ブリーチには、個性豊かで魅力的なキャラクターが多数登場し、ファンからの支持を集めています。
この記事ではその中から、ジゼル・ジュエルが物語の終わりまで生き残ったこと。
そして、その後どうなったか？についても詳しくご紹介します。
ジゼルは終焉を迎えるか？
ジゼルは見えざる帝国、ヴァンデンライヒのエリート戦士「バンビーズ」の一員として知られています。
その愛らしい外見や自由な雰囲気で、バンビーズ内でも特に人気があります。
ジゼルはその優れた能力で死神達を混乱させ、時には冷酷な面も見せています。
しかし彼女は、果たして最終的に命を落とすのでしょうか？
六車拳西の一撃で敗退
ジゼルの能力「ザ・ゾンビ」は、ジゼルの血を浴びた者は彼女のゾンビとなるというものです。
単なるゾンビではなく、彼女の操り人形となる点が特徴です。
ジゼルはヴァンデンライヒで「マッドサイエンティスト」とも形容される存在。
しかし、彼女の能力は死神の科学者、涅マユリによって支配され、実験材料にされてしまいます。
更に、ゾンビの力で防御と攻撃を行っていたジゼルは、能力を失い脆弱になり、六車の斬魂刀による一撃で敗北してしまいました。
バンビエッタを摂取して再生
「バンビーズ」の中でも自らを隊長と名乗るバンビエッタは、彼女の得意とする爆撃能力の女戦士です。
しかし、その能力への過信が仇となり、狛村左陣によって敗れ重傷を負いました。
バンビエッタが意識を失いかけている中、彼女はジゼルからの「寂しいでしょ」という言葉を聞きます。
ジゼルは自身の深刻な傷を癒やすため、仲間であったバンビエッタを喰らい、その結果復活を果たします。
この行為により、バンビエッタはゾンビ状態の「ゾンビエッタ」となってしまいます。
アウスヴェーレンから生存を遂げる
アウスヴェーレンは、クインシーの王であるユーハバッハが行う、クインシーにとって避けられない運命の儀式と言えるでしょう。
バンビエッタを食べて一命を取り留めたジゼルですが、次に彼女を襲ったのはユーハバッハによるアウスヴェーレンで、これが原因で死に至る可能性もありました。
しかしバンビーズのメンバーは、それぞれが高い能力を持っています。
ジゼルの「ザ・ゾンビ」の能力はアウスヴェーレンによって奪われましたが、彼女は命を落とすことはありませんでした。
霊王宮への協力をするジジ
アウスヴェーレンを乗り越えて生き延びたクインシーは、ジジ（ジゼル）だけではありません。
リルトット（金髪の少女）や問題児とされるバズビーもまた、ユーハバッハのアウスヴェーレンを受けて生き残ります。
リルトットとジジは「同じクインシー同士で能力を奪い合うことはおかしい」と感じています。
一方でバズビーは、ユーハバッハに復讐するためにクインシーとなります。
ユーハバッハに対する復讐の誓いを新たにし、バズビーの個人的な理由に加え、リルトットとジゼルを裏切ったユーハバッハへの復讐心を抱きながら、ジゼルは霊王宮の門の建造に協力しています。
ユーハバッハとの戦いで完敗
ジゼルとリルトットは「バンビーズ」の一員として、同盟者であるにも関わらずユーハバッハに反旗を翻します。
二人がヴァンデンライヒの構成員であることを考慮すると、ユーハバッハに対する忠誠心の欠如は、その背信行為の大きな動機であるかもしれません。
ユーハバッハによる裏切りとその後の処遇に不満を感じ、ジゼルとリルトットは立ち上がります。
しかし、ユーハバッハの圧倒的な力には敵わず、両者は敗れ重傷を負いました。
最終的に生き残りが明かされる
ジゼルはその気まぐれな性格と情緒の不安定さから、命運尽きることが予想されがちです。
しかし、彼女は冷静かつ理性的な思考を持ち合わせており、特に「バンビーズ」の中で最も理性的な人物として、リルトットとの友情を深めています。
BLEACHの小説版では、リルトットとジゼルが共に活躍する様子が豊富に描かれています。
ジゼルが生存していること、さらにはユーハバッハの追手から逃れるために現世に逃れていた事実が明らかにされています。
ジゼル・ジュエルの運命とその後の物語
ユーハバッハに反逆し重傷を負ったジゼルですが、彼女が生き延びた理由は何だったのでしょうか？
また、予測不能な性格で物語の中でも読者の注目を集めたジゼルは、アニメ放送でもますますファンからの期待を集めています。
次にジゼルの終末に迫り、彼女の物語の続きを探っていきます。
奇跡的に生き延びることができた
ユーハバッハの親衛隊に仕えるハッシュヴァルトは、かつて彼の権力によって利用された経験を持ちます。
彼の地位は、バンビーズやジジとの間に距離を生みました。
にもかかわらず、ユーハバッハとリルトット、ジジの衝突の報を受けて、ハッシュヴァルトの配下が二人の治療に当たります。
