ブルーロックに登場する凪誠士郎は、ファンから高い人気を誇り、現在「EPISODE 凪」の連載が熱い支持を受けています。
にもかかわらず、凪誠士郎を「嫌いだ」とか「重たい」と感じる、否定的な意見が存在することはあまり知られていません。
この記事では凪誠士郎に対する反感や、不快を感じる理由を深堀りしていきます。
凪誠士郎は不快なキャラ?不人気の理由
凪誠士郎は「めんどくさい」と頻繁に口にするキャラクターで、極めてマイペースな性質を持っています。
凪がサッカーを始めた理由は御影玲王からの誘いで、「眠れる天才」として高い人気を博しています。
目的達成後は退場するべき
凪誠士郎には「サッカーで自分自身を試したい」という明確な目的があります。
しかし読者からは、その目的を達成した後は早く退場してほしい、という意見が見られます。
凪は潔世一や蜂楽廻、馬狼照英といった優れた選手たちと対戦し、U-20日本代表戦や新英雄大戦(ネオエゴイストリーグ)に出場することに成功しました。
多くの人は「もう十分自分を試したから退場すべき」と感じているようです。
玲王依存のプレースタイルに批判
凪誠士郎は玲王への依存心が強く、玲王のパスを待つだけの「脳死プレー」と見なされ、成長が停滞していると批判されています。
凪のモチベーションが低く、行動理由が不明瞭であるため、ただ玲王のパスを待っていると捉えられがちです。
「あでぃしょなるたいむ」での玲王の発言、
「とりあえず俺のパスでゴールすればいい」
が、その印象を強めている可能性があります。
元々のサッカースキルが高いために「成長していない」と見えることも、凪の不人気の一因かもしれません。
思考停止と他者依存が問題
凪誠士郎が最終的に思考を停止して、他人の熱意を求める姿勢が批判の対象になっています。
凪には「自発的に行動することなく、他人の熱意に頼るのは問題だ」という意見が出ているのです。
ブルーロックの他の選手たちは、自分自身の目標や情熱について深く考えています。
しかし、凪にはそのような自発性が見られないため、凪の行動が思考停止に見えると評されています。
凪がもともと控えめな性格であることも、このような印象を強める要因となっているかもしれません。
玲王との女々しい関係が不快
凪誠士郎と玲王の間の微妙で、女々しい感じの関係が不快だと感じる声があります。
二次選考のライバルリー・バトルでは、凪が潔世一をチームメイトとして選んだことが玲王との間に亀裂を生じさせました。
潔には過去に敗れた経験があり、「打ち負かしたい」という動機から潔を選んだのです。
しかし、長い間支えてきた玲王との関係がその後、やきもきするような展開になり、多くの視聴者がその関係を「気持ち悪い」と感じました。
やる気のなさと弱さに対する批判
凪誠士郎のやる気のなさと弱さが非難されており、凪の脱落を望む声もあります。
凪は常に「めんどくさい」と口にし、練習をサボってはゲームに興じることが多いです。
玲王は凪を庇い、凪の怠惰を甘やかすこともしばしば。
凪が歩くのを面倒がるシーンでは、玲王が凪をおんぶして運ぶこともあります。
このような描写が目立つため、凪のやる気のなさと弱さが原因で凪に対する批判が強まっているのです。
玲王依存でサッカーへの情熱が希薄
凪誠士郎がサッカーに対して本気でなく、玲王への依存のみに集中している薄っぺらいキャラクターという批判があります。
ブルーロックに入る際、凪と玲王は「最後まで一緒にいる」と約束し、この約束が彼らの関係を強く影響しています。
玲王に対する献身的な態度と、凪の無気力な振る舞いが組み合わさり、
「凪は玲王以外に興味がない、周りをネガティブにするだけの存在」
という見方がされています。
凪誠士郎が嫌われ批判される理由
凪誠士郎は、特に努力せずに様々なことを器用にこなすタイプで、何にも夢中になることがなかった人生です。
