『ブルーロック』の登場人物は、攻撃的だったり、言葉遣いが悪かったりして、「許せない」「不快だ」と評されることが多いです。
その中でも、五十嵐栗夢(イガグリ)に対する否定的な意見は特に多く、彼について辛辣な批評が目立ちます。
本稿では、なぜ五十嵐栗夢がこんなに嫌われているか?の理由を詳細に解説します。
五十嵐栗夢が嫌われている理由
五十嵐栗夢は家の寺を継ぐ意思がなく、ブルーロックに参加したことで反感を買っています。
加えて、吉良涼介が残るべきだったとの意見があるほど、五十嵐栗夢への不満は根強いです。
ここで、五十嵐栗夢が「許せない」とされる理由を7つ探ってみましょう。
裏切りが行為が多く嫌われる
最初に挙げられるのは、五十嵐栗夢の裏切り行為が多いという点です。
五十嵐栗夢が「許せない」と嫌われる最大の理由は、裏切り行為が目立つことにあります。
ブルーロックがデスゲーム風の設定で緊迫した雰囲気を持つ中で、五十嵐栗夢の裏切り行為は、そうした環境下で生き残る術とも考えられます。
さらに入寮テストの鬼ごっこで、潔世一を盾にしておきながら、潔が鬼となった際には「当てないで」と訴えたことも、彼の非難を浴びる原因となっています。
自らが窮地に立たされた時には、過去の裏切りを忘れたかのように助けを求めるその姿が、嫌悪感を増大させる一因となっているのです。
軽薄な態度が鬱陶しい
五十嵐栗夢は時折、軽薄な態度を見せることが鬱陶しいと感じられています。
特に、彼の実家が寺であるためか、「南無三」といった仏教的なフレーズを話題にすることが多く、これが場の雰囲気に合わないと感じる人もいます。
このような発言が、一部からはユーモアと受け取られる一方で、別の一部からはただのウザさと受け取られています。
加えて、五十嵐の実力が伴わないにも関わらずに出る軽薄な発言は、他人からの反感を買うことにも繋がっており、これが彼の鬱陶しさを際立たせています。
狡猾さにイラッとくる
五十嵐栗夢は、「マリーシア(狡猾さ)」という特性を活かしています。
この特性により、彼は相手のミスを利用することが多く、試合中に相手からファウルを引き出すことで、敵チームの士気を削ぐ効果があります。
しかし、この「マリーシア」が得点に直接結びつかないにもかかわらず、彼が得意げに振る舞うことが多いため、見ている人々からウザイ!と不快感を引き起こしています。
大袈裟なリアクションが不快
五十嵐栗夢の大袈裟なリアクションが、不快との意見が多くあります。
『ブルーロック』には糸師凜や、凪誠士郎といった冷静なキャラクターが多いため、五十嵐栗夢の行動が特に目立ち、不快感を増しています。
一方で五十嵐の行動が、物語に活気を与える役割を果たしているとも言えますが、クールな態度が求められがちな中で、五十嵐栗夢のリアクションが煩わしいと感じられることがあります。
U20戦のベンチ入りが疑問視される
イガグリが、なぜU20戦でベンチメンバーとして選ばれたのかは、多くの視聴者にとって謎です。
作中には非常に才能豊かなキャラクターが溢れている中で、五十嵐栗夢が具体的な特技を持たず、成績も低迷しているにも関わらず選ばれたのは、彼の精神的な強さ「諦めない心」が評価されたからかもしれません。
しかし、それだけでイガグリが「マリーシア(狡猾さ)」を駆使してU20戦でのベンチ入りを果たしたのかという疑問は、ファンの間で広がっています。
外見とサッカー技術の両面で低評価
五十嵐栗夢に対しては、外見の人気が低いことと、サッカーの技術が未熟であることから低評価が下されています。
五十嵐の容姿が一般的なモブキャラクターと評され、魅力を感じないという声が多いです。
さらに五十嵐は、フォワードとしてのポジションを担っているにも関わらず、その役割を果たすだけのサッカー技術を持ち合わせていない、と批判されています。
泥臭いプレイスタイルが不評
五十嵐栗夢が行った顔面ブロックという技が、彼のイメージをさらに悪化させる要因となっています。
顔面ブロックは、文字通りシュートを顔面でブロックする極めて危険な技で、これを行ったことで「泥臭い」との評価を受けています。
このようなプレイは、一部では勇敢な戦いと評価される場合もあります。
しかし五十嵐栗夢に対しては、むしろ彼のプレイスタイルを野暮ったく見せてしまっているとの意見が強いです。
五十嵐栗夢は不要キャラなのか?
