バーンナックルのリーダーで「怪力バスコ」と称されるほどの強さを持つ彼には、どんな過去があるのでしょうか?
彼の身体に彫られたタトゥーには、深い意味が込められています。
そこで今回は、バスコのいじめの過去やタトゥーについて詳細に解説します。
バスコのいじめの過去は何話?
『外見至上主義』で描かれる才源高校では、主人公の長谷川蛍介を含む個性的な学生たちが登場。
彼らが織り成す人間ドラマが、物語を魅力的にしています。
特筆すべきは、多くの生徒が喧嘩が強いという点です。
- 長谷川 蛍介
- 北原 流星
- 馬場 晃司/バスコ (バーンナックル)
- 岡本 翔瑠 (バーンナックル)
- 四宮 紅輝
- 今西 健太
- 埼玉 貴仁
- 磯野 聡 (ホステルB→一姟会)
- 練馬 明里 (HNHグループご息女)
このように、特異な才能を持った学生たちが集う学校です。
その中でも私のお気に入りはバスコ!
外見と性格が男らしい彼ですが、物語の途中で彼の「いじめ」の過去が描かれます。
バスコの物語の始まりは、原作漫画の7話目でした。
彼は最初、新たに転校してきたイケメンの蛍介に反感を持ち、敵対的に振る舞います。
その後、彼らの間には友情が芽生え、いい関係として描かれます。
バスコが過去にいじめられていた事実は、驚くべき展開でした。
それではバスコのいじめの過去編が、どの話に描かれているかを見ていきましょう。
過去は第51話~第56話
バスコの過去についての詳細は、『外見至上主義』の第51話から第56話にわたって描かれています。
元々、バスコは蛍介をいじめの標的から守るために、力を尽くしています。
その過程で彼は弱い者には優しく、見た目を重視する者を快く思わない性格であることが明らかになります。
蛍介を強くするため、バスコは自らのトレーニングに彼を参加させます。
ある日、蛍介が思わずバスコの強さを皮肉った際に、翔瑠が介入し、バスコの苦悩に満ちた過去を明かし始めます。
中学時代に先輩からのいじめ
バスコと翔瑠は小学生の時から親友で、一緒にヒーローごっこをするなどして遊んでいました。
翔瑠が「弱い者を助けるのはヒーローの役目」という理念を持ち、バスコもそれを真に受けて行動していました。
中学に進学した際、翔瑠が不良の先輩たちからタバコを勧められる場面で、バスコが立ち上がりそれを阻止します。
その行動が先輩たちの逆鱗に触れ、恥をかかされた彼らによって、バスコは日常的にいじめられるようになります。
翔瑠からも距離を置かれ孤立
いじめが始まって以降、翔瑠は当初はいじめの痕跡を見てバスコに声をかけていました。
しかし、バスコが「大丈夫だ」と断固として言うため、徐々に心配することをやめていきます。
さらに翔瑠は先輩たちの圧力に屈し、ついにはバスコとの距離を置くようになります。
この状況下で、バスコはひっそりと学校の裏で泣くなど、極度の孤独感を感じていました。
結果として、彼は翔瑠からも孤立し、初めての孤独を深く味わうことになります。
いじめが原因で先端恐怖症に
バスコのいじめの状況は、翔瑠には表向きには理解されていませんでした。
実際には、ペンで体をえぐられるほどの残忍ないじめが行われており、その結果、先端恐怖症を発症するほどの深刻なトラウマを抱えてしまいます。
この事実が明らかになったのは、バスコが学校を休みがちになり、いじめの首謀者たちが翔瑠にバスコを連れてくるよう脅迫した後でした。
バスコの自宅を訪れた翔瑠は、バスコの体に「F**K」や「う〇こ」などの言葉がペンで書かれ、その傷から血がにじむ様子を目の当たりにします。
この重症な外傷によりバスコは高熱を出し、病床に伏せる状態になっていたのです。
淳助が乱闘を引き起こす
転機が訪れたのは、バスコだけでなく別の生徒もいじめの被害に遭っていることが明らかになった時です。
その生徒は「蝉先輩」と呼ばれており、彼が電柱にしがみついて落ちないようにという状況から、蝉のモノマネを強いられていたことがあだ名の由来です。
