久遠渉（くおん わたる）は『ブルーロック』の中で、高いコミュニケーション能力を活かし、チームを纏（まと）めることが得意です。
ブルーロックへの入寮前には、地方の無名高校でサッカー部を立ち上げ、全国を目指す情熱を胸に秘めていました。
この記事では、久遠渉のその後はどうなったのか？
脱落してしまったのか？をテーマに掘り下げます。
久遠渉はその後どんな展開になった？
久遠渉は高校時代、自らサッカー部を設立し、全国大会出場を目指して練習に励んでいました。
しかし、仲間内での情熱の格差により、孤立を経験をします。
こうした過去の背景が、久遠を「自分だけが勝てばそれでいい」という思考に駆り立てるようになったのです。
久遠渉のその後の展開について探ります。
國神錬介だけが敗者復活した
敗者復活戦に戻ってきたのは、國神錬介だけでした。
敗者復活戦は二次選考2ndステージで敗退し、選ばれなかった選手が再チャレンジする機会です。
この枠は、敗者の中から選ばれたトップチームや選手、自薦や主催者推薦によって決まることもあります。
久遠が敗者復活戦に挑むとしたら、國神のように自薦する可能性が考えられます。
久遠は敗者復活できなかった
國神錬介は「自分だけが敗者復活戦から戻った」と言っています。
この戦いは、ノエル・ノアのクローンを創出することが目的であり、國神が「地獄のようだった」と表現するほどの厳しさでした。
その結果、國神は性格が変わり、冷酷かつ自己中心的なプレイスタイルを取るようになります。
國神が「自分だけが生き残った」との発言から、久遠渉の姿はなかったことが伺えます。
再登場しても活躍するのは難しい
久遠渉が舞台に戻るとしても、活躍は限られるでしょう。
久遠がチームZを裏切った事実が、他チームにも伝わっており、提携の申し出を断られる場面が見られたからです。
ブルーロックの過酷なルール内でも、チームメイトを裏切る行為は明らかにタブーとされています。
この背景から、久遠が敗者復活戦で生き残り再登場しても、注目される場面は少ないと予測されます。
思考がブルーロックの理念に合わない
久遠渉のブルーロック内での再起は、極めて不確かです。
久遠は、以前から「自分だけが生き残ればそれでいい」という、自己中心的な思考に支配されています。
これはブルーロックの理念に、そぐわないものと見られています。
ただし、ブルーロックが描くべき物語の中で、久遠のようなキャラクターも重要な役割を果たすことがあるため、再登場する可能性を完全には否定できません。
が、それが現実的かどうかは、また別問題です。
久遠渉の二次選考におけるその後
久遠渉は比較的穏やかな性格で、チームを統率する能力も持ち合わせています。
かつて「チームZのお母さん」とまで呼ばれた久遠ですが、突然の裏切り行為が発覚します。
1stステージクリアに大きく貢献
久遠渉は二次選考に進出し、1stステージを見事にクリアします。
ブルーロックへの加入時、久遠は300人中293位と低い位置にいましたが、チームZのリーダーとして作戦を立てる、重要な役割を担っていました。
久遠の優れたコミュニケーションスキルにより、バラバラだったチームZの結束を引き出すことに成功し、1stステージのクリアに大きく貢献します。
チームを裏切り評判を落とす
久遠渉はチームメイトに裏切りを働き、悪評が広まってしまいます。
試合中、チームメイトの多くは久遠の裏切りに気づいていなかったものの、潔は久遠の不穏な笑みから「何かおかしい」と感じ取っていました。
裏切りが公になった際、雷市陣吾に殴られるという事態に。
チームZはその場を収めたものの、裏切りの事実が他チームに広まることは避けられませんでした。
他のチームへの不適切な取引の申し出も、久遠の評判をさらに落とすことになります。
新チームを組むが2次を突破できず
久遠渉は最終的に、伊右衛門送人および、今村遊大と新たなチームを結成します。
伊右衛門は1次選考の全試合で、チームZのゴールキーパーとして務め上げています。
今村は1次選考で、伍号棟のチームZメンバーとして活動していた、女好きなキャラクターです。
裏切りが明るみに出た後、他の誰からも相手にされない久遠。
久遠らは最後の手段として、再び一緒にチームを組むことになりましたが、二次選考の突破は果たせなかったようです。
通過者発表に姿を見せなかった
伊右衛門と今村とのチーム編成にもかかわらず、久遠はほとんど目立つ場面がなかったです。
二次選考が終了した際の通過者発表で、久遠は姿を見せませんでした。
潔たちの前に次々と現れる通過者たちの中に、伊右衛門、今村の姿も見られません。
この事実に対するファンからの驚きの反応は、ほとんどなかったようです。
彼ら三人が、予選を突破したかどうかも不明なままです。
二次選考での脱落が濃厚
久遠渉が二次選考で、脱落した可能性は高いと見られています。
久遠のリーダーシップや、チームをまとめる能力。
そして、サッカーへの情熱は評価されていましたが、過去の裏切りがそのすべてを覆したとされます。
初期の段階で絵心が言った通り、脱落すると日本代表選出の資格を失うため、久遠が再び選手として登場することはないでしょう。
ただし、「日本代表に選ばれない」というだけであり、外国のチームへの参加を通じて、久遠が再び現れる可能性は完全には否定できません。
まとめ
久遠渉の『ブルーロック』における物語は、悲劇的な要素を多く含む展開となっています。
久遠は二次選考において、初めのステージをクリアすることに成功しましたが、その後の経過は久遠にとって不利なものでした。
特に裏切りの悪評が広まったことが、久遠のチーム形成において大きな障害となります。
久遠は最終的に伊右衛門と今村とチームを組みましたが、このチームでの成功は叶いませんでした。
さらに重要なのは、敗者復活戦で國神錬介のみが戻ってきたことで、久遠の再登場の可能性が非常に低いとされている状況です。
國神が「自分一人だけが復活した」と言ったことからも、久遠がその後に戻る見込みはほぼないと判断されています。
これは久遠にとっては大きな打撃であり、久遠の物語の進行においても大きな転換点となるでしょう。
二次選考の通過者発表で、久遠渉の姿がなかったことを考慮すると、久遠がこの段階で脱落した可能性が非常に高いと考えられます。
この脱落は、久遠のブルーロックでのキャリアにおける終点を意味している可能性があり、久遠の物語には一定の閉塞感が漂います。
物語のこの展開は、個々のキャラクターの行動が、いかにして自身の運命を左右するかを強調しています。
久遠の場合、裏切りという過去の行動が、未来に暗い影を落としたわけです。
これは『ブルーロック』が競争の激しい環境の中で、個々の決断の重みを描いていることを示しています。
久遠の物語は、他の選手との比較や彼自身の成長の可能性について、読者を深く考えさせます。
