鰐間（わにま）兄弟は、ブルーロックの施設に入った際、異例ともいえる双子として注目を集めています。
二人を演じるのは鈴木崚汰さんで、一人で二役を演じ分けています。
鰐間兄弟は、双子ならではの無言の連携プレーで潔世一らを圧倒し、その実力を披露しました。
ここでは、 鰐間兄弟の運命や落選後の展開に迫り、彼らのその後の動向について詳しくお伝えします。
鰐間兄弟の脱落の可能性とその後
鰐間兄弟は兄が淳壱（じゅんいち）で、弟が計助（けいすけ）の双子です。
サッカーというチームスポーツにおいて、二人だけの独自の世界観を持ちながら試合に挑んでいます。
彼らは息ピッタリの連携で他の選手たちを挑発し、時にはラフプレーにも近い行動を取るため、物語の中で悪役のような立場に置かれているとも言えます。
こんな鰐間兄弟の脱落の可能性と、その後の展開について探っていきましょう。
初回審査でチームVに惜敗
鰐間兄弟は初回の審査で、チームVに敗れています。
この初回審査はサバイバル形式で行われ、150名が競技から脱落。
V、W、X、Y、Zの5つのチームがあり、上位2チームと、下位3チームから得点王1名が次の審査に進むことができます。
チームVに敗れたことにより、鰐間兄弟は厳しい状況に追い込まれました。
チームWの3位敗退で計助が脱落
チームWは3位で敗退し、その結果、弟の計助が脱落しました。
下位の3チームからは、得点王1人のみが次のラウンドへ進むため、鰐間兄弟のどちらかだけが残ることになります。
得点王に選ばれずに、脱落したのは計助です。
いつも一緒にいた二人が、離ればなれになる現実を受け止め、涙を流していました。
淳壱は脱落せずに戦いを続けている
兄の淳壱は2024年7月現在、脱落していません。
初戦では具体的な試合の様子は描かれていませんが、馬狼照英が所属するチームXとの対戦で4-1で勝利しています。
また、最終試合では二子一揮がいるチームYと対決し、詳細は明かされていませんが1-1で引き分けています。
これらの試合での活躍から、淳壱がまだ脱落していないことが確認できます。
淳壱と計助の現状とその後の動向
鰐間淳壱と計助はいつも一緒ですが、ブルーロックでの競争は厳しく、実力不足はすぐに脱落を意味します。
特に兄の淳壱は口数が少なく、ほとんどの場合、弟の計助が代弁しています。
一方が脱落する可能性がある中、どのような展開になるのかが注目されています。
このため、淳壱と計助のその後の経過と、現状について調査しました。
淳壱はチーム得点王で一次を突破
鰐間兄弟のうち、兄の淳壱が一次選考でチームの得点王となり突破します。
「得点王」とは、脱落が決定する下位3チームの中で、最も得点を挙げた1名を指します。
淳壱がこの称号を獲得して、一次選考を乗り越えました。
鰐間兄弟は、その実力から「Wエース」と称されるほど評価されており、少なくとも一方が一次予選を突破すると、予想されていました。
淳壱は雷市らと共に二次もクリア
続いて淳壱は、雷市と我牙丸と共に、二次選考を突破します。
1stステージで79位で通過後、メンバーを探していた雷市と我牙丸を説得し、彼らとのチーム結成に成功しました。
裏切り行為をしても、その口の上手さでチームをまとめ上げた淳壱。
その後も志熊恭平・田中信玄をチームに引き入れて、二次選考を無事に通過します。
三次選考では淳壱は不出場
鰐間淳壱は三次選考のU-20日本代表戦で、出番がありませんでした。
トライアウトでは、TOP5の雪宮剣優とTOP6の凪誠士郎が率いる、チームCを選んだ淳壱。
しかし、第3試合で出場したにもかかわらず、得点には絡めず試合の描写もなかったため、目立つ活躍は見られませんでした。
このことから、おそらく絵心甚の目に留まらず、U-20日本代表戦での出番がなかったと思われます。