彼の怒りが限界に達した際、従兄弟の淳助を雇って不良グループに復讐させることを決意します。
淳助は同級生でありながら喧嘩が強く、蝉先輩のために不良たちを容赦なく打ちのめします。
この事件がきっかけで学校側も問題に介入し、不良たちを転校させることによって事態が収束しました。
結果として、バスコとその他の生徒たちは、いじめから解放されることになります。
カバーアップがタトゥーの基
翔瑠はバスコの体に残された落書きを消し去りたいと考え、知り合いの彫師にカバーアップの施術を依頼します。
カバーアップは、小さなタトゥーをさらに大きなデザインで覆う技法です。
初め彫師は、この依頼を半信半疑で受けることに躊躇し、翔瑠が未成年だったこともあり拒否することが多かったです。
しかし、翔瑠はあきらめずに繰り返し彫師のもとを訪れ、雪の降る日も彫師の承諾を得るために待ち続けました。
最終的に彫師が翔瑠の熱意に屈し、バスコにカバーアップのタトゥーを施すことを決めます。
これが、現在のバスコのタトゥーの基となる出来事です。
筋トレで先端恐怖症を克服
バスコは過去の試練を乗り越えた後、「もう二度と屈しない」という決意を新たにします。
解決後、彼は淳助に「どうすればもっと強くなれるか?」と質問しました。
淳助はやや面倒臭そうに、しかし役立つアドバイスを与えて去ります。
そのアドバイスに従い、バスコは以下のような日々のトレーニングを開始。
- 腕立て伏せ 100回
- 上体起こし 100回
- スクワット 100回
- ランニング 10km
この厳しいルーティンを毎日続けることで、バスコは見違えるほどの強靭な肉体を手に入れます。
この新たな自信が彼に力を与え、先端恐怖症も克服することができました。
現在では、彼は学生生活を楽しみながら日々を送っています。
※後に同様の状況に再び遭遇した際、淳助はトレーニング量を2倍に増やして答えるというエピソードがあります。
バーンナックルを創設する
その後、バスコは「バーンナックル」というグループを立ち上げ、そのリーダーとなります。
戦略家である翔瑠をはじめ、団体は非常に強力な戦闘集団として名を馳せるようになります。
ただし、このグループに集まるメンバーたちは、バスコの戦闘能力だけでなく、彼の人間性に惹かれて加わった者ばかりです。
このようにして四大クルーに匹敵する、5番目の強力なチームが誕生しました。
バスコがいじめを経験した過去は、バーンナックルとしての彼の伝説の始まりに過ぎなかったのです。
馬場晃司の過去についてまとめ
- バスコの過去は第51話から第56話にかけて描かれる
- 中学時代には先輩からいじめを受ける
- 翔瑠にも距離を置かれ、孤独を味わう
- 先端恐怖症になるほどペンで体をえぐられる
- 蝉先輩の従兄弟である淳助が暴れ、状況を一変させる
- 翔瑠が彫師に頼み、バスコのカバーアップタトゥーを施す
- 毎日の筋トレで先端恐怖症を克服
- バーンナックルの伝説の始まり
「怪力バスコ」として知られる馬場晃司は、中学時代にひどいいじめに遭い、ペンで体をえぐられるなどのトラウマを抱えていました。
しかし、この困難な過去を乗り越え、淳助の支援を得て自己の弱点を克服します。
結果として、彼は強靭な肉体を手に入れ、信頼できる仲間たちとバーンナックルという強力なチームを形成します。
バスコの過去とその成長の物語は、彼の人気の理由の一つですね。
また、外見や表面的な評価だけで、人を判断しないことの重要性があると考えられます。
バスコの物語は、彼が見た目の強さとは裏腹に内面の脆さや、過去の傷を抱えていることを描いています。
この対比は人間が多面的であること、そして誰もが見えない戦いを抱えている可能性があることを示しています。
いじめという重いテーマを扱うことで、その破壊的な影響とそれに立ち向かうための強さや、支援の価値を強調しています。
バスコが友人や彫師からの支援を受け、いじめから回復する過程は、周囲の支援がいかに不可欠かを描いていると言えるでしょう。