週刊少年ジャンプの人気作品であり、アニメ化も果たした「マッシュル」。
この作品の中で、主人公マッシュの初めての友人として知られるフィン・エイムズにスポットを当ててみます。
フィンは戦闘シーンに頻繁に登場するタイプではないものの、独特の魔法とセコンズを駆使しています。
彼は厳しい戦いの中で覚醒し、注目を集める活躍を見せることに。
今回はフィンについての基本的な情報を集め、以下の2点について詳しく説明します。
・フィンのユニークな魔法とセコンズ
・フィンの覚醒の可能性について
フィン・エイムズの基礎情報
まずはフィンのプロフィールなどを紹介します。
覚醒するかどうかを知るには、フィンのことを良く理解する必要がありますからね。
すでに知っている人は読み飛ばして下さい^^
プロフィール詳細
身長:170cm
誕生日:1月23日
体重:52kg
アザの数:1本
フィンはアドラ寮の新入生で、マッシュやランス、ドット、レモンとは同期です。
彼はイーストンで内部進学を果たしましたが、その過程は非常に苦労したと知られています(第6巻第52話)。
セコンズを使用すると、アザが2本に変わるのが特徴です。
個性的なキャラクターが多い中、フィンは珍しくツッコミ役であり、常識を保つキャラクターです。
レインの弟としての役割
フィンはレイン・エイムズの弟としての立場を持ちます。
兄であるレインは若くして神覚者になり、魔法界で貢献しています。
一方でフィンは才能に乏しく、過去には権力者に従って不正に手を染めたことも。
それが原因でレインはフィンを冷遇し、距離を置こうとしていました。
フィン自身も、自分の才能が兄に及ばないことを理由に、そのような扱いを受けていると感じています(第13巻第116話)。
両親の喪失が兄弟関係に影響
エイムズ家のフィンとレイン兄弟の絆は、幼少期に両親を失ったことにより深く影響を受けました。
2人はエイムズ家に生まれながらも、幼い頃に両親を亡くしています。
レインは両親の死を目の当たりにしましたが、フィンにはその事実を隠し「両親はどこかへ行ってしまった」と語ります。
その後の兄弟の生活は親戚の家での居候として苦労が多く、食べ物や住む場所に困ることもしばしばでした。
そんな厳しい日々を過ごす中、フィンは「なぜこんな運命をたどるのか?」と涙ながらに兄に問いかけたことがあります。
兄弟間に距離ができる
時が経ち、レインはイーストンの入学試験を受けました。
面接中にウォールバーグに対し、
「優秀な成績を収めて神覚者になり、親がいない人々にもチャンスがある世界を創る」
と宣言しています(第13巻第118話)。
ウォールバーグは、そのような理想を掲げることで、周囲の厳しい視線を浴びると指摘。
これを受けてレインはフィンに迷惑をかけないため、意図的に距離を取るようになります。
フィンの独自の魔法とセコンズ
次にフィンの魔法について説明します。
特殊な魔法「チェンジズ」
フィンの固有魔法「チェンジズ」は、自分と他者の位置を交換する能力です。
戦闘には直接的な意味はないかもしれませんが、この魔法には回復の効果も備わっており、死んだウサギを蘇らせることもできるとされています(第12巻第108話)。
セコンズ「バタフライサニタテムズ」
フィンのセコンズは「バタフライサニタテムズ」です。
神々しい姿の女神を召喚し、目を覆った状態で手には多数の十字架を持ち、頭上に輪を浮かべ、無数の光の蝶を放つ姿は圧巻です。
この能力で傷を治すことや、魔力を相手に供給することができます(第14巻第119話)。
落ちこぼれでも戦闘力を見せる
エイムズ家では落ちこぼれと見なされがちなフィンですが、戦闘力は侮れません。
初めの頃は問題行動に手を染めることもありましたが、マッシュとの友情を通じて勇気を持つようになりました。
カルパッチョの攻撃に耐え、イノセント・ゼロの城の門番を独創的な方法で倒すなど、その能力はライオやカルドにも賞賛されています。
マッシュとの出会いがなければ、フィンはこのような成長を遂げることはなかったでしょう。
フィン・エイムズの覚醒は起こるか?
次にフィンが覚醒するかどうか?について説明します。
デリザスタとの対決が覚醒の鍵
フィン・エイムズは、イノセント・ゼロの四男デリザスタとの戦いで、重要な変化を遂げます。
フィンは戦闘に参加しようとするも、レインがこれを阻止。
彼を剣で作られた牢獄に閉じ込めてしまいます。
この時、フィンは自身の杖も失ってしまいました。
デリザスタはレインと似た魔法を用い、圧倒的な力を見せつけます。
さらに彼は魔心臓により不死身のような状態にあり、レインは一切の手が出せません。
フィンが援助を申し出てもレインはこれを拒絶し、独りで戦おうとするのでした。
第119話でフィンは覚醒する
レインの頑固な態度に、フィンは理解できないと苦言を呈します。
フィンはレインとの幸せな時を回想し、時には支えあうことの重要性を訴えます。
この深い願いが、フィンの内に眠る強大な魔力を呼び覚まし、彼の杖が再び彼の手元に戻ってきます。
フィンは二本の線を出現させ、セコンズを発動するのです(第14巻 第119話)。
兄レインの危機が覚醒の引き金
フィンの覚醒の契機は、兄であるレインが絶体絶命の状況に陥ったことです。
フィンの真心を受け取ったレインが、デリザスタに攻撃を仕掛けます。
しかしその努力は無に終わり、敗北の危機に瀕します。
愛する兄が死の危険に瀕することに対するフィンの切実な願いが、魔法の杖と彼自身の魔力を呼応させ、覚醒へと導くのでした。
デリザスタに連携攻撃で勝利
フィンは兄レインとの連携により、イノセント・ゼロの四男デリザスタとの戦いで最終的に勝利を収めます。
フィンがセコンズの力に覚醒することで、レインの傷を治し同時に魔力も分け与え、デリザスタの魔力を上回ることに成功します。
レインはフィンへの信頼を示すかのように、攻撃に出てデリザスタを圧倒。
最終的には、彼の顔を両断して戦いを終結させます(第14巻 第120話)。
まとめ
マッシュルに登場するフィン・エイムズの特異な魔法、セコンズの力。
そして彼の覚醒の可能性について、詳しく解説しました。
・フィンは神覚者レインの弟。レインの神覚者への昇格後、二人の関係は複雑なものとなる。
・フィンの固有魔法「チェンジズ」は、自分自身と相手の位置を交換する。
・セコンズ「バタフライサニタテムズ」は傷を癒やし、魔力を相手に供給する能力を持っている。
・フィンはデリザスタとの戦いで覚醒し、兄レインとの連携で勝利を収めることができた。
今回は以上になります。