アニメ第2期が2024年10月より放送され、多くのファンが歓喜している「黙示録の四騎士」。
主人公のパーシバルは首が折れたり、体が燃えたり、心臓を突き刺されたりしても死なないはずでした…!?
パーシバルはモートラックに勝った後に死亡していますが、果たして復活するのでしょうか?
それとも、このまま命を落としてしまうのでしょうか?
パーシバルは復活して生き返るのか?
パーシバルは16年間をバルギスと共に、人間らしく過ごしてきました。
ところがパーシバルは「生命の精霊」が宿る特異な存在で、単なる人間や生物ではないことが判明しています。
この事実が黙示録の四騎士である、パーシバルの再生の可能性について新たな光を投げかけます。
ホープ(希望)で生き返る
結論から言うと、パーシバルは「ホープ(希望)」で命を取り戻し生き返ります。
自らを取り巻く希望を、力に変える能力を持つパーシバル。
パーシバルに心を寄せる人々の希望が、パーシバルの復活を促した可能性が高いです。
加えて、「七つの大罪」ではメリオダスが再生を遂げていることから、その息子であるパーシバルも似た運命を辿ると見られていました。
ただし、メリオダスが再生した際には感情を喪失しており、パーシバルも同じような代償を払う可能性が指摘されています。
多くのファンにとって、パーシバルが感情を失うことなく、以前のように生き返ることを願うばかりです。
第151話から2年後に復活し帰還
パーシバルは第151話の2年後に、復活して帰還します。
ナシエンスたちは第135話「対話」において、パーシバルが生存していることを知り、希望を失わずに彼を信じ続けていました。
「いつか自らの希望、英雄が戻ってくる」との願いが胸に刻まれていたのです。
その願いが現実となり、パーシバルは復活を遂げ、ナシエンスに謝罪の言葉を述べた後、「再び共に戦おう」と申し出ました。
予期せぬ形で騎士が復活するという事態に、読者も喜びを感じています。
アンにより生存が確認される
パーシバルは現在も生存しています(2024年8月時点)。
つまり、死んではいなかったわけです。
多くの戦闘を経て、モートラックとの最終決戦で命を落とすと思われましたが、第135話でアンが述べたセリフにより、パーシバルの生存が明らかにされています。
その後、パーシバルが「生命の精霊」であることも判明しました。
死なない理由は精霊体だから
パーシバルが生存しているとされる理由には、希望があれば復活が可能であることや、パーシバルが精霊体であるため死なない、という点があるからです。
特にランスロットはパーシバルの死を信じていないという強い想いを持ち、これが周囲に大きな影響を与えました。
元来、パーシバルは人間や他の生物とは異なる存在であり、適切な器があれば復活が可能であるため、死ぬことはないとされています。
ネット上では、メリオダスとバンのような強い絆を、パーシバルとランスロットにも求める声が多く上がっています。
最終シーンではアンからパーシバルが生存していることが明かされ、パーシバルの生存が確定しました。
パーシバルの運命は?最期は訪れたのか?
パーシバルは自身の誕生が祖父、父、兄に不幸をもたらしたと感じています。
さらに自分が生き続けることで、今後は仲間たちを不幸にするかもしれないとの思いを抱いている可能性があります。
ここではパーシバルのその後と、最終的な運命について解説していきます。
ウォーラルダンの人間性を抹消
パーシバルはウォーラルダンの「人間性の部分」を消し去ります。
ウォーラルダンはキャメロットの「四凶」の白い騎士として知られており、パーシバルとの戦いが描かれています。
互いに譲らず激しい戦闘が繰り広げられましたが、パーシバルは「ナドゥラ・ギマラ」を使用します。
その瞬間、ウォーラルダンはミイラのように干からびてしまい、「人間の部分」が死亡したことが明らかにされました。
パーシバルの恐るべき力が表れた瞬間です。
生命の精霊がパーシバルから離脱
第128話にて、生命の精霊がパーシバルの器から離れました。
パーシバルの体に、宿る形で存在していた生命の精霊が離脱したことにより、パーシバルは生命を終え最期を迎えます。
自身の出生の真実を知ったパーシバルは、ショックからプニシバルが差し伸べた手を取り、「本来の居場所」へと戻ってしまいます。
仲間たちにとって、目の前で「パーシバル」がこの世から消え去る瞬間は、深い衝撃となりました。
周囲には亡くなったように見えた
ここまで読むと、
・パーシバルは死ななかったのか?(元々、生きていたのか?)
もしくは、
・一度死んでそれから生き返って復活したのか?
のどっちなのか気になります。
実は周囲の者たちから見れば、パーシバルは消滅したので、死んだかのように見えたのです。
死亡したと思われ墓も建てられた
剣術ではイロンシッドを上回るモートラックの強さでしたが、ランスロットとの修行を経たパーシバルはモートラックに勝利。
その修行の成果で、パーシバルはモートラックとの戦いから無傷で帰還します。
しかし戦いの後、モートラックから衝撃の真実を聞かされたパーシバルは、魔力を失い消え去ります。
これが周りからはパーシバルが命を落としたように見え、ランスロットも激怒してモートラックを殺害しました。
そして、のちにパーシバルの墓が作られたと思われます。
尚、この時、モートラックから聞かされた内容は以下の通りです。
・もし、自分(パーシバル)が自我を持たずにいれば、バルギスはまだ生きていただろう。
・これからも「黙示録の四騎士」を続けるのならば、他の仲間たちも命を落とす可能性があるだろう。
パーシバルはこのモートラックの言葉によって、深い絶望を感じることとなりました。
「プニシバルの言葉は真実だったのだ……」と。
まとめ:「生命の精霊」と「大いなる者」
復活した際にパーシバルが「お前を倒す」ではなく、「お前たちを倒す」と言った場面は非常に印象的でした。
パーシバルの敵は、ナシエンスを脅かしたウォーラルダンだけでなく、ブリタニアを手中にしようと企むアーサー王や、祖父を殺害したイロンシッドまで広がっています。
アーサー王や混沌の騎士たちを全員打倒してほしい!との願望がファンの間で高まっています。
最後に「生命の精霊」についての軽い振り返りも行います。
「生命の精霊」とは、我々が想像する様々な物に宿る精霊そのものです。
これを具体的に整理すると、「大いなる者」と呼ばれる親分格の存在があり、これはアーサーが持つ「混沌」と同様、またはそれに匹敵する何かであり、恐らくは意思を持たない純粋な力の結晶であると考えられます。
これはビッグバン前のエネルギーが充満していたような状態を指し、その定義すら難しい存在ですが、神に近いものと言えるでしょう。
そして、その源から生まれた存在が「生命の精霊」です。
パーシバルたちは、形や感情を持たない存在であり、全種族の生命を育む源とされ、
その魔力が人の生命力の根源であるとも言えます。
しかし、パーシバルは魂が消失した赤ん坊の体に宿ることで、自我を持つ珍しい例となりました。
そのため、パーシバルはただの借り受けた体に過ぎず、もし「大いなる者」から名が与えられていれば、本来の名も別に存在することになります。
以上のように「生命の精霊」は、我々が想像するどんなものにも宿る精霊そのものです。
古代の日本でも木や石に精霊が宿るとされ、人々がそれらの前で願いをかけたことが、パーシバルの「想いの力」という魔力の元ネタになっているのかもしれません。