マッシュルには、国の運営にも携わる優れた魔法使いである、神覚者が登場します。
しかし、彼らの弱さについて疑問が浮上しており、特にイノセント・ゼロの息子たちである悪魔の五つ子との対戦で、死亡したと言う説が注目されています。
本記事では神覚者の強さと、彼らの運命について掘り下げていきます。
神覚者の強さに関する考察
魔法界権威の者として描写
最初に描かれた神覚者は、魔法界の強力な存在として登場します。
魔法界の歴史は紛争に彩られており、多くの魔法使いが戦闘に参加しています。
この中で、アダム・ジョブスという圧倒的な力を持つ魔法使いが現れ、ウォールバーグ・バイガンやイノセント・ゼロを弟子にし、魔法界を統一しました。
「神の力に目覚めた者たち」と呼ばれる神覚者は、魔法界における絶対的な権力の象徴として敬われるようになります(13巻112話)。
例えば、レイン・エイムズという神覚者は、生徒たちとの違いを見せつけ(4巻30話)、マーガレット・マカロンとの戦いで彼女の能力を披露しました(6巻46話)。
他の神覚者も、真面目な者や変わり者がいましたが、彼らには神覚者らしい威圧感があります。
イノセント・ゼロが様々な種族を送り込んだ際も、神覚者たちは容易に勝利し、彼らの強さが確固たるものであることが示されています(13巻110話)。
悪魔の五つ子に敗北する
13巻111話以降の神覚者たちは、以前ほどの強さを示せず、評価が変化し始めました。
特に、イノセント・ゼロの息子たちである悪魔の五つ子との戦いは、神覚者たちにとって不覚なものとなります。
レナトス・リボルはドゥウムに、アギト・タイロンはファーミンに。
ツララ・ヘイルストーンはエピデムに。
ソフィナ・ブリビアはデリザスタに挑むも、いずれも秒で敗れ去ります(13巻112話)。
これにより、神覚者たちの評価は大きく揺らいだのです。
「神覚者は弱くてかませ役」
神覚者たちが悪魔の五つ子に容易に敗北したことから、「彼らは弱い!かませ役だ!」との見方が強まりました。
敗北の要因の一つとして、悪魔の五つ子の特殊な能力があります。
彼らは「魔心臓」を持ち、これにより魔力をエネルギーに変換し、体を回復することが可能です(13巻118話)。
イノセント・ゼロの血を用いれば、彼らは事実上不死身の状態になります。
このような背景を考えると、神覚者たちが敗れるのは不可避とも言えます。
レインは弟のフィンの協力でデリザスタを倒しましたが、フィンがいなければレインも他の神覚者たちと同様に敗れていたかもしれません。
オーターはファーミンを倒し、ライオはドゥウムを本気にさせましたが、エピデムは神覚者でないランスとドットに敗北しています。
これらの出来事から、神覚者の中には力の差があることが明らかになり、一部は神覚者でない者よりも劣っている可能性が浮上しました。
このため「神覚者は弱い」「かませ役」という評価が強まることとなるのです。
神覚者は敗北し磔にされた
悪魔の五つ子に敗北後、レナトスら神覚者は辱めを受け、磔にされる様子が描かれています。
このシーンでは、イノセント・ゼロが映像を通して現れ、神覚者の敗北を国民に示し、彼らに絶望を抱かせる様子が描写されています。
加えて、マッシュを差し出さなければ更なる苦痛を与えると脅し、レナトスたちを苦しめる場面があります(13巻112話)。
生死はハッキリとは描かれていない
磔にされ、苦痛を味わうレナトスたち。
その後の運命については、作品内で明確には描かれていません。
一部の読者は彼らの死を予想している可能性がありますが、作中には彼らが死亡したと明示するシーンは存在しません。
作品の性質上、重要なキャラクターの死は、これまでハッキリと描かれて来ています。
しかし、今回は明確な描写がないことから、彼らがまだ生存している可能性を示唆しています。
生存している可能性は高い
神覚者たちの死亡シーンが作中で描かれていないため、生存している可能性が高いと考えられます。
ライオとその仲間たちがイノセント・ゼロの拠点への突入を試みる際、磔にされた神覚者たちを救出し、治療を施す可能性があるでしょう。
ただし、彼らは重傷を負っている可能性があり、完全な回復には時間がかかるかもしれません。
また、悪魔の五つ子に圧倒され、精神的にも打ちのめされている可能性が高いです。
これらの要因により、神覚者たちは一時的に行動を控えることになるかもしれません。
神覚者の強さについてのまとめ
本記事ではマッシュルに登場する神覚者の強さや、悪魔の五つ子との戦いにおける彼らの運命について詳しく解説しました。
神覚者たちは当初は、強大な力を持つキャラクターとして描かれています。
しかし、悪魔の五つ子に対しては圧倒的な敗北を喫し、一部では「弱い」や「かませ犬」との評価がされるようになりました。
彼らが磔にされ、苦痛を味わったシーンはありましたが、生存している可能性は十分にあります。
今回はここまでです。