『マッシュル』の世界では、キャラクターたちに共通する顕著な特徴が存在します。
それは顔に見られる、線状のアザの存在です。
このアザは魔法の能力を象徴するもので、主役のマッシュを除く全人物に見られます。
物語の中で、このアザに関する詳細が度々明らかにされています。
さて魔法能力を示すこれらのアザには、どんな種類があるのでしょう？
このアザは能力の指標として注目されていますが、未解明の点も多く残っています。
詳しく見ることで、今後のストーリー展開の予測ができるかもしれません。
そこで今回は、マッシュルに登場するキャラクターの顔の線（アザ）に焦点を当ててみます。
キャラたちの顔の線は何を意味する？
まず、キャラクターの顔にあるアザに触れてみましょう。
魔法を使えない「マッシュ」以外の全キャラクターが持つ、その特徴的な顔の線。
これは明らかに魔法に関連しています。
ちなみに、マッシュは魔法学校への入学を目指し、自らの顔に偽のアザを描いています。
多くのキャラクターは顔に1本の線を持っていますが、2本や3本の線を持つキャラクターもいます。
これらのキャラクターは、特別な才能の持ち主として目立つシーンが多くあります。
この線にはどのような意味があるのでしょうか？
物語内で明かされた事実を見てみましょう。
顔の線（アザ）が示す「魔力量」
キャラクターの顔の線は、「魔力量」を表していることが分かります。
「3本 > 2本 > 1本」という階層構造が存在しています。
マッシュには元々アザがないため、「魔力0 = 魔法が使えない」とすぐに判断されてしまいます。
物語では、1本の線を持つキャラクターよりも、2本の線を持つキャラクターの方が強力な魔法を使用しています。
マッシュと同じアドラ寮のランスやレアン寮のマギアルプスのメンバーも2本の線を持っており、彼らは強力な魔法使いとして描かれています。
一本線でも二本線を凌駕することがある
先に述べた通り、キャラクターの顔の線は魔力の量を示すものですが、これが直接勝敗に影響するわけではありません。
例えば、レアン寮のシュエン・ゲツクは一本線の持ち主ですが、二本線のアイアン・シルバを魔法の使い手として上回り、強さで評価されています。
さらに二本線であるにもかかわらず、「三本線よりも強い」と評されるマーガレット・マカロンというキャラクターも存在します。
このように顔の線の数が直接勝敗に結びつくわけではないのです。
二本線と三本線のアザの意味
マッシュルのキャラクターにおいて、顔のアザはその人物の能力や強さを図る指標となります。
しかし、二本線や三本線のアザを持つ者たちは、どのような特性を持っているのでしょうか？
ここでは、これら多数の線を持つキャラクターたちの特徴について掘り下げていきます。
二本線は10万人に1人
マッシュルの世界では、二本線は優れた魔法の才能を持つ人物として描かれています。
この二本線が現れる確率は「10万人に1人」とされており、非常に珍しい存在と言えます。
たとえばイーストン魔法学校の教師たちは、ほとんどが一本線です。
この世界の人口規模は明確ではありませんが、100万人が暮らす大都市ではたったの10人しか存在しないと考えると、その希少性が理解できるでしょう。
二本線は一本線より有利
前述の内容と若干の重複がありますが、二本線の持ち主は一本線の持ち主に比べて明らかに有利です。
その理由は、先天的な魔力量の優位性だけではなく、熟練度の高さにもあります。
例えば、一本線のキャラクターよりも、二本線を持つレアン寮の生徒たちの方が、より強力な魔法を使用することが多いです。
さらに、基本的な攻撃魔法でさえ、線の数によって威力が桁違いに変わることが見られます。
強力な魔法の使用はもちろん、基本魔法の威力も向上するのです。
したがって、魔力量の多さだけでなく、技術の熟練度においても、二本線の持ち主は一本線の持ち主とは根本的に異なります。
これにより、二本線のキャラクターが「選ばれし者」と称される理由が理解できます。
三本線は数少ない希少な存在
ここまで二本線のキャラクターについて触れましたが、さらに上位に位置する三本線の持ち主もいます。
例として、
・マギアルプスの頭領アベル
・神覚者レイン・エイムズ
・イーストン魔法学校の校長ウォールバーグ
が挙げられます。
アベルは現在三本線を持っていますが、過去を振り返ると二本線だった時期もありました。
アベルの例からわかるように、レイン・エイムズとウォールバーグも通常時は三本線を持っていませんが、戦いの最中に能力を発揮する際には三本目の線が現れます。
これは三本線が後天的に得られる可能性を示唆しています。
しかし、校長ウォールバーグによれば、三本線の持ち主は二本線の持ち主よりもさらに稀な存在とされています。
三本線はサモンズを使用可能
二本線を持つキャラクターたちは、特定の条件下で特別な魔法「セコンズ」を使用する能力を持っています。
たとえばランスは通常、重力魔法・グラビオルを使用しますが、セコンズを発動することで「トゥーチャーポール」という強力な技を使うことができます。
しかし、セコンズの使用は大量の魔力を必要とし、二本線の者でも扱えないことがあります。
これに対しマッシュルの世界では、三本線のみが使用できる独自の魔法「サモンズ」が存在します。
サモンズは自身の魔法能力と、杖に秘められた真の力を解放する魔法です。
セル・ウォーやレインなど、サモンズを使うキャラクターは、通常二本線ですが、サモンズ使用時には三本線になります。
杖の形状も変化し、新たな魔法が可能になります。
レインの場合、黒い炎をまとう巨大な剣を生成することができます。
今後、他のキャラクターたちがサモンズを使用し、激しい戦闘が繰り広げられるかもしれません。
【マッシュル】の顔のアザに関するまとめ
今回はマッシュルにおける、顔のアザについて概説しました。
キャラクターの強さの目安としての「一本線」「二本線」について頻繁に言及されます。
しかし、その真意や力の開放による三本目の線の出現など、未だに解明されていない謎が多く存在します。
また、これらの線による強さの差はあくまで一般的な目安に過ぎず、今後はこの常識を覆すようなキャラクターの登場も予想されます。
マッシュルの物語を楽しむ上で、この顔のアザの部分に注目して読むのは、さらに深い理解を得るための一つの方法です。