五十嵐栗夢(イガグリ)については、原作者の金城宗幸氏自身が「お気に入り」と称え、彼の将来の活躍を期待しています。
にもかかわらず、読者からは「不要なキャラクター」として厳しい意見が相次いでいます。
本稿では「五十嵐栗夢は本当に不要キャラなのか?」という問いに焦点を当てて考察します。
存在が曖昧で不要との声
五十嵐栗夢は、その存在感が曖昧であるため、不要だとの意見が多く聞かれます。
彼は本来の実力ではなく、ジョーカーのように相手にレッドカードを引かせることで試合を左右します。
しかし、五十嵐栗夢が持つ「マリーシア(狡猾さ)」は、他のプレイヤーとは異なる独自の特性を持つものの、それが直接的な得点に結びつかないため、彼の存在価値が疑問視されがちです。
求められる以上のスキルを持たない
五十嵐栗夢は狡猾さだけでは、トップレベルのサッカーには対応できなくなっていると指摘されています。
五十嵐のプレースタイルは、故意にファウルを引き出すという戦術に依存していますが、これが彼の技術的な制限を露呈しており、効果的な戦略とは見なされていません。
五十嵐自身は、
「寺の息子を侮るな、これが私が1人で戦うために磨いた狡猾さ(マリーシア)だ!」
と自信を持って発言しています。
しかし、
「ブルーロックで生き残るために狡猾なストライカーになる」
と宣言しても、そのスキルが求められるレベルに達していないとの批判が多いです。
ブルーロックマンをどう通過したか不明
ブルーロックマンの試験において、五十嵐栗夢がどのようにして通過したのか、詳細は不明です。
ブルーロックマンは、世界トップクラスのゴールキーパーのデータを基に作られた人工知能ホログラムGKで、この試験では90分間で100ゴールを決める必要があります。
五十嵐栗夢には特筆すべきプレイの描写がないため、彼がどのようにこの厳しい条件をクリアしたのか?が疑問視されています。
ただ、彼が全国300人の中から選ばれてブルーロックに入ったことから、ある程度の基本技術は備えていると推測されます。
ドイツで出場するとは考えにくい
五十嵐栗夢がブルーロックの最終選考において、ドイツチームで出場するとは思えません。
五十嵐は特に際立った能力を持たないキャラクターであり、ブルーロックでの最下位にも関わらず最終選考に進んだのは、同じチームに士道龍聖がいたからと言えるでしょう。
もし、士道が別の選手を選んでいたら、五十嵐栗夢が落ちていた可能性が高いです。
五十嵐の「諦めない心」と「マリーシア(狡猾さ)」がどこまで彼を支えるか、注目されるところです。
まとめ
現段階で五十嵐栗夢の魅力的な点は、描かれていないと感じられます。
五十嵐の狡猾さは武器とされていますが、まだ魅力を発揮していない状態です。
五十嵐がこれからどのように覚醒し、ブルーロック内での立ち位置を確立するかが見物です。
ただ、五十嵐がいなくなると、ブルーロックから多様なキャラクターが失われ、物語が単調になる恐れがあります。
彼は原作者と作画担当者からもお気に入りとされており、今後の展開において何らかの活躍が期待されています。