「黙示録の四騎士」のアニメには個性的なキャラと、それを演じる豪華な声優陣が出演し、多くの注目を集めています。
この記事では、その中でも「パーシバル」に焦点を当て、出生の謎や両親について詳しく掘り下げていきます。
パーシバルは一体、何者なんでしょうか?
パーシバルの父親は誰なのか?
「黙示録の四騎士」は「七つの大罪」の物語を引き継ぐ作品です。
パーシバル、この物語の主人公の彼は元気溢れる若者で、小柄な体格が幼さを感じさせることがあります。
では、パーシバルは誰の子供なのか?
まずは父親について調査しました。
父親は聖騎士イロンシッド
パーシバルの父はイロンシッドです。
イロンシッドはバルギスの子であり、ブリタニアのキャメロットに仕える聖騎士です。
イロンシッドは全身甲冑を纏い、冷酷な性格で何事も目的を達成するためなら手段を選ばない人物です。
その戦闘能力は非常に高く、斬撃一つであらゆるものを切り裂くことができます。
「七つの大罪」の一員ではない
パーシバルの父、イロンシッドは「七つの大罪」のメンバーではありません。
「七つの大罪」にはメリオダス(憤怒)、ディアンヌ(嫉妬)、バン(強欲)、キング(怠惰)、マーリン(暴食)、ゴウセ(色欲)、エスカノール(傲慢)が含まれています。
イロンシッドがもし「七つの大罪」に属するならば、「傲慢」が近いとされていますが、彼の性格はエスカノールとは異なり、「不遜」とも評されることがあります。
アーサー王に忠実な赤い騎士
イロンシッドは、アーサー王に仕える赤い騎士として知られています。
イロンシッドの正体は、ギネヴィアとの会話で明らかになった「赤い騎士のイロンシッド」で、アーサー王から騎士としての能力を非常に高く評価されています。
この背景からパーシバルにとって、イロンシッドは強大な敵として立ちはだかることでしょう。
キャメロットの「四凶」の一角
イロンシッドは、キャメロットの「四凶」の一員です。
このグループにはペルガルド(黒い騎士)も含まれており、四凶の残りのメンバーは白(琥珀色)と青白い騎士で構成されているとされます。
彼らの特徴的な馬の色が、物語の中で重要な役割を果たしており、イロンシッドの存在感をさらに際立たせています。
自分の息子と知りながら攻撃する
パーシバルは登場早々、命を狙われる危機に直面しています。
彼の父、イロンシッドはアーサー・ペンドラゴンに絶対の忠誠を誓い、狂王アーサーの目的のために「黙示録の四騎士」を壊滅させる決意を固めています。
イロンシッドは16年前に逃走したバルギスを追い、神の指にて見つけて殺害。
さらにその場に駆けつけたパーシバルを、自身の息子であると知りながらも攻撃しました。
パーシバルは一時的に命を落としかけましたが、新たな魔力によりレリーフを破壊し、生き延びることができます。
これにより、イロンシッドのパーシバルに対する追撃は一旦は失敗に終わりましたが、彼が諦めたわけではなく、今後も戦いが続くことが予想されます。
母親の存在は謎に包まれたまま
では、次にパーシバルの母親は誰なんでしょうか?
実はパーシバルの母親についての情報は、今のところ明らかにされていません。
そこで、現時点で分かっている情報を基に、母親は誰なのか?を考えてみます。
兄弟にディオドラがいる
イロンシッドは残酷な行いをすることで知られ、彼が最も愛して止まなかったのは故人となった妻と、もう一人の息子「ディオドラ」です。
妻が亡くなった後、ディオドラは「永遠の国」で生活し、父の愛情を独り占めしています。
一方でパーシバルは、初登場時は祖父バルギスと共に生活し、料理や狩り、修行を通じて成長していましたが、母親との関わりは描かれていません。
パーシバルとディオドラの間には、同じ父を持ちながらもまったく異なる運命が描かれており、その対照的な関係が物語に深みを加えています。
母親は魔神族の可能性がある
パーシバルが魔神語を操ることから、母親が魔神族である可能性が指摘されています。
詳細な情報は明かされていませんが、パーシバルがなぜ魔神語を話すことができるのかについて、母親が魔神族である可能性が一因として考えられているからです。
パーシバルが祖父バルギスと共に、森の奥で育ったことを考えると、魔神語を学んだ環境や経緯も謎に包まれています。
可能性としては、祖父から学んだのかもしれませんが、母親の背景にはまだ解明されていない秘密が多く残されています。
母親が女神族という説もある
パーシバルが持つ「ホープ」という魔力には回復機能があり、これが非常に強力であることが作中で描かれています。
