れると水の塊から強力な攻撃が仕掛けられる特技です。
その他
次に、上述のカテゴリに属さない重要なキャラクターたちを紹介します。
アダム・ジョブズ「闇魔法」
アダム・ジョブズは魔法界の伝説的な存在で、ウォールバーグにも大きな影響を与えた人物です。
彼の「闇魔法・ダーク」には以下の技が含まれます。
①着弾点を無にする「ダーク インパクト」
②闇の蛇を発する「ダーク スネーク」
③最大魔法「ダーク テレメンドス」
後にイノセントゼロのお父様がこれらの魔法を継承しました。
メリアドール「詳細不明」
アダム・ジョブズの弟子の一人、メリアドールはウォールバーグやイノセントゼロに匹敵する強さを持っていました。
彼の使うチェーンソーによる回復魔法は、マッシュの痛みや疲労、毒素を即座に癒します。
また、彼が持つ肉体強化の魔法は、彼の戦闘スタイルを示唆しています。
最盛期は、ウォールバーグよりも強かったとの噂も…。
レヴィ・ローズクォーツ「マグネッツ」(磁石魔法)+「ライトニング」(雷魔法)
ヴァルキス魔学校の才能豊かな「レヴィ・ローズクォーツ」は、「磁石魔法・マグネッツ」と「雷魔法・ライトニング」の二つの魔法を使いこなす天才です。
磁石魔法を使った「マグネットウォール」で防御を固めることができ、さらに「マグネッツボール」を使用して引力や斥力を操り、様々な攻撃を展開します。
雷魔法の「ライトニング」は感電効果があり、「マグネッツライトニングセコンズ インヴァリアブルレールガン」では時速8,000kmの速さで放たれる電撃を発生させます。
彼は「サモンズ 磁力の神(アダマス)」を使って、磁石の鎧を身に纏い戦います。
磁力を切り替えることで攻撃は必中、防御は鉄壁の効果をもたらしますが、マッシュに敗れてしまいました。
※ヴァルキス魔学校の他の生徒も紹介します。
①シャルル・コンティーニ:「空間移動魔法・ワープス」を使用、ランスに敗北。
②ガルフ・ガルガロン:「酸魔法・アシッド」を使用、マッシュ戦でレヴィに見限られ敗北。
③ケニー・クラーク:「氷魔法・アイスフィールド」を使用、マッシュに敗北。
④マルコム・カーティス:「昆虫魔法・インセクツ」を使用、マッシュに敗北。
ブラッド・コールマン「ナルコスパス」(破壊魔法?)
魔法警察のブラッド・コールマンは、マッシュやレグロに絡んできた人物です。
彼は魔力を込めた弾を射出する「ナルコスパス」を使用し、当たった部分を破壊します。
自身が放った「ナルコスパス ディアゴルス」は、マッシュによって弾き返されました。
セコンズ、サモンズ、サーズの三大魔法の違い
セコンズは二本線の魔法使いの中でも、特に選ばれし者のみが扱える高等魔法です。
特定の詠唱を行うことで発動し、使用者の周囲に領域魔法として巨大な物体を魔法で具現化させます。
この具現化された物体は、それぞれ固有の能力を持ち、さまざまな効果を発揮します。
セコンズの魔法はその稀少性とパワフルな能力から、戦闘や支援など多岐にわたるシーンで重宝されます。
サモンズは三本線を持つ者だけが使うことができる、さらに高度な魔法です。
セコンズよりも使える者が少なく、その魔法の内容はさらに強力で幅広い効果を持ちます。
サモンズ魔法は生まれつきではなく、特定の修練や条件を満たすことで後天的に習得することが多いです。
この超高等魔法は、使い手に圧倒的な力を与え、戦場を一変させる可能性を秘めています。
サーズはその使用可能な魔法使いが非常に稀であり、神覚者でさえも扱える者は少ないとされています。
サーズ魔法を操れることができれば、その魔法使いは歴史に名を刻むこと間違いなしとされ、その数は作中で登場する多くのキャラクターの中でわずか5名のみです。
サーズは、その存在自体が伝説とも言えるレベルの魔法であり、その力の大きさと影響力は計り知れません。
【マッシュル】魔法一覧や使用キャラについてまとめ
以上、登場キャラクターの魔法の種類についてご紹介しました。
ランスやレインのような才能に裏打ちされた実力者もいれば、ドットやシュエンのように独自の工夫を凝らして強くなった者もいます。
フィンのように日常生活で輝く魔法もあり、バラエティに富んでいます。
これからも物語では新たな強敵の出現や、思わぬ戦い方をする者たちが登場するでしょう。
マッシュの活躍だけでなく、他の魔法使いたちにも注目してみてください。
また、セコンズ、サモンズ、サーズの三つの魔法は、それぞれが異なるレベルの能力と希少性を持ちます。
・セコンズは高等魔法としての強力な具現化能力
・サモンズは超高等魔法としてのさらなる強大さと多様性
・サーズは歴史に名を残すほどの稀有な力を持つ魔法
として区別されます。
これらの魔法は、それぞれが持つ独特の特徴と能力によって、物語の中で鍵となる役割を果たします。