天官賜福:南風と扶揺の正体と険悪な関係の理由を解説!

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「天官賜福」の南風(ナンフォン)&扶揺(フーヤオ)って、もしかして同一のキャラクターなのでしょうか?

同じなら、なぜ別の名前で登場するのか?

その理由を探ってみました。

ナンフォンとフーヤオの真の姿は?

初期シリーズで登場したナンフォンとフーヤオは、多くのファンにはお馴染みのキャラです。

しかし、彼らは2期で現れるフォンシンとムーチンと、非常に似ていると感じませんか?

同じ声優が担当しており、しばしば激しい争いを繰り広げることから、彼らの不仲の関係までもよく似ています。

ナンフォンとフーヤオについて詳しくご紹介しましょう。

 

上天庭の神官たちに個人的に招かれた

ナンフォンとフーヤオは、「天官賜福」の最初のエピソードから登場している中天庭の武官です。

天庭を宮廷に例えると分かりやすく、天庭は皇帝を中心とした構造を持ち、古代日本の統治体系に似ています。

上天庭には自力で天界に昇った神官たちがおり、彼らは武神や文神、五師などのポジションで各省のトップを務めています(太子殿下もこれに属します)。

一方、中天庭には上天庭の神官たちが個人的に招いた神官たちがおり、ナンフォンとフーヤオもその一部です。

 

二人の上司は風信と慕情

太子殿下が初めてナンフォンとフーヤオに問うたのは、「誰の部下ですか?」という質問でした。

これは中天庭の神官が、上天庭にそれぞれの上司を持っているためです。

ナンフォンが風信の、フーヤオが慕情の部下であると聞いて、太子殿下は驚いて茶を吹き出しました。

これは風信や慕情と太子殿下の間に、複雑な過去があるためです。

 

通常では協力を求める関係にはならないため、「この事実を貴方たちの上司は知っていますか?」と尋ねました。

二人は「上司は知らない」と答えたため、太子殿下は一旦は引き下がりましたが、おそらくは納得していなかったと思います。

 

二人の真の姿は慕情と風信

調査の結果、ナンフォンとフーヤオの正体が、風信と慕情であることが明らかになります。

ナンフォンは南陽将軍・風信、フーヤオは玄真将軍・慕情です。

彼らがただの部下ではなく、実際には自らが太子殿下のもとに訪れているのです。

その証拠に、二人はそれぞれの本来の特徴を隠すことができておらず、以前の行動パターンをそのまま示しています。

 

例えば、ナンフォンは風信の昔のクセで太子殿下の護衛としての立ち振る舞いを続け、フーヤオは慕情としての失言を繰り返します。

意見が合わないと直ちに争いを始める点も、二人の特徴と一致しています。

加えて、天界で孤立している太子殿下に積極的に接近する神官がいるはずがない中、過去に太子殿下に仕えたことのある風信と慕情だけが、その可能性を持っています。

太子殿下も彼らの振る舞いから、これを見抜いているようです。

 

南風と扶揺の間に不和が生じた背景

南風(ナンフォン)と扶揺(フーヤオ)、彼らがなぜ不和にあるのかを掘り下げます。

 

仙楽国の崩壊が原因で関係が悪化

仙楽国の滅亡時、ナンフォンとフーヤオ(かつての風信と慕情)は太子殿下と共に国を追われ、逃亡生活を余儀なくされます。

その途中、意見の相違が原因で二人の間に深い亀裂が生じました。

800年前、仙楽国は深刻な干ばつに見舞われ、太子殿下は自国を救うために法力を用いて水を供給し続けました。

 

しかし、これは神官の掟を破る行為であり、結局は事態を好転させることはできませんでした。

さらに、その頃仙楽国では「人面疫」という致死率の高い病気が蔓延し、国は混乱に陥ります。

太子殿下が率いる軍も病気の流行により敗北を重ね、最終的には仙楽国は永安国によって滅ぼされたのです。

 

逃亡生活中に意見が対立した

風信と慕情の対立は、逃亡生活中の意見の食い違いが原因であり、約800年も続いています。

太子殿下は仙楽国の滅亡の主犯とみなされ、彼と共に逃亡したのは両親と彼の護衛である風信と慕情のみでした。

初めは共に困難を乗り越えようとした一行ですが、最初に慕情が一行を離れることを決めます。

彼は独立して、金を稼ぐほうが有益だと考えました。

しかし、風信はこれを慕情が太子殿下を見捨てた行為と捉え、ここに二人の間に大きな亀裂が生じました。

 

後に状況は更に悪化し、太子殿下自身が盗みに手を染めることとなり、風信も太子殿下を見捨てて去ることになります。

国王夫妻は自害し、太子殿下は孤独に陥りました。

慕情は、風信が結局は太子殿下を見捨てたと非難されるのが不服で、二人が顔を合わせるたびに争いが再燃するのです。

 

罪悪感から太子殿下へ恩返しをする

ナンフォンとフーヤオに扮して、風信と慕情が太子殿下を支援する理由は深い罪悪感にあります。

彼らは太子殿下が過酷な時期を乗り越える間、そばで支えることができなかったという自責の念を抱えています。

このため本来の姿で直接、太子殿下に接することには大きな抵抗があります。

太子殿下が三度目の飛昇を果たし、天界に戻ることができたとき、二人はこれを恩返しの機会と見定めました。

 

慕情は怪我をした太子殿下に薬を届けたり、太子殿下からの連絡を待つために通霊陣に留まるなど、彼女の普段の冷たい態度からは想像もつかないほど太子殿下のことを気にかけています。

風信も、太子殿下が援助を求めればすぐに駆けつけるなど、彼に対する献身的な姿勢を見せています。

このような行動が、風信の可愛らしい面を引き出しています。

 

まとめ:南風と扶揺の真の正体と複雑な関係

「天官賜福」におけるナンフォンとフーヤオの正体と、彼らの間の不和の理由を解説します。

ナンフォンとフーヤオは、天界の武官として太子殿下の助手に志願しました。

彼らは本来、慕情と風信の部下であり、ナンフォンとフーヤオの正体は実は慕情と風信本人です。

 

ナンフォンとフーヤオの間の不和の理由は以下の通りです。

1. 仙楽国からの追放が二人の関係に影響を与えた。

2. 逃亡生活中の意見の食い違いが、仲違いの根本的な原因となった。

3. 風信と慕情は変装してでも、太子殿下を支援し続けることを選んだ。

アニメの第2期では、仙楽国で起きた出来事がさらに詳しく描かれることになるため、風信と慕情としての活躍が増えることが期待されています。