淳壱は最終選考でイングランドを選択
鰐間淳壱は最終選考「新英雄大戦（ネオ・エゴイストリーグ）」で、イングランドを選択します。
2週間の休息を経てブルーロックに戻った淳壱は、ヨーロッパの5大リーグの中からイングランドを選んでいます。
フィジカルが特に重要視されるイングランドのスタイルが、自身に適していると感じたようです。
その後、第6試合のフランス戦に出場し、試合後には400万のオファー年俸を獲得。
さらに第8試合のイタリア戦にも出場し、試合終了後には820万のオファー年俸を得ています。
計助はものまね芸人として新たな道へ
弟の計助は「兄のものまね芸人になる！」と宣言し、青い監獄を後にします。
計助は自身の短所として、兄の表情を読み取ることに重きを置き過ぎ、他の人々の表情には興味を示さないことを挙げています。
ブルーロックにいた時は、ほとんどが兄・淳壱の通訳を務めるなど、兄を深く愛していることが伺えます。
兄のモノマネなら、誰よりも上手にできる可能性は高いですが、そのキャリアが成功するかは不透明です。
芸名はけいすけ・デイビッドソン
計助の芸名は「けいすけ・デイビッドソン」です。
この芸名は、サッカー選手の本田圭佑のものまねをする「じゅんいち・ダビッドソン」が元ネタとされています。
ブルーロックには、
・潔世一がフィリッポ・インザーギ選手
・蜂楽廻がロナウジーニョ選手
・糸師凛が大迫勇也選手
など、実在する選手をモデルにしたキャラクターが存在します。
兄・淳壱のものまね芸人として、けいすけ・デイビッドソンという名前を選んだのは、彼の特性を反映していると言えるでしょう。
今後のスピンオフ作品で、けいすけ・デイビッドソンの活躍が描かれると、ファンにとっては非常に魅力的な内容となるはずです。
まとめ
『ブルーロック』で重要な登場人物である淳壱と計助の兄弟。
彼らの進む道は、選択するプロセスで異なる結末を迎えます。
物語は一次選考から始まり、淳壱が所属するチームVは敗北を喫します。
しかし、淳壱は個人としての成果を上げ、チーム得点王として名を馳せ、選考を突破することに成功します。
これは、作者が淳壱のキャラクターに強い精神力と、リーダーシップの資質を与えたことを示しています。
一方で、計助が所属していたチームWは3位で敗退し、計助自身も脱落することになります。
ここには同じ環境に置かれても、異なる結果に導かれる二人の道の分かれ目が描かれています。
計助の道の選択は、兄の影を追いかけるのではなく、自分自身の道を選ぶ決断を促す出来事となります。
淳壱はその後も前進し、雷市や我牙丸と共に二次選考を突破します。
しかし、三次選考でのU-20日本代表戦では、出場の機会がありませんでした。
淳壱のサッカー選手としてのキャリアにおいても、試練と成長の機会が交錯していることが伺えます。
物語のクライマックスにおいて、淳壱はネオ・エゴイストリーグでイングランドを選びます。
これは淳壱が、国際舞台で自己の能力を試すことを望んでいることを示し、同時に淳壱が自分自身との対話を通じて、成長した結果と見ることができます。
計助は異なる形で自己表現の道を選び、「けいすけ・デイビッドソン」という芸名でものまね芸人として、新たなキャリアを歩み始めます。
計助の選択は、兄とは異なる自己実現の形を示しており、二人のキャラクターがそれぞれに異なる夢を追求する過程を描いています。
ブルーロックの物語の進行は、作者が個々の登場人物に深い内面的な成長を与え、読者にそれぞれの選択がもたらす影響を、考察させるよう仕向けています。
兄弟の対照的な道の選択は、彼らの個性と運命を浮き彫りにし、物語全体にリアリズムとドラマを加えているのです。