この回復能力が女神族の特徴とされていることから、魔神族説とは別に、パーシバルの母親が女神族であるという説も浮上しています。
パーシバルの魔力「ホープ」が、どれほどの力を持つのかは明確には描かれていませんが、自身や他者を癒す能力は彼の大きな特徴の一つです。
このような特異な能力は、母親の血筋から来ているのかもしれません。
パーシバルの出生の秘密と正体
パーシバルの母親に関する具体的な情報は、物語中でほとんど触れられていません。
パーシバルの生い立ちや祖父との関係は描かれていますが、母親についての言及は極めて少ないです。
パーシバルがどのような過去の背景を持ち、母親がどのような存在であるのかは、多くのファンにとって大きな謎の一つです。
そこで母親が登場しない理由や、出生の秘密についてもう少し詳しく調査してみる価値がありそうです。
正体は「生命の精霊」だが記憶がない
パーシバルの本質は、「生命の精霊」が正体として明かされています。
ブリタニアの伝承において、この「生命の精霊」は人間や妖精、女神族、巨人族、魔神族を含む、すべての生命の成長を司る存在です。
この精霊は希望がある時は生命を、絶望がある時は死をもたらす力を持っています。
パーシバルは幼い頃から精霊としての存在でありながら、バルギスの育ての手によって人間としての意識を持つようになりましたが、精霊としての記憶は失ってしまっています。
周囲の人物、特にイロンシッドが、パーシバルに人間としての自覚を持たせた影響が大きいとされます。
イロンシッドが転落した赤ん坊を救う
崖から転落して死亡したとされる赤ん坊を、イロンシッドが救ってきたことが判明します。
パーシバルは、ランスロットとの修行中にプニシバルからこの事実を聞かされ、自身の存在に対する絶望を深めることとなります。
「自分は生まれるべきではなかった、許されない存在だ」という思いに苛まれ、パーシバルの心は深い絶望に陥りました。
王家の第七王子としての過去
その赤ん坊の名前はパーシバルで、どこかの王家の第七王子であったことが明らかにされました。
イロンシッドが発見したのは、馬車事故により崖から転落した直後の赤ん坊で、その際にまだ生きていたことを確認しました。
事故現場でイロンシッドは、「事故があった」と述べ、その赤ん坊には王家の紋章が付いており、息も絶え絶えの従者によって「第七王子」と呼ばれ、名前がパーシバルであることが判明しています。
新しい体として利用される計画
イロンシッドは、重病を抱える実子ディオドラの命を、何とかして救おうとした過去があります。
16年前、キャメロット内でのみ生存可能な状態のディオドラを救うため、イロンシッドは崖から転落した赤ん坊を発見し、この遺体に禁呪を使って精霊を宿すことで、ディオドラの新しい体として利用しようと計画していたのです。
パーシバルは、仮に自らがディオドラとして目覚めた場合、父イロンシッドとの衝突やバルギスの死を防げたかもしれないと考え、深い葛藤に苛まれています。
バルギスが計画を阻止し守り育てる
バルギスはイロンシッドが企てた赤ん坊の魂の移し替えを知り、それを阻止するために行動を起こします。
イロンシッドが拾った赤ん坊、すなわちパーシバルの魂をディオドラの体に移す計画を察知したバルギスは、アーサーに対して反旗を翻す決断をしました。
バルギスは幼いパーシバルを連れて逃亡し、その過程でメリオダスに遭遇し、事の真相を語り協力を得ることができました。
最終的に「神の指」にたどり着いたバルギスは、そこでパーシバルを安全に育て上げることを決めたのです。
実の両親は存在しないことが判明
パーシバルには実の両親が存在しないことが、物語の第128話で明らかになりました。
長らくイロンシッドを自身の父と信じていたパーシバルですが、実際にはイロンシッドが崖から落ちた馬車から救い出した赤ん坊であり、実の両親は明らかにされていません。
その馬車事故が起きた際、赤ん坊以外の生存者がおらず、その王家が滅びた可能性が高いことから、パーシバルの実の両親は既にこの世にはいないと考えられます。
パーシバルは何者?魔神族との関係について
パーシバルは、幼少期からバルギスと共に自然の中で育ち、異形の生物や動物と遭遇しても恐れることはありません。
その無垢で天真爛漫な性格は、周囲のどんな存在にも偏見を持たず、相手が魔神族であっても忌避することはありません。
パーシバルが本当に冒険に出たいと願いながらも、バルギスを一人にしてしまうことを懸念して自分の願望を抑えている姿は、多くの人々にとって勇敢であると同時に切ないものです。
そこで次に、パーシバルとは一体、何者なのか?
