天官賜福の第2期アニメ第3話で、仮面をかぶった花城(ホワチョン)の部下が登場しましたね。
この「下弦月使(かげんげっし)」と呼ばれる謎多き存在、一体誰なのでしょう?
そして、その手首に見える黒い輪っか、呪枷の存在が何を意味しているのか・・・?
興味をそそられたので詳しく調べてみました。
下弦月使の謎を解き明かす!
「天官賜福」に登場する下弦月使は、どのようなキャラクターなのでしょうか?
その正体に迫ります。
正体は天界の神官だった引玉
下弦月使の正体は、引玉(インユー)という名の人物です。
彼は鬼市の通りで謝憐に声を掛けた仮面の男で、苦笑いを浮かべるような微妙な表情の仮面をかぶっています。
花城の指示のもと、極楽坊へ謝憐を案内したり、包帯の少年を探す任務にあたるなど、花城の部下として活動しています。
引玉の正体は、かつて天界で神官として仕えていた経験を持つ者です。
お面の下は平凡な顔立ち
お面の下の顔が、どういったものかは気になるところ。
ですが、実はごく普通で目立たない「モブ顔」であるとの噂があります。
天界に昇った後も、特筆すべき功績はほとんどなく、一神官としての存在感も薄かったと言われています。
現在、花城の部下として活動しており、お面で顔を隠す理由は、かつての神官が鬼の手に落ちたという過去を隠したいためかもしれません。
呪枷は罰として付けられたもの
下弦月使は、元々は天界の神官でした。
彼の左手首に見える黒い刺青のような「呪枷(じゅか)」は、謝憐の首と右足首にあるものと同様です。
呪枷は神官がその寺院や、信徒から得る法力を封じるために用いられます。
これは、天界から人界への堕落後、神官に与えられる罰であり、自力で取り除くことは不可能です。
下弦月使はかつての失敗により人界へ堕とされ、その後鬼界へと流れ着いたと考えられます。
引玉につけられた呪枷の秘密
「天官賜福」の下弦月使、引玉になぜ呪枷がつけられているのでしょうか?
その経緯と理由を説明します。
権一真に対して暴言を吐いた
下弦月使の権一真(チュエン・イージェン)に対する失言の真相詳細は、未だ日本語版の原作小説には記載されていません。
しかし、ネット上での情報によれば、下弦月使は権一真に対して、相当な暴言を吐いたとされています。
下弦月使は天界に昇る前、権一真と同じ道場で修業を積み、兄貴分としての立場でした。
二人は「師兄と一緒に」という絆で深く結ばれており、権一真がその道場に足を運ぶきっかけも作りました。
神官となった後、下弦月使は権一真を天界に招きましたが、権一真は天界の生活に馴染めず、人界で武勲を重ね続けました。
その結果、権一真は自力で飛昇し、下弦月使と同等の神官にまで昇進しましたが、その後さらに力をつけて、立場が逆転してしまったのです。
天界でいたずらに悩まされた際、力の劣る下弦月使が問題解決に動きます。
しかし、その過程で権一真にプライドを傷つけられる言葉を受け、激怒してしまったとされています。
具体的に何を言われたのかは不明です。
その後の関係は、権一真が下弦月使を尊敬し、下弦月使を追いかける一方で、下弦月使は全力で逃げるという、複雑なものになっているようです。
天界の大混乱への罰として追放
権一真の一言がきっかけで激怒した下弦月使は、天界に大きな混乱を引き起こしてしまいます。
元々、権一真は独立独歩の性格で、他人との付き合いを避けるようなクセのある人物です。
そのような特異な性格の持ち主と接するのは、普通の人にとってはかなりの試練かもしれません。
かつて、西方を守護する武神であった下弦月使ですが、その怒りが原因で天界に迷惑をかけ、その罰として追放されました。
これが下弦月使(引玉)に、呪枷がつけられている理由です。
その結果、現在は権一真が西方を守護する武神の役割を担っています。
下弦月使のその後の運命は不明
「天官賜福」における下弦月使(引玉)の運命については、現時点でははっきりしません。
原作小説の日本語訳が、まだ2巻までしか出ていないからです。
全6巻の予定とされていますので、詳細はこれから翻訳される巻を待つしかありません。
引玉の物語を一刻も早く読みたい気持ち、わかりますよ。
まとめ
「天官賜福」に登場する下弦月使の正体と、彼に課された呪枷の理由、そして彼の最終的な運命について解説しました。
- 下弦月使、本名引玉(インユー)は花城の部下。
- 過去には天界の神官として仕えていた。
- 呪枷が課されたのは、天界を追放されたから。
- 権一真に対して暴言を吐き、天界に混乱を招いたため、罰として追放された。
意外にも地味で控えめな外見の下弦月使の過去が、実はドラマチックであることに驚かされます。
「天官賜福」の特色は、一見目立たないモブキャラクターにも、深いバックストーリーが用意されている点にあります。
下弦月使の天界での激しいエピソードを、目の当たりにする日が来ることを期待しながら、続きの展開を楽しみに待ちたいと思います。