マッシュルに登場するフィンとレイン。
二人の関係性の明かされ方が、ファンの間で話題を集めています。
ここでは、密接な関係にあるフィンとレインの関係性や、過去についての詳細をお届けします。
フィンとレインは兄弟
まず初めにツッコミ役のフィンと、神覚者と称されるレインの関係に焦点を当ててみましょう。
2人の間柄は、レインが兄・弟がフィン、という兄弟の関係です。
兄弟でありながら性格の違いがありますが、共通点も存在します。
それは、彼らがエイムズ家の一員であり、彼らの髪の色が黒と黄色に分かれている点です。
フィンが「兄さま」と呼びかける
フィンとレインが兄弟だという事実が明らかになったのは、アベルが率いる組織、七魔牙との対決の中でのことです。
第四魔牙を打ち破った後、フィンがレインに「兄さま」と呼びかける場面があり、これにより彼らが兄弟であることが判明しました。
対照的な優れた兄と地味な弟
神覚者として知られるレインは、マッシュがイーストン学園に入る前から物語に登場しています。
年間成績でトップに立ち、神覚者というタイトルを授かったレインに対して、魔法警察のブラットは嫉妬心を抱いていました。
レインが神覚者に選ばれると、彼には貴族の地位と莫大な助成金が与えられます。
短期間でこの栄誉を得たレインは、非常に秀でた生徒と言えるでしょう。
レインは神に選ばれた才能を持つ
ブラットが羨むほどのレインの才能が際立ったのは、オルカ寮の監督生マカロンとの対戦です。
幼い時からその才能を発揮し、大会で圧倒的な実力を見せつけていたマカロン。
レインがマカロンに苦戦すると、多くの人が思っていました。
しかし、レインは神から与えられた特別な才能、3本線を使用してマカロンを圧倒します。
この戦いを見守っていたマッシュは、戦いの終わりに現れ、レインに感謝の意を示します。
言葉を選べないレインは「森でうさぎと遊んでいただけ」と答えます。
フィンが「兄さま」と呼びかける
その一方で、レインの弟フィンは兄とは異なり、平凡で消極的な性格をしています。
臆病で戦いが始まると、泣きながら他人に頼りがちなフィン。
最初はロンド・キャベルの指示に従い、マッシュに悪戯を仕掛けていました。
しかし、マッシュに「友達」と言われたことで、フィンはキャベルに立ち向かう勇気を見せます。
レインのような卓越した才能はないものの、フィンには兄にない勇気や温かさがあります。
弟を守るために冷たい態度を取る
イーストン魔法学校での四男デリザスタとの戦いでは、レインは弟のフィンに対して冷淡な態度を見せます。
デリザスタを「イノセント・ゼロの息子であり、非常に危険な敵」と見なしたフィンは、レインへ援護をするつもりでした。
が、レインは杖を使いフィンを突き飛ばし「邪魔だ、退け」と突き放し、一人でデリザスタと対峙します。
この行動は、フィンを戦闘から守るためのものか…?
それとも、弟の力が役立たないと見なしたためのものか?が問われます。
恐らくレインの決断は、前者の「弟を守るためには仕方がない」という気持ちから来た冷たい態度だったのかもしれません。
レインに対する劣等感を抱く
圧倒的な力を持つデリザスタと戦うレインを、フィンは援護したいと感じます。
しかし力が及ばず、レインに「邪魔だ」と断られたフィンは、自身の無力さに劣等感を感じていたことでしょう。
兄のように才能がないと感じるフィンは、ただ見守るしかない自分の立場に葛藤します。
互いに兄弟を思いやる心を持つ
力になりたいと願うフィンと、それを拒むレイン。
兄に対して「分からず屋!」とフィンが声を上げるのは、カッコつけても無駄死にしては意味がないという心配からでした。
レインはフィンに対して、
「普通の家庭を持ち、平穏に年老いていくことが良い」
と本音を漏らします。
フィンはその言葉に感動し、「兄がいるだけで幸せだ」と返します。
そしてフィンは「この世に2人だけの兄弟」と言い、涙を流すのです。
「兄弟だから頼ってほしい」「迷惑をかけてくれ」というフィンの言葉に、レインも兄弟の絆を強く感じます。
互いに兄弟を大切に思う、レインとフィンの本当の姿が見え、今までのわだかまりが和解した瞬間でした。
幼い頃に両親を失くしている
レインとフィンは、幼い頃に両親を失っています。
この出来事により、レインは深く悲しみに暮れます。
幼いフィンはレインに「自分のせいで両親が帰ってこないのか」と尋ねます。
この悲しい過去が、レインにフィンの保護者としての役割を負わせ、二人の間の関係性に深い影響を与えたのでしょう。
孤児にも平等な社会を実現したい
両親を失ったレインとフィンは、親戚に預けられながら苦しい時期を過ごしました。
孤児となり、生活の基盤も不安定です。
魔法の世界において、レイン兄弟のように親のいない子供たちは数多く存在します。
レインが神覚者になる決意をしたのは、このような子供たちにも平等な機会を獲得するためです。
レインは理想を実現するため、社会の抵抗に耐え努力を重ねたのです。
フィンとレインの関係性と過去のまとめ
まとめ
- レインとフィンは深い兄弟関係にあり、フィンはレインに大きな影響を受けている。
- レインはわずか2年で神覚者の称号を獲得したが、フィンは臆病で従属的な性格を持つ。
- デリザスタとの戦いでは、レインはフィンに冷たく接した。
- 力になれないフィンは劣等感を抱く一方で、レインは弟の平穏な人生を願っている。
- 幼少期に両親を失った後、レインはフィンの保護者としての役割を担い、困難な環境を共に乗り越えた。
以上が、レインとフィンの関係性と過去に関する概要です。
レインがフィンに厳しい態度をとる背後には、彼に普通の人生を送って欲しいという願いがあります。
レインはフィンを大切に思う兄であり、困難に直面しても弟を守りたいと願っています。
一方で、フィンは自分の才能のなさを認めつつも、レインを支えたいという強い兄弟愛を持っています。
デリザスタとの戦いにおけるフィンのレインへのサポートは、今後の展開が非常に楽しみです。