天官賜福に登場する君吾(ジュンウー)と言えば、壮大な神殿の玉座に座り、神官達を高みから観察しているイメージが強いですね。
声優の子安武人さんの低く重厚な声質が、その威厳と優雅さを見事に表現しており、特に印象的なキャラクターだと思います。
今回は、君吾が実は白無相や謝憐との間に、深い繋がりがあることが明らかになりましたので、その詳細をお伝えします。
君吾の正体とはどんな人物なのか?
天官賜福における君吾のキャラクターを紹介します。
果たして、その正体とは…?
天界の頂点であり神武大帝
君吾は天界で最も尊敬される武神で、神武大帝として知られています。
1,000年以上も天帝の地位を保持しており、全国に広がる寺院と信者は数知れません。
君吾の影響力は計り知れず、富と法力では他の追随を許しません。
また、趣味として珍しい宝剣の収集を楽しんでおり、そのユニークな一面が魅力的です。
謝憐を特別な存在としている
君吾は謝憐を「仙楽」と呼び、特別な感情を抱いているようです。
仙楽は800年前に消失した国の名称であり、謝憐の故郷でもあります。
- 仙楽の三度目の飛昇の際の失敗にも関わらず、君吾はそれを大きな問題とはみなしませんでした。
- 裴茗による花城との関係を問題視された時も、謝憐を弁護しました。
- 任務配分時には、謝憐の希望を尋ねるほど気を使っています。
- 貧しい謝憐のために立派な宮殿を建てるなど、過保護なほどです。
これらの行動から、明らかに君吾は謝憐を贔屓(ひいき)にしていると感じますが、花城は「兄(謝憐)は天帝に嫌われている」と言っています。
なぜ、花城は君吾が謝憐を嫌っていると考えているのでしょうか?
その疑問が気になります。
謝憐に斬られた過去がある
君吾が以前、「謝憐に斬られた」という発言がありました(アニメ2期1話)。
これは謝憐の2度目の飛昇の際の、出来事の可能性が高いです。
【謝憐の各3回の飛昇の詳細】
・1回目の飛昇
謝憐は「太子悦神」としての、非凡な力を認められて飛昇。
仙楽国での干ばつ時、神官が人間界に干渉する禁忌を破り、祖国を救おうとしたが失敗。
その結果、禁忌を犯した罪で人間界に追放された。
・2回目の飛昇
具体的な飛昇の理由は、日本語版小説2巻まででは明かされていません。
ネット上では2度目の飛昇に不満を持ち、自ら人間界へ戻ることを選んだとのこと。
通常、神官が人間界に追放されることは珍しいです。
これが計画的であったとされ、君吾との間で斬りつけることが決定され、その結果として天帝による罰として、人間界に落とされたと考えられています。
・3回目の飛昇
この飛昇の具体的な理由も、日本語版小説2巻まででは不明。
『天官賜福』の物語の開始時点で、天界の鐘を落とし宮殿を破壊しての飛昇が描かれます。
こうした大胆な行動を許容する上司としての君吾の存在は、その寛大さが際立っています。
これらのエピソードから、二人の間には強い絆があり、相互の信頼が感じられます。
君吾の最終的な運命はどうなる?
『天官賜福』の中で描かれる君吾の真の姿と、その最終的な運命は、一体どのようなものなのでしょうか?
四大害の白無相である可能性
君吾と四大害の一人である、白無相(バイウーシャン)との関連性について噂があります。
四大害とは、天界を脅かす4人の鬼を指します。
霊文殿では鬼を絶、凶、厲、悪の4つの等級で分類し、その中でも特に力強い4人が四大害とされています。
四大害には花城、賀玄、白無相、戚容が名を連ねていますが、戚容のみが凶に最も近い絶級の鬼です。
『天官賜福』を中国語で読み解いた情報によると、君吾が天帝であると同時に白無相でもあるとのこと。
天界の第一武神が同時に絶級の鬼であるというのは、一体どのような意味があるのでしょうか?
この謎については、原作小説日本語版の2巻までの情報では明らかになっていません。
詳細が分かり次第、追記する予定です。
中国における鬼は、日本の幽霊に近い存在で、英語では通常ghostと表されます。
これは、この世に強い未練を持った人間が鬼となることを意味しており、君吾には何か深い後悔が存在するかもしれませんね。
最後は黒幕として死亡する?
君吾(白無相)が、人面疫の発生原因とされる噂もあります。
詳細は原作小説で確認したいところですが、日本語訳はまだ3巻まで発売されていません。
最終的には花城と謝憐が協力して、君吾を倒す展開となるようですが、その過程がどのように進むのか、非常に楽しみです。
まとめ
『天官賜福』の天帝・君吾についての要点をまとめました。
- 君吾は天界の第一武神・神武大帝です。
- 太子殿下・謝憐に過去に斬られたことがあります。
- 正体は四大害の一人・白無相との噂もあります。
- 物語の最後で黒幕として死亡する、と言われています。
表向きは温和なジェントルマンとして、振る舞う君吾(ジェンウー)。
こんな彼の裏の顔や過去には、どのような事実が隠されているのでしょうか?
今後の展開と彼の動向が非常に気になりますので、引き続き注目していきたいと思います。