鬼滅の刃:鳴女の人間時代の過去は?なぜ鬼になったのか理由を解説!

※アフィリエイト広告を利用しています

鬼滅の刃の重要人物、上弦の肆・鳴女の本質、生前の事情、哀れな過去、そして無惨からの評価に迫ります。

鳴女(なきめ)は鬼であり、最終敵である鬼舞辻無惨の部下の中の一人として描かれています。

物語の中盤、他の通常の鬼たちと共にいましたが、上弦の肆・半天狗が敗れた後に無惨から血を授かり、新たな上弦の肆へと昇格します。

鳴女の生前のエピソードや背景は長らく謎に包まれていましたが、最近「公式ファンブック」でその過去が解き明かされたため、その内容を詳述します。

鳴女の生前の悲劇的な過去背景

鬼滅の刃の物語内で、鳴女の生前や過去に関する具体的な記述は存在しませんでした。

ファンの間では、鳴女に関する多くの推測が飛び交っていました。

・善逸の母親説?

・悲鳴嶼行冥の寺に居た「沙代」説?

 

鳴女が持つ琵琶の技術と、善逸が吉原遊郭で見せた三味線の腕前の共通点から、「善逸の母親」であるとの推測がなされていました。

その外見の特徴から、悲鳴嶼行冥の寺にいた「沙代」との推測もありますが、どちらも違います。

公式ファンブックからの発表により、鳴女の生前や過去の詳細が公表されましたので、その点について深掘りしていきます。

 

貧しい結婚生活を送っていた

「大正コソコソ噂話」によると、鳴女の生前の経緯が描かれています。

鳴女は鬼化する以前に結婚しており、非常に貧しい生活を送っていたことが明らかにされています。

子供はおらず、日々の生活費を稼ぐのに必死だったようです。

 

琵琶の演奏で生計を支えていた

鳴女は人間時代、琵琶の演奏で生計を立てていました。

人間が鬼に転じる際、生前の情熱やトラウマが鬼としての形をもたらすことがあります。

例えば、猗窩座の体に見られる入れ墨や、響凱が体に持つ鼓などがその事例です。

鳴女も生前の琵琶の演奏が、鬼としての特徴として現れていると考えられます。

 

博打を好み無責任な夫

鳴女の夫は働かず、鳴女の稼ぎで博打を楽しんでいたため、家計は常に火の車でした。

鳴女が有名な演奏家でない限り、琵琶の演奏だけでは十分な収入を得ることは難しいでしょう。

鳴女の夫は博打好きで無責任な人物で、鳴女の収入を浪費してしまっていたようです。

このような状況では、いつ飢えに苦しむか分からないほど、生活は困窮していました。

 

金づちで夫を撲殺してしまう

ある運命の日が、鳴女の人生を変えます。

鳴女は、自身の唯一の演奏用着物を夫が売り払い、その代金で博打をしてしまったことを知ります。

この裏切り行為に激怒した鳴女は、金槌で夫を激しく殴り、最終的に命を奪いました。

着物を取り戻すことはできなかったため、鳴女は破れた着物を着て演奏に臨みました。

その日、客に冷たい視線を受けながらも、震える手で琵琶を奏でたところ、意外にもその音色が称賛されたのです。

 

殺人後の演奏が評価される

夫を殺害した直後の演奏が評価されたことで、鳴女は異常な心理状態に陥りました。

「人を殺した後に演奏すると評価が高い」という歪んだ信念が生まれ、「これからは人を殺してから演奏しよう」という狂気に走ります。

この思考が定着し、鳴女は仕事の前には必ず人を殺害するようになりました。

その結果、殺害後の演奏で異常なほどの評価を受けることが多くなります。

 

無惨が鬼として蘇らせる

この狂気の日々を送る中、鳴女は最も危険な相手、鬼舞辻無惨に遭遇します。

演奏前に無惨を標的にしてしまったことから、逆に返り討ちに遭い、命を落としてしまいます。

しかし、無惨は鳴女の異常な才能を認め、鳴女を死後、鬼として蘇らせました。

この出来事が、鳴女の鬼としての新たな生をスタートさせるきっかけとなったのです。

 

無惨に気に入られた人間時代

鳴女が鬼となる前の生涯について、ご紹介してきました。

特に重要なのは、人間だった鳴女が鬼舞辻無惨を暗殺しようと試みたことです。

この試みは失敗に終わり、鳴女は命を落としましたが、その際、無惨に強い印象を与え、鬼として蘇らせられました。

無惨が鳴女をどう評価していたのか?

その変化を「公式ファンブック」を通して探ります。

 

無惨から高評価を受ける鳴女

ファンブックには、無惨が鳴女を含む各鬼に対する評価が記されています。

当時、鳴女は上弦の鬼ではありませんでしたが、無惨からは

「非常に便利であり、お気に入りである」

と高く評価されています。

この時点で、十二鬼月にも含まれていない普通の鬼であった鳴女が、無惨にとって価値ある存在であったことが、鳴女が特別扱いされた理由です。

 

新たな上弦の肆として躍進

マンガの第16巻・第134話において、新たな上弦の肆としての鳴女の姿が描かれています。

この段階で鳴女は上弦の鬼としての地位を確立し、鳴女の血鬼術は以前にも増して強力になりました。

特に鳴女の能力により鬼殺隊の位置を把握し、産屋敷耀哉の屋敷を特定することができるようになります。

 

これに対して無惨は、

「鳴女、お前は私の想像を超えて成長した。素晴らしい」

と非常に高い評価を与えています。

無惨が他の鬼に対して、このような称賛をするのは極めて稀であり、これが鳴女が無惨から特別視されている証拠です。

 

まとめ:悲惨な過去が鳴女を残忍にした

この記事では上弦の肆・鳴女に焦点を当て、鳴女の正体、人間時代の悲劇的な過去、そして無惨から受ける評価について詳述しました。

鳴女は猗窩座や童磨、黒死牟のように目立つ血鬼術を持つわけではありませんが、物語において重要な役割を担っており、無限城での鬼殺隊の引き込み役としても活躍しています。

また、ファンブックで明かされた鳴女の過去と人間時代の詳細は、鳴女のキャラクターに深みを加え、鳴女の行動の背景を理解する上で重要な情報源となっています。

 

鳴女の人間時代の悲惨な生活、特に夫による裏切りとそれに続く極端な反応は、鳴女が鬼としてどのように進化したか?に深い影響を与えています。

このような過去が鳴女の残忍さや、独自の血鬼術の発展に結びついているのは明らかです。

鳴女が無惨に特別な関心を持たれ、「便利である」と絶大な評価を受けるシーンは、鳴女がただの鬼以上の存在であることを強調しています。

さらに無惨による直接的な称賛は、無惨が他の鬼に対して通常抱かない感情的な投資を、鳴女に対して持っていることを示唆しています。

 

これらの点から、鳴女は敵対者以上の役割を果たしており、鳴女の存在が「鬼滅の刃」の物語において重要な意味を持っていることが分かります。

鳴女の人間性と鬼としての性質が交錯することで、物語はより豊かなものとなり、鳴女のキャラクターは視聴者に強い印象を与えています。

そのため、アニメ版でのさらなる掘り下げが期待されるのは自然なことでしょう。