ブルーロック内では友情を捨てるべきとされており、そのため親友同士の交流は少ないです。
仲が良い凪誠士郎と御影玲王は、このような環境の中で一度は不和になってしまいました。
この記事では、凪と玲王の二人が何巻の何話で和解するのか？
その和解シーンと、それまでの経緯について説明します。
凪誠士郎と御影玲王の和解はいつ？
凪誠士郎と御影玲王はブルーロックに参加する際に、「最後まで共にいる」と約束するほど、互いに深い絆を持っていました。
しかし、凪が戦いへの興味が増して行き、二次選考の2stステージで蜂楽廻と同じチームになります。
結果として、凪は玲王を見捨ててしまい、二人の間に亀裂が入ってしまうのです。
最終選考戦で二人は和解する
最終選考「新英雄大戦」のドイツvsイングランド戦中に、凪誠士郎と御影玲王は和解を果たします。
二次選考での出来事が影を落とし、玲王は凪に対する嫉妬と憎しみが増幅されていました。
しかし、適性試験では同じチーム選択を迫られた玲王が凪の強さに悩む一方で、最終的に「凪を手に入れる」決意を新たにします。
その強みを活かしたプレーで、仲直りの機会をつくりました。
覚醒した玲王に凪が共闘を提案する
凪誠士郎はU-20日本代表戦で、覚醒した御影玲王に共闘を申し出ています。
日本代表戦では凪がスタメンとして先制点を挙げる一方、玲王はベンチスタートからの出場となりました。
その後、チームメイトの体調不良が相次ぐ中、玲王はディフェンスとしてピッチに立ち、「複写変化カメレオン」として活躍。
その姿を見た凪が、玲王に共闘を提案したのです。
玲王は一度は断るが共闘を決意する
御影玲王は、自身が一人で自立して戦える選手となるために、凪誠士郎の「力を貸してほしい」という要請を一度は拒否します。
しかし、凪は過去の選択が玲王との夢を実現するために最適だったと述べ、「現在の玲王なら一緒に潔を打ち負かせる」と強調します。
この言葉に感銘を受けた玲王は、再び凪とともにサッカーをする決意を固めます。
22巻の186話と187話で和解する
凪誠士郎と御影玲王の和解は、「ブルーロック」の22巻、186話「業」と187話「CROSS LOAD」で描かれています。
このシーンでは、玲王が単独行動を選択するタイミングで、凪から共闘の提案があります。
凪はブルーロック入寮以来の思いが変わらず、それが玲王にも通じると確信。
玲王も、この共闘が凪の「夢」であることを悟り、和解を選択するのです。
和解するも凪と玲王に目標のズレ
凪誠士郎と御影玲王の和解は感動的なものでしたが、その後の関係には視点のズレが感じられます。
多くの視聴者は、二人の和解後も目指すべき方向性に差があると指摘しています。
玲王は凪の才能を信じ、共にワールドカップでの勝利を目指す決意を固めました。
しかし、凪は現在、潔を倒すことに集中しています。
この二人の目標のズレが、将来の不安要素として残っています。
凪は潔を倒す手段として和解した
凪誠士郎は、瞬間的な好奇心に基づいて行動する傾向があります。
凪の行動は好奇心から推動されており、玲王との和解を果たしながらも、主に潔を倒す目的で動いていることが見受けられます。
玲王に共闘を呼びかけたのも、この大きな目的に対する手段としての判断であり、目的のためなら積極的に行動を起こす姿勢を見せています。
さらに凪は好奇心を追求する中で、必ずしも世界一のストライカーになることを最優先に考えていない、とも指摘されています。
玲王は凪とW杯優勝を目指す
御影玲王は、ワールドカップで世界一のストライカーとしての地位を確立し、凪誠士郎と共に優勝することを目標に掲げています。
現在の自身の能力を自覚し、この大舞台での成功を確信している玲王。
凪もこの夢に向かって、共に努力してくれることに期待しています。
しかし、凪の方は玲王の夢に沿って努力はしているものの、その意志が完全に一致しているわけではないようです。
ブルーロックでの生存競争が彼らの運命をどう左右するのか、その展開が注目されます。
凪と玲王が復縁するまでの経緯
凪誠士郎と御影玲王の間に生じた亀裂は、それぞれの価値観の違いに起因しています。
凪は潔から学び、世界一の選手としての道を切り拓きたいと考えていますが、玲王にとっては凪自身が何よりも大切です。
