マッシュルの謎:ランスは裏切り者で敵?その真実や正体を考察!

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主人公マッシュの同級生、アドラ寮の1年生ランス・クラウン。

彼は重力魔法を操る実力者で、1年生ながらもその能力で学園内での注目を集め、マッシュ以外の敵との戦いでは、見事な勝利を収めています。

ランスは冷静ながらも、仲間思いの性格です。

シスコン気質のある人物として、読者や他の登場人物から愛されています。

 

ただ、彼には「裏切り者ではないか?」という噂があります。

疑念としては、

「ランス・クラウンなる人物は実際には存在しない」

「実はセル・ウォーという深源から来た無邪気な存在ではないか」

というものです。

 

この真実は一体どうなのでしょうか?

また、なぜこのような噂が立つのでしょうか?

この記事では「ランスの真の姿」について深掘りしていきたいと思います。

ランスの本当の姿は敵か裏切り者か?

「ランスは敵なのでは?」という疑いが生じたのは、第35話「マッシュ・バーンデッドと勝利の舞」の回でのことです。

このエピソードで、マッシュがマギアルプスのアベルを打ち負かした後、レインとランスが直面するシーンが描かれています。

そして、ここで予期せぬ展開が…。

なんと!この時のランスは、イノセントゼロの一員である「セル・ウォーが魔法で変身した姿」だったのです。

 

この事実が明らかになって以降、ネット上では「セルはいつからランスに変身していたのか?」という議論が巻き起こりました。

この出来事が「ランス=セル・ウォー」という説を強くしたのです。

実際のところはどうなのか?

ランス・クラウンの初登場から、詳しく追ってみましょう。

 

初登場から友情の道へ

ランス・クラウンは「マッシュ・バーンデッドと強めの魔法使い」と題された第8話で初めて姿を現します。

彼は顔に特徴的な二本のアザを持ち、強烈な重力魔法「グラビオル」を駆使する強敵として登場します。

この強力な力に、マッシュも苦戦を強いられることになります。

 

しかし、ランスの深いシスコン気質や、無関係な人間に害を及ぼさないという信念を持つ彼の姿勢が、戦いの中断につながります。

結果としてランスはマッシュらの友人、そして神覚者を目指すライバルとして、彼らと共に歩むことになります。

 

イノセントゼロ戦で敵の一面を見せる

物語がマギアルプスとの衝突に突入すると、マッシュらは敵の策略により分断される局面に直面します。

この状況の中でランスは、ワース・マドルと対峙し勝利を収めます。

マッシュもアベルとの戦いに勝利を収めますが、その一方で単独行動をしていたランスに対して神覚者レインは疑念を抱き、彼に対して攻撃を加えます。

ランスがレインの攻撃をはね返すと、その際に魔法で変装していた本当の姿を明らかになるのです。

 

セル・ウォーがなりすましていた

前述の通り、レインと対峙していたのは「無邪気な深源」のメンバー、セル・ウォーでした。

セルは学園内での調査と、内通者であるアベルの始末を目的にここに現れます。

セルはレインとの戦いを仲間に託し、自身の目的達成のためアベルの元へ向かいます。

その後、セルはマッシュと直接対峙することになります。

 

裏切り者ではなく盟友

アベルを殺害しようとするセルに、マッシュは勇敢に立ち向かいます。

この時点でセルは、マッシュにある種の共鳴を感じ、「我々が追い求めていたものではないか」と思い始めます。

ここで重要なのは、セルがいつからランスになりすましていたのか?という問題です。

もし、彼がマギアルプスとの戦闘以前からランスとして振る舞っていたなら、マッシュのことは当然知っているはずです。

そして、その共鳴にも気付いていた可能性が高いでしょう。

 

しかしセルは、マッシュと初対面のような反応を示します。

これから推測するに、セルがランスに化けたのは、グループが分断された後であることが明白です。

したがって、ランスの正体は敵に化けられた架空の人物ではなく、マッシュたちの真の味方だったと言えるでしょう。

 

ランス・クラウンの存在を探る

これまでランスに関する疑惑について掘り下げてきましたが、次は「ランス・クラウンは本当に存在するのか」という問題に焦点を当ててみましょう。

彼がアベルとの戦いに参加しなかった理由は何か?

ワース・マドルとの戦いの後、彼はどこにいて何をしていたのでしょうか?

彼のその後の行動について、詳細を調べてみました。

 

実際は別の場所で戦っていた

ランスが敵になりすまされた理由として、ワース・マドル戦後の彼の行動が不透明であったことが挙げられます。

ドットやフィンは仲間との戦いの後、アベルによって人形化されてしまいましたが、ランスはそこには含まれていませんでした。

彼はマッシュを助けるために現れることもなく、彼の行動は謎に包まれています。

 

しかし、その後の祝勝パーティーで、ランスは「死刑囚を名乗る者に遭遇して…」と語っています。

この死刑囚はおそらくセル・ウォーの仲間で、セルがこの際にランスを目撃し、彼になりすますことを思いついた可能性があります。

よってランスは、実際には「別の場所で戦っていた」という結論に至ります。

 

架空ではなく実在する人物

ランスとセルが全く異なる存在であることを決定づける重要な証拠は、神覚者試験で「お父様」が乱入したシーンにあります。

その時、会場にお父様の魔法により時間が停止され、観客席にいたランスにもこの効果が及びました。

重要なのは、この瞬間「お父様」の側にセル・ウォーが存在しており、その後の戦闘ではランスとは別々に行動していることです。

これらの事実から、セルが一時的にランスに変装していたとしても、「ランス・クラウン」という人物が、実際に存在することが明らかになります。

 

【MASHLE】ランスの真実まとめ

  • ランスは初登場から偶然、マッシュらの仲間になった
  • イノセントゼロとの戦いでは、一時的に敵として現れた
  • 実際にはイノセントゼロのメンバーが、ランスに変装していただけ
  • ランスの真の姿は裏切り者ではなく、マッシュらの味方
  • 敵に変装された際、実際のランスは別の場所で戦闘していた
  • ランスは架空ではなく、確かに実在する人物

 

以上がランス・クラウンに関する考察です。

ランスに対して誤った疑いが生じた原因は、彼の行動が不明瞭であり、そのタイミングでセルが現れたことにあります。

しかしこの考察を通して、ランスが真の味方であることが明らかになりました。

セルが長期にわたって潜伏するとしたら、ランスのような「重度のシスコン」を装う必要はないでしょう。

一見クールでイケメンながらも、変態と呼ばれる彼の存在が、意外にもランス・クラウンの実在を証明することになったのです。