魔法学校のエリートのみが、加わることができる「魔法局」。
中でも神覚者は特に際立った存在で、魔法局の副局長以上の影響力を持っています。
彼らはどのような人物で、どんな能力を持っているのでしょうか?
それでは、彼らを1人ずつ詳しく見ていきましょう。
魔法局のキャラクター総覧
「イノセント・ゼロ」の一員であるセル・ウォーとの対戦を通じて、マッシュが魔法を使えないことが広まってしまいました。
魔法が支配するこの世界において、マッシュの存在は大きな問題となります。
魔法局が緊急で尋問を行うことになり、そこに登場したのは魔法局に所属する「神覚者」の面々。
魔法局は今後のマッシュルの物語において、重要な役割を果たす機関となります。
それでは、魔法局のどのメンバーが重要なのでしょうか?
今回は物語に深く関わる神覚者たちと、魔法局のスタッフについて紹介します。
ブレス・ミニスター副局長
最初に紹介するのは、魔法局の副局長「ブレス・ミニスター」です。
彼の外見は頭は禿げ上がり、長いあごヒゲを蓄えた年配の男性です。
マッシュの魔法を使えない事実をめぐる尋問会を主催し、初めはマッシュに対して否定的な姿勢を示していました。
しかし、その後イノセント・ゼロが放った寄生魔法虫に感染してしまいますが、マッシュの助けを借りて脱出します。
それにより、彼は自分の地位と権力を利用して、処分の一時保留を求めました。
副局長という地位にもかかわらず、年下の神覚者たちに敬称をつけて呼ぶことから、彼らよりも格下であることが示されています。
ライオ・グランツ
次に紹介するのは、魔法警備隊の隊長、「光の神杖」を携えるライオ・グランツです。
彼は長髪を後ろで束ね、前髪をいじるクセがあります。
緊急尋問でマッシュに対して「手を触れずにろうそくに火をつける」課題を出しました。
マッシュがこの課題をクリアすると、「男前!」と賞賛し、以後、彼はマッシュの支持者となります。
副局長ブレス・ミニスターが寄生魔法虫に感染した際、自身の危険も顧みずに助け出そうとするなど、仲間を思いやる心を持っています。
また、ウォールバーグを深く尊敬しており、「ノブレス・オブリージュ」の精神を持つ人物です。
執行に厳しい態度を示すオーター・マドルに対しては牽制を行い、マッシュにとって頼りになる存在であることがうかがえます。
オーター・マドル
髪を短く刈り上げ、眼鏡をかけた男性がオーター・マドルです。
彼は「砂の神杖」を持ち、魔法魔力管理を担当しています。
オーターは「規則に例外はない」という厳格な方針を持ち、マッシュの存在を否定する派閥の中でも、特に強硬な態度を取っています。
尋問中には独断で処刑を試み、ウォールバーグ校長の嘆願に対しても、一切軟化しない姿勢を見せました。
しかし、副局長ブレス・ミニスターの要請により、神覚者となる条件で処分を保留にすることになります。
内心では納得しておらず、長年の友人であるマーガレット・マカロンに選抜試験への介入を依頼します。
政治的にも筋肉的にも解決策を見つけるマッシュにとって、初めての政治的な敵として厄介な存在です。
実は彼は「マギア・ルプス」の第三魔牙、ワース・マドルの兄であり、見た目や魔法のスタイルが非常に似ています。
ワースとマッシュが、どのように関わるかはまだ未知数ですが、兄の行動によってワースがどう動くかが注目されます。
レナトス・リボル
大柄で褐色の肌を持つ、口が悪く態度も荒い男がレナトス・リボルです。
彼は「不死の神杖」を持ち、魔法墓地の管理を担当しています。
初めて登場した際には大声で愚痴る姿から、粗暴な印象を持たれがちです。
しかし、ウォールバーグ校長には敬称を使って呼ぶなど、敬意を表する真面目な一面もあります。
ウォールバーグ校長の考えに共感しており、「ノブレス・オブリージュ」の精神を持つ可能性があります。
