「黙示録の四騎士」の登場人物、ドニーはパーシバルとの出会いにより大きく成長しました。
普段は戦闘で目立たない存在ですが、意外な形での活躍が描かれているのです。
今回はドニーがどのようにして覚醒するのか？
その能力と強さについて詳しく掘り下げてみます。
ドニーが覚醒した時期と経緯の詳細
はじめに結論ですが、ドニーの覚醒は6巻の46話で描かれています。
元々、カッツ大道芸一座のメンバーで、リオネス王国の聖騎士長ハウザーの甥であるドニー。
軽率な発言が多い一方で臆病で自己評価も低いですが、徐々に成長していく姿が描かれます。
ドニーが覚醒した経緯と、その詳細を解説します。
魔力が浮遊と思い込んでいた
ドニーは自身の魔力を「浮遊」だと思い込んでいました。
強運を持っていることと、シンからの的確なアドバイスもあり、これまで敵と善戦して来ましたが、実はドニーの真の魔力が明らかになります。
自分の魔力が単に「物を浮かせるだけ」の浮遊と勘違いしていましたが、実際は非常に強力な魔力の持ち主だったのです。
この力は緊急時に非常に役立つ、素晴らしい能力であると言えるでしょう。
真の能力はテレキネシス（念動力）
ドニーの真の魔力は、テレキネシス（念動力）にあるのです。
ドロナックとの対決で、ドニーはテレキネシスを使い、ドロナックを空中に持ち上げましたが、ドロナックの強烈な反撃により吹き飛ばされてしまいます。
「自分ではやはり敵わない…」と感じかけていた時、シンから
「物を浮かせるだけというのは、自分で限界を設けているだけだ」
との言葉を受けます。
このアドバイスがきっかけで、ドニーは自身の能力がテレキネシスであることを再認識しました。
物体を思いのままに操る能力
ドニーには物体を自在に動かす能力があります。
戦闘中、シンが「ドロナックをただの石と思って掴むように」とアドバイスを送ります。
ドニーがこのアドバイスに従い、魔力でドロナックを持ち上げた際、シンはさらに「ただの石を持ち上げるだけか？」と挑発します。
この言葉を受けてドニーは、ドロナックを力強く引き寄せてから遠くへ投げ飛ばしました。
シンの導きにより、物を自在に操ることのできる自身の能力を認識し、新たな自信を深めた瞬間です。
覚醒シーンは6巻46話で描かれる
ドニーの覚醒は、6巻46話で詳細に描かれます。
以前は、危機に陥ると逃げることが多かったドニー。
しかし、覚醒を遂げたことでテレキネシスが使えるようになり、より強力な敵も倒せるようになりました。
外見は多少の筋肉増加にとどまるものの、覚醒後の魔力は格段に増大し、パーシバル隊の中でも、頼りがいのある存在として認知されるようになります。
ドニーの能力とその強さの詳細
ドニーはパーシバルとの出会いをきっかけに、キャメロットとの紛争に巻き込まれます。
数々の戦いを経て、再び勇気を取り戻したドニーは「仲間を護る聖騎士」となることを心に誓います。
ここからは、ドニーの能力とその強さについて掘り下げてみます。
短刀使いの達人である
ドニーは短刀の扱いに長けたキャラクターです。
戦闘ではドロナックから「もし武器を使うなら、魔力は使わない」と宣言され、ドニーは短刀を選択します。
斧を持つドロナックに対して、ドニーは短刀で緻密に攻撃を加え、相手の斬撃を巧みにかわします。
これまで短刀を使わなかったのは、「当たると血が出て痛いから」という、ドニーらしい理由からでした。
地面を持ち上げる驚異の魔力
ドニーには地面を持ち上げる、驚異的な魔力が備わっています。
左腕にはウロボロスのマークが施された盾を装備し、その勇ましい姿が印象的です。
ドニーが地面を持ち上げる力は、巨人族のディアンヌの「創造（クリエイション）」技能を思い起こさせるものです。
ランスロットの指示により、70メートル以上離れた塔を含む建物全体を持ち上げるという離れ業も見せました。
この無謀とも思える行動を見事に成し遂げたドニーは、読者に大きな驚きを与えました。
ドニーの主な技能を紹介
以下にドニーの主な技能を挙げます。
技名：グラウンド・ストライク
詳細：持ち上げた地面を高速で敵に打ち下ろす。
技名：ナイン・スマッシュ
詳細：敵をピンボールのように次々と弾き飛ばす技。
技名：四重奏攻撃・剣撃の雨（スラッシュ・スコール）
詳細：パーシバル、ドニー、ナシエンス、アンの四人が同時に斬りかかる剣技の連携攻撃。
ドニーの技は巨人族のディアンヌの「創造（クリエイション）」や、妖精王キングの「霊槍シャスティフォル」を彷彿とさせるものと評されています。
まとめ：12巻132話における再覚醒
ドニーのもう一つの覚醒シーンは、原作コミック12巻132話で描かれており、しばらくストーリーから遠ざかっていた再登場の瞬間です。
すでに説明した通り、外見はわずかに筋肉質になった程度で大きな変化はありませんが、その魔力は以前とは比べ物にならないほどに増大しています。
地面を持ち上げるほどの圧倒的な力を手に入れ、その様子はディアンヌの「創造（クリエイション）」を思わせるほどの迫力です。
これまでの不器用なドニーから一転、力強くなったその姿には、読者からの評価も高く、多くの支持を受けています。
ドニーのお茶目な雰囲気は変わらず、キャラクターの魅力を保ちつつも新たな強さを見せつけています。
ドニーは、パーシバル隊の一員として活動する聖騎士で、以前はカッツ大道芸一座に所属していました。
ドニーはリオネス王国の聖騎士長ハウザーの甥であり、その母はハウザーの姉です。
若い頃はハウザーのもとで、聖騎士として修行を重ねていましたが、14歳のときに母の遺言「生きて」の重圧に耐え切れず、死の恐怖から聖騎士の道を断念しました。
その後、リオネスを離れ、カッツ大道芸一座の一員として芸人生活を送ることになりますが、その表情からは自己を隠すような複雑な心情が伺えます。
しかし、パーシバルとの運命的な出会いが、ドニーをキャメロットとの争いへと導き、再び勇気を取り戻したドニーは「仲間を守れる聖騎士」となることを決意します。
ドニーの旅路を通じて、自らの限界を乗り越え、成長する姿には多くのファンが心を動かされ、ドニーの未来に大いに期待しています。
ドニーが中心となる話は、まさに神回と言えるでしょう。
