黙示録の四騎士で謎に満ちた新キャラクター、ティティスに焦点を当てた解説を行います。
ティティスが主人公たちの味方として物語に参加しており、彼女の起源や父に対する興味が高まっていることでしょう。
彼女の物語上の動向が、前作のキャラクターであるデリエリと繋がっている可能性を示唆する意見もあります。
そこで今回は、ティティスの起源と父の真相について。
そして彼女がデリエリかどうか？に関する詳細を掘り下げます。
ティティスの謎を解明-起源と父親は？
ティティスの背景と父親について、詳細な解説を進めていきましょう。
彼女の正体と父親に関して、何が明かされるのか見ていきます。
正体① リオネスの守護者で魔術師
ティティスは、リオネス王国を治める女王、エリザベスの側に仕える魔術師としての役割を担っています。
エリザベスの直接の下で活動するティティスは、彼女が高位の魔術師であることを物語っています。
特にランスロット達がパーフェクトキューブで閉じ込められた際に、ティティスの助けを求めたエピソードは、彼女がアブソリュートキャンセルを行使できることを示しています。
前作を含め、アブソリュートキャンセルを扱える魔術師は、マーリンをはじめとして極めて少数であり、ティティスの能力の高さが伺えます。
正体② メリオダスとの深い信頼
ティティスはメリオダスや聖騎士たちに、深く信頼されていることが明らかです。
聖騎士たちは魔術に関する事態が発生した時、ティティスの協力を頼る姿勢を見せています。
メリオダスがエリザベスの保護者としてティティスを選んだのも、彼女への信頼があったからに他なりません。
エリザベスの安全を任せるという行為は、メリオダスがティティスの能力及び人柄を高く評価している証拠です。
ティティスがエリザベスの側に置かれるには、メリオダスの強い後押しがあったことが推測されます。
この信頼関係があるからこそ、メリオダスはアーサー率いるリオネス王国への攻撃時にも、迷わずに対応することができたのでしょう。
正体③ 父親は聖騎士ゴルギウス
ティティスの父、ゴルギウスは聖騎士であり、透明化能力を持つウィアード・ファングの一員でした。
彼は以前、エリザベスの生命を狙う陰謀に加わり、その目的達成のためには人質を取るなど、冷酷な手段をいとわない性格をしていました。
しかし、メリオダスによって打ち倒された後、一時的に物語から姿を消します。
ブリタニア全土が十戒によって荒らされ始めた際に再び現れ、追手から逃れる最中、エリザベスに助けられるという出来事がありました。
「黙示録の四騎士」での再登場時には、再び聖騎士としての立場を取り戻していることから、過去の行為が許され、改心した姿を見せています。
ティティスとの良好な関係も、彼がエリザベスの影響を受けて人として成長したことを物語っており、父親としての責任を果たしている様子が描かれます。
正体④ 人間以外の種族の可能性
ティティスは、彼女がかつて十戒の一員であったデリエリである可能性が指摘されています。
デリエリは、魔神王の直属の精鋭部隊・十戒のメンバーであり、特殊な能力「戒禁」を持っていました。
彼女は通常、ほとんど話さない性格ですが、自身の姉が女神族に殺されたため、女神族をはじめとする敵対種族への憎悪を強く抱いています。
一方で、聖戦中にエリザベスに救われた過去があり、そのため彼女に対しては複雑な感情を持っていました。
また、ランスロットがティティスを蔑称で呼んでいたことから、ティティスが人間以外の、長寿を持つ種族である可能性が浮上しています。
長寿を持つのは「女神族」「妖精族」「巨人族」に限られますが、ティティスの外見がデリエリに似ているため、彼女がデリエリである、あるいは魔神族であるという意見が支持されています。
正体⑤ デリエリの生まれ変わり
ティティスがデリエリである、もしくはその転生体であるという仮説についてさらに掘り下げます。
特に、デリエリが転生した可能性が高いと思われます。
この理由は、前作でデリエリが既に死亡しているためです。
聖戦時に封印されその後復活したものの、メリオダスとの戦いでモンスピートと共に敗れました。
その後、ある家庭に助けられたデリエリは、十戒から離反しようとするも、エスタロッサの攻撃によってモンスピートを失い、最終的にはエリザベスとの再会後、エスタロッサとの戦いで命を落とします。
デリエリの転生については、マエルが自分の罪を償うためにデリエリとオスローへの転生の術を施したことが明らかになっています。
術が施されてから10年以上の時間が経過しているため、デリエリが既に転生している可能性は高く、ティティスがその生まれ変わりであるという考察が成り立ちます。
まとめ
「黙示録の四騎士」に登場するティティスについて、彼女の起源、父親、そしてデリエリとの関連性に関する深掘りをしました。
ティティスはリオネス王国の女王エリザベスの側で活躍する魔術師として、その能力と信頼性で注目を集めています。
彼女の父は聖騎士ゴルギウスであり、過去の暗部を乗り越えて聖騎士として再び登場しています。
これらの事実は、ティティスが高い魔術の能力を持ち、信頼される存在であることを示しています。
さらに、ティティスの正体に関する興味深い説として、彼女が魔神族の一員であったデリエリの転生体ではないか？という考察があります。
デリエリは過去に女神族への強い憎悪を持ちながらも、エリザベスによって救われたという複雑な背景を持つキャラクターです。
ティティスがデリエリの転生である可能性は、彼女の長寿と外見の特徴、さらにはランスロットによる蔑称の使用からも示唆されます。
転生の可能性は、前作でデリエリが死亡した後、マエルによって施された転生の術により支持されています。
この物語はティティスが、彼女自身の魔術の才能と複雑な過去を背景に、物語の中でいかに重要な役割を果たしているか？に注目してみましょう。