しかし、玲王との間には「サッカーで世界一になる」と語るほどの深い関係が描かれており、その絆が凪の行動を大きく左右しています。
試合ではチームへ迷惑をかけている
凪誠士郎が試合に出場しても、チームの他のメンバーに迷惑をかけるという意見があります。
「凡人の真似事をしているだけ」
「協調性だけが取り柄の天才」
というような厳しい批判を浴びています。
特に玲王がいない状況では自主的に行動することが少なく、そのためにチームへの迷惑が指摘されることが多いのです。
危機感に対して反応が遅い
凪誠士郎は「危機感を感じるのが遅い」と、しばしば指摘されています。
チームZとの試合中、フィールドが相手に支配され、試合が不利になりつつあるという状況下でも、凪は長い時間をかけてようやく行動に移します。
玲王の憔悴しきった表情を見て、初めて凪が試合の流れを変えようとします。
しかし、これが「危機感を感じるのが遅い」と批判される原因となりました。
他選手よりエゴや自己主張が弱い
凪誠士郎は周囲の選手と比較して、エゴが弱すぎると言われています。
凪の特技は、柔らかくボールを受け止める卓越したトラップ技術と、アクロバティックなシュート能力です。
これほどの技術を持ちながら、サッカーに対する自己主張が弱いことが、凪の才能が活かされていないと感じさせる原因になっています。
ブルーロックの理念とは異なる友情
凪と玲王の友情に基づくコンビが、場違いで浮いているとの見解があります。
ブルーロックの理念では、
「全てを捨てられるほどのエゴを持った選手でなければ、世界一のストライカーにはなれない」
とされています。
この観点から、友情を捨てきれない凪と玲王の関係は、ブルーロックの理念とは異なる方向性を示しています。
彼らの友情ベースのコンビが、不自然であると捉えられることがあります。
玲王への過剰な感情が重い
凪誠士郎には、玲王への感情が重すぎるとの批判があります。
凪は玲王によってサッカーの世界に引き込まれ、その非凡な才能を開花させてすぐにトッププレイヤーへと駆け上がりました。
玲王が自分にサッカーという、魅力的な世界を教えてくれたことに深い感謝を持っています。
そのために玲王に対する言動が、必要以上に過剰になっていると感じる人がいます。
他の関係性、例えば自分を成長させる潔との関係を軽んじ、玲王に全てを委ねようとする姿勢が重く映るのです。
ただし、凪はその不可解な行動で「天才は何を考えているか分からない」とも言われるため、このネガティブな評価を払拭する可能性も残されています。
まとめ
凪誠士郎に対する視聴者の批判は、凪のキャラクター性と行動が引き起こす複雑な感情に基づいています。
凪の物語や振る舞いは、一部のファンから「うざい」と感じられる要因を持ち、その理由は多岐に渡ります。
凪のプレースタイルが、御影玲王のパスをただ待つだけの無反応なものと見なされ、そのために凪の成長が止まっていると感じられています。
これは凪のサッカーに対する熱意が希薄であると捉えられ、玲王との関係が凪のキャラクターを支配しているように見えることに繋がります。
このような関係性は、視聴者に不快感を与え、凪に対して否定的な印象を持つ原因となっています。
さらに凪の試合中の非協力的な態度は、チームプレーに悪影響を及ぼしています。
危機感の感じ方が遅いために、チーム全体のパフォーマンスに影響を与えています。
また、凪の他人に熱意を求める態度や友情に依存しすぎることが、他のプレイヤーと比べてエゴが弱すぎると捉えられています。
そのキャラクター性は、ブルーロックでは場違いで浮いて見える、という評価に繋がっています。
作者は凪を通じて、個々のキャラクターがチームやコミュニティ内で、どのように影響を与えるかを探っています。
凪の物語は、個人の成長が周囲との関係性にどれだけ依存しているか?
そしてそれが、凪の自己実現にどのように影響を及ぼすか?を示しているのです。