魔神語を話せるが、魔神族とはどんな関係があるのか?などを詳しく解説していきます。
四騎士の一人で死を司る
パーシバルは「黙示録の四騎士」の一員として、死を司る力を持っています。
「黙示録の四騎士」とは、アーサー王の治世に破滅をもたらす存在とされ、パーシバルはその中で特に重要な役割を果たしているとされます。
イロンシッドがパーシバルを標的にする主な理由も、パーシバルが四騎士の一員であるからです。
しかし、イロンシッド自身は実の息子を殺すという重い罪に対して、後悔や懺悔の感情を持っていないとされます。
その理由は、アーサー王に対する絶対的な忠誠心と、もう一人の息子であるディオドラの安全を確保するためです。
多くのファンがパーシバルが犠牲になることなく、平和を見つけることを願っています。
魔神族の村で魔神語を自然に話す
パーシバルがダルフレアの魔神族の村で、魔神語を話す様子が描かれています。
この村はダルフレア山脈に位置し、魔神族がひっそりと暮らしている場所です。
パーシバルは、村の住人である魔神族の子供「ドルチョモンテ」の言葉を自然に理解し、会話を交わすことができました。
パーシバルのこの能力は、パーシバルがどのような存在であるかについてのヒントを与えているかもしれません。
なぜ魔神語が話せるのか分からない
パーシバル自身も、自分が魔神語を話せる理由を理解していません。
パーシバルは魔神族の言葉を使いながらも、その言葉がどこのものなのかを「ブリタニアの言葉じゃないの?」と無邪気に仲間であるナシエとドニーに尋ねています。
パーシバルが魔神語を自然に理解し、話すことができるこの事実から、パーシバルにはまだ解明されていない秘密や、彼の中に秘められた無限の可能性があることが伺えます。
16年前に魔界で生活をしていた
パーシバルは16年前、不意に魔界に迷い込み、そこで一定期間生活していました。
パーシバルは魔神王ゼルドリスや王妃ゲルダとも知り合いで、二人とは久しぶりの再会を喜び合うほど親しい関係です。
ゼルドリスによれば、「16年前に魔界に迷い込んだパーシバルを匿(かくま)い、一時的に共に暮らしていた」とのことです。
この経験がパーシバルにとって、どのような意味を持っていたのか?
パーシバルの能力や、性格形成に大きな影響を与えた可能性があります。
ベヒモスを眠らせる奇跡を起こす
16年前、パーシバルは魔界でベヒモスという存在を眠らせる奇跡を起こしています。
当時、聖戦が終結した年に魔神王が倒されると、その影響で目を覚ましたベヒモスが魔界中を荒らし回りました。
この状況下でパーシバルはベヒモスを静め、再び眠りにつかせることに成功します。
パーシバルのこの行動は、魔界の瘴気をものともしない異常な耐性と、非凡な力を示す出来事であり、その後のパーシバルの評価に大きく影響を与えた事件です。
魔界では救世主と呼ばれる存在に
魔界において、パーシバルは「救世主」として知られています。
パーシバルはベヒモスの負の力によって倒れた魔神族を、自身が持つ「ホープ」という力で次々に回復させました。
この出来事が魔神族にとっては驚異的な救いとなり、彼らはパーシバルを命の恩人として讃え、救い主と呼ぶようになりました。
パーシバルのこの行動は、魔界でも異例の事態であり、子供のような外見のパーシバルがこんなにも大きな影響を与えたことに、多くの魔神族が驚嘆しました。
まとめ:イロンシッドとの対立は避けられない
パーシバルは辺境の地「神の指」で、「じいじ」と呼ばれる祖父と共に生活していた少年です。
パーシバルは鳥や魚を捕まえるのが得意で、料理も上手です。
穏やかな日々を過ごしていたパーシバルですが、世界の秘密に触れ、冒険の旅に出ることになります。
イロンシッドとの関係は特に複雑で、パーシバルにとって絶対に許せない存在です。
イロンシッドも自らの幸福を求めるあまり、パーシバルを殺害しようとしています。
この二人の間の対立は避けられず、最終的には一方が死ぬかもしれません。
現在、パーシバルの「希望」の力は増大しており、パーシバルが勝利する可能性は十分にあります。
しかし、兄弟であるディオドラについては、パーシバルはほとんど知らないため、イロンシッドが何かあった際にディオドラのことを教える可能性があります。
パーシバルがアーサー王を討つ場合、ディオドラにも影響が及ぶ可能性がありますが、パーシバルの持つ「希望」によって何とかなることを期待しています。
この記事では、パーシバルの出生の秘密や正体、両親について解説しました。