ここからは、二人がどのようにして和解を進めたのか？を解説します。
凪から歩み寄り復縁して仲直り
凪誠士郎と御影玲王は、再び和解して仲直りを果たしています。
二次選考で選ばれなかった経験は、玲王にとって大きな動揺と怒り、そして絶望をもたらします。
このまま玲王は脱落するのではないか…？と、ファンに不安を感じさせるほどでした。
一方で、凪は潔を倒すことに集中しており、二人の間には一時的な断絶が生じます。
しかし、凪からの積極的な歩み寄りにより、二人は復縁し仲直りの道を選んだのです。
潔に負けたことで凪が玲王を見切る
二次選考では凪誠士郎が、御影玲王を見切る意外な展開がありました。
この選択は、多くのファンを驚かせたものです。
凪は3対3の試合で負けた後、潔を自分のチームに引き入れようとしますが、潔は蜂楽廻と組むとして断ります。
そこで凪は「だったら俺が潔のチームに入る」と宣言し、あっさりと玲王を見切りました。
この行動は潔に敗れたことに対する、凪の好奇心と悔しさが動機です。
玲王は凪を倒して手に入れる決意
適性試験では玲王が、凪を「手に入れる」と決意しています。
玲王は、凪に見限られたショックから動けなくなっていましたが、國神・千切との出会いが新たな機会をもたらしました。
玲王は凪を倒し、自身が凪にとって必要不可欠な存在であることを実感させる、決意をします。
そして、その後の試合では宿敵として凪と対峙し、凪に対して冷たい態度を貫きます。
代表戦で玲王が凪を完全コピー
U-20日本代表戦で御影玲王は「覚醒能力・複写変化カメレオン」を駆使し、日本代表の技術をコピーしてブルーロックチームに貢献しています。
特に注目すべきは、凪の技「瞬間吸収・叩弾球上タップリフト・跳躍回転ジャンピングターン」の3連コンボを完璧に模写し、その技で凪にパスを送ったことです。
これにより、特に目立つ特技がなかった玲王が自身の真価を発揮し、戦術的な武器を手に入れた瞬間が明確になりました。
潔を討つために協力関係を結ぶ
凪誠士郎と御影玲王は、ネオ・エゴイストリーグで潔を討つために協力関係を結んでいます。
凪は相互の信頼があるために、距離を置いても安心していると感じています。
一方で、玲王は一度は凪に裏切られたと感じつつも、自分が凪にとって必要な存在であることを証明しようと決心しています。
互いに複雑な感情を抱えながらも、その固い絆が二人を再び結びつけたのです。
潔を討つために結ばれた二人の協力は、これからの展開で大きな注目を集めることでしょう。
まとめ
『ブルーロック』において、凪誠士郎と御影玲王の関係は複雑で動的なものです。
そして二人の和解は、物語の重要な転換点となっています。
二人の間の対立と和解は、特に最終選考である「新英雄大戦」のドイツ対イングランド戦中に顕著になり、その詳細は22巻の186話「業」と187話「CROSS LOAD」で描かれています。
この和解の瞬間までの経緯を振り返ると、二人はそれぞれ異なる目標と動機によって動かされていました。
凪は一時的な目標や、目先の好奇心に基づいて行動している一方で、玲王はより大きな野望、つまりワールドカップで世界一のストライカーとして優勝することを目指しています。
この目標の違いが、二人の間の初期のズレを生んでいたのです。
U-20日本代表戦では、覚醒した玲王に凪が共闘を提案し、その後、玲王はサッカーを続けることを決意します。
この過程では、二次選考で凪が御影を見限る意外な展開がありましたが、御影は凪を「手に入れる」と決意し、競争を継続します。
最終的には、御影が凪を完全に模写する技術を見せつけることで、玲王の技術と意志の強さを示すのです。
ネオ・エゴイストリーグでは、二人は再び協力して潔を倒すための関係を築きます。
この再協力は、二人の間に新たな信頼と理解が生まれたことを示しています。
サッカー評論家の中には、このようなキャラクター間のダイナミクスが、ブルーロックの物語の深さと複雑さを増していると指摘する者もいます。
この和解が単に個々の成長を超え、チームダイナミクスと戦略的な対立を解決する過程であると見ています。
総じて、凪誠士郎と御影玲王の和解は、個人的な成長だけでなく、より大きなチームの目標に向かう過程での重要な節目です。
二人の関係の進化が、今後の物語にどのように影響を与えるかが注目されます。