校長の嘆願を真剣に受け止めており、マッシュの成果によっては味方になる可能性が高いです。
ツララ・ヘイルストーン
ツララ・ヘイルストーンは、「氷の神杖」を持ち、魔法研究の管理を担当しています。
神覚者の中で最も背が低く、右目に眼帯をしているため、見た目が非常に特徴的です。
髪は長いですが、性別については明らかではありません。
常に寒がりで、初登場時から震えている姿が見られました。
マッシュに対しては特に関心を示さず、ただ規則に従って「早く帰りたい」と漏らしていました。
カルド・ゲヘナ
「カルド・ゲヘナ」は細目で知られる神覚者で、「炎の神杖」を使い魔法人材の管理を担います。
尋問会でのマッシュに対する否定的な姿勢は、ウォールバーグの嘆願によって少し和らぎました。
神覚者試験中、休憩中のマッシュに近づき、「アッチ向いてホイ」で勝負を挑み、試験のパスを賭けました。
勝負は引き分けで終わりましたが、カルドは自らの実力を抑えていたことが伺え、マッシュを「危なかった」と言わせました。
彼は魔法局の方針とは、別の何か目的を持って行動しているようで、「マッシュが味方になれば…」と何かを計画している様子です。
その不透明な動機と隠された実力から、物語の中で彼がどう影響を及ぼすか?
敵か味方か?の役割も気になる存在です。
アギト・タイロン
アギト・タイロンは、「竜の神杖」を持ち、魔法動物管理を担当する神覚者です。
彼は神覚者の中で最も背が高く、言葉を発せず、その存在感だけで周囲を圧倒しています。
マッシュに対する彼の考えは、現時点で不明です。
彼は特徴的な見た目のドラゴンを連れており、そのドラゴンは「ブサかわいい」と評されています。
マッシュは動物から非常に嫌われており、アギトとの間に良好な関係が築けない可能性が示唆されています。
ソフィナ・ブリビア
ソフィナ・ブリビアは、「知の神杖」を持ち、魔法禁書の管理を担当しています。
彼女は長い髪を持ち、常に本を手にしており、その姿から清楚で知的な女性であると思われます。
「規則に沿うことを前提に」という彼女のセリフから、マッシュの存在に対して否定的な立場を取っていました。
しかし、彼女の否定は感情論に基づくものではなく、規則と合議の結果に従うタイプです。
知を尊ぶ魔法使いとしての彼女の性格は、筋肉質のマッシュとどのように対峙するか、非常に興味深い点です。
カイセ・ツッコミー
カイセ・ツッコミーはアフロヘアーの青年で、神覚者たちを尋問室へと案内する役割を担っています。
彼の名前が示す通り、尋問室でのマッシュの行動を解説しつつ、ツッコミを入れるのが得意です。
また、神覚者試験中にイノセント・ゼロが現れた際には、その情報をライオ・グランツに報告しました。
魔法局においては、重要な役割を担う人物ではないかもしれません。
しかし彼の解説とツッコミ、そして素早い行動力が、今後も多くの場面で活躍することが期待されます。
まとめ:深い人間性を垣間見ることができる
今回は以上になります。
物語の展開を通じて特に注目すべき点は、各神覚者が持つ個々の道徳観とマッシュに対する態度の変化です。
例えば、初めはマッシュに否定的であったカルドやソフィナが、ウォールバーグの嘆願によって態度を軟化させる様子は、彼らの柔軟性や深い人間性を垣間見ることができます。
またアギト・タイロンのように、ほとんど言葉を発さないキャラクターが、彼の行動や態度からどのようにマッシュに影響を与えるのかも興味深いです。
神覚者たちはまだ登場回数が少なく、彼らの人間性や背景には不明な部分が多いです。
しかし彼らが物語において、重要な役割を果たすことは確かです。
これからマッシュとのやり取りや、彼らがどのような展開を見せるのか、大いに期待し、楽しみに待ちましょう。