死の淵を彷徨ったものの、ジジは奇跡的に生き延びることができたのです。
ヤークトアルメー解放へ協力
ジジはその独立心旺盛な性格から「自由に生きたい」と願っています。
小説版BLEACHでは、生き延びたバンビーズの一員であるリルトットとともに行動しました。
ジジはリルトットの計画に賛同し、ウェコムンドからヤークトアルメーの一部を解放する運動に協力します。
この活動はジジの支援によって、成功を収めることができたのです。
ルドボーン戦で苦戦する
ルドボーン・チェルートはホロウの中でも特に強力な存在であり、BLEACHの小説版ではその力はさらに増しています。
ジジの滅却師としての能力とルドボーンのホロウとしての能力は、最悪の相性を持つと言えます。
ホロウの力がジジにとって極めて有害であったため、彼女はルドボーンに対して特に警戒をしていました。
しかし避けられない戦いになり、ジジはルドボーンとの対決で「単独では太刀打ちできない」と苦戦することになります。
流魂街でバンビーズが再集結
流魂街、死者の魂が集う境界なき場所では、死神もクインシーもその存在を超えて集うことができます。
この不思議な場所でジゼルは、かつての仲間たちリルトット、バンビエッタ（ゾンビ化したバンビエッタ）、キャンディス、ミニーニャと久しぶりに再会を果たします。
長い間、リルトットとバンビエッタ以外とは連絡が取れなかったジジにとって、これは感慨深い瞬間でした。
キャンディスやミニーニャが涅マユリの監視から逃れ、流魂街へと向かったことで、この再会が可能に。
乱戦が予想される中での再会は、多くの波乱を予感させますが、バンビーズの5人はついに集結したのです。
マユリに監視菌を付けられる
以前の対決を通じて、ジジは涅マユリによって「監視用の菌」を植え付けられていました。
マユリはそのマッドサイエンティストらしい好奇心から、ジジの行動やデータを密かに分析し続けています。
ジジの卓越したクインシーとしての能力とその残酷な性質は、マユリにとって非常に価値ある研究材料です。
マユリは、ジジが霊王の力を秘めている可能性にも興味を持っており、このために戦闘の際に菌を植え付けたのです。
しかしジジ自身は、この監視用の菌が付着していることに気付いていません。
時灘家の企みに巻き込まれる
バンビーズの中でも特に冷静な判断力を持つリルトットは、涅マユリに捕らえられたキャンディスとミニーニャの窮状を救おうとします。
その過程でマユリから提示された条件は、バンビーズが四大貴族の一つ、時灘家の策略を阻止することでした。
この契約の下、ジジを含むバンビーズのメンバー全員が自由に戦える権利を獲得し、時灘家の計画に介入します。
計画への介入とともに、ジジは死神たちへのサポートをしながら、叫谷への侵入とその侵攻に成功しました。
リルトットと新たな道を探す
ジジはクインシーとして失われた力や、ユーハバッハに奪われた体力の回復を目指して、リルトットと共に現世での生活を送っています。
クインシー特有の能力を活かして、現世を自由に行き来し、同時にバンビエッタに必要な血を提供し、彼女をゾンビとして維持する手段も講じています。
物語の終章ではリルトットと共に喫茶店で過ごし、ケーキを楽しむシーンが描かれています。
二人が今後の生き方や、現世で感じる新たな可能性について話し合っている様子が伺えます。
この穏やかな時間は、彼らが過去の戦いを乗り越え、新しい未来に向かって一歩を踏み出す準備ができていることを示しています。
まとめ
ジゼル・ジュエル（ジジ）とバンビーズの物語は、BLEACHの深い世界で繰り広げられます。
ジジはヴァンデンライヒの一員として、その個性的な能力と共に戦いを続けます。
しかし、彼女たちの道は単純な戦いだけに留まらず、ユーハバッハとの直接的な衝突、重傷を負いながらもハッシュヴァルトの側近によって救われるという運命を経験します。
さらに、ヤークトアルメーの解放運動やエクセキアスとの戦闘、流魂街でのバンビーズメンバーとの再会など、多岐にわたる出来事が彼女たちを成長させていきます。
涅マユリによる監視や、時灘家の策略に巻き込まれたことで、ジジとバンビーズはさらに団結を強め、困難を乗り越えていきます。
最終的には、ジジとリルトットが現世で新たな生活を送り、過去の戦いを越えた新しい未来に向けて歩み始めることになります。
物語は、喫茶店でケーキを楽しむ二人の平和なシーンで終わり、戦い続けた彼女たちが得た静寂の中で、これからの人生について考える余地を与えます。
この物語は戦いの中での成長、再会、そして新しい始まりを描き出しており、ジジとバンビーズのメンバーそれぞれの強さと脆さを通して、友情、信念、そして未来への希望を探求しています。
