小芭内は炭治郎を嫌悪してる?甘露寺との関係が嫉妬の原因か?

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竈門炭治郎は優れた模範キャラで、多くの仲間から助けられたと慕われています。

しかし、彼に反感を抱く者もいます。

その中でも、蛇柱の伊黒小芭内は特に顕著です。

どうして伊黒は、模範生である炭治郎を嫌うのでしょうか?

その背後にある理由を深掘りして解明します。

【この記事で明らかになること】

・伊黒が炭治郎を嫌う具体的な理由

・伊黒と甘露寺との関係

・伊黒の生い立ち

 

柱は人格者というイメージだが…  

伊黒小芭内は、鬼殺隊で最も高位の「柱」の一人です。

彼の外見や話し方は蛇を連想させ、「蛇柱」という称号で呼ばれています。

通常、柱は剣術だけでなく、その人格でも尊敬されがちです。

しかし伊黒は、かつて遥かに格下だった炭治郎に冷たく接していました。

伊黒が炭治郎をどうして嫌っているのか、詳細を掘り下げていきます。

 

柱合会議後から炭治郎を嫌う  

伊黒と炭治郎が初めて会ったのは、柱合会議でのことです。

この会議で炭治郎と彼の妹、禰豆子が即座に処分されるかどうかが議論された際、伊黒は処分に賛成する柱の一員でした。

しかし、冨岡義勇が反対し、元水柱の鱗滝からの懇願もあって、兄妹は一時的に救われます。

この会議が終わった後から、伊黒は炭治郎だけでなく、鬼である禰豆子を含めて嫌っていたとされます。

 

他人に厳しい実力主義者

伊黒小芭内は独自の厳しい基準を持つため、柱以外の隊員に対する信頼が薄いです。

彼のこの実力主義の態度は、他の多くの隊員を見下す原因となっています。

柱の稽古では、他の隊員をまるで無感情な人形のように扱い、縛り上げることもしばしばありました。

その際の相手に対してのセリフが、彼の性格を如実に表しています。

 
「弱い罪」

「覚えない罪」

「手間を取らせる罪」

「イラつかせる罪」

 

以前、触れた柱合会議でも、「信用しない信用しない、そもそも鬼は大嫌いだ」と強く発言しています。

鬼を嫌うのは鬼殺隊の隊員としては自然ですが、過度の不信感は問題があるように思えます。

伊黒のこの極端な不信感は、彼の過去に深く根ざしています。

 

甘露寺への嫉妬が嫌悪の理由

伊黒小芭内が炭治郎を嫌う大きな理由として、彼自身の過去や柱の一人、甘露寺蜜璃との関係が深く関係しています。

伊黒は甘露寺に対して秘めた好意を持っており、彼女に対する一目惚れを作中で明かしています。

では、炭治郎と甘露寺の関係が、どのように伊黒の嫉妬心を刺激するのか?

その詳細を探っていきます。

 

鬼に強烈な怒りと憎悪を抱く

伊黒の家系は、「蛇鬼」と呼ばれる鬼によって支配された呪われた一族です。

この蛇鬼は特に幼子を好み、伊黒家は自らの子供を生贄として献げて生き延びてきました。

ある事件をきっかけに、小芭内は家族の悲惨な歴史を知り、強烈な怒りと憎悪を抱くようになります。

蛇鬼の気に入りだった小芭内は顔に傷を負い、自らの妹たちが鬼に殺されるのを目撃します。

そのため、鬼に同情的な炭治郎に対して、自身の過去と重ね合わせ、強い反感を抱くのです。

 

甘露寺との関係に嫉妬している

以前から伊黒は、甘露寺蜜璃に対して深い愛情を抱いており、彼女に一途です。

2人は手紙を交わす間柄であり、甘露寺が刀鍛冶の里での経験を伊黒に伝えたこともあります。

刀鍛冶の里で炭治郎と共に上限の鬼と戦った甘露寺は、その後の文通で炭治郎との訓練の様子を話し、それが伊黒の耳に入ります。

 

炭治郎と甘露寺が親しげに行動することを知った伊黒は、強い嫉妬心を抱き、再会時に炭治郎に対し「甘露寺に近づくな」と強く警告します。

普段は冷静な彼ですが、甘露寺に関することとなると、感情的になりやすいのです。

この嫉妬心は、伊黒の人間味を感じさせる部分であり、そのギャップが彼の魅力の一つでもあります。

 

炭治郎の成長に対する不満

最後に、伊黒が炭治郎を嫌う重要な理由の一つとして、炭治郎の成長を認めたくないという感情があります。

炭治郎が鬼殺隊に加わってからの成長は目覚ましく、多くの上弦の鬼と互角以上に戦えるようになり、隊内での評価も高まっています。

しかし伊黒にとっては、特に炭治郎が甘露寺と親しくなったことが面白くなかったようです。

不信感を抱えつつも、炭治郎の鬼である禰豆子に対する態度も、完全には解消されていません。

 

柱の稽古で、伊黒の炭治郎への嫉妬は明らかであり、訓練が終わるとその場はまるで処刑場のような惨状になっていました。

炭治郎が伊黒に一撃を加えることができた後も、伊黒は彼を褒めるどころか嫉妬深い言葉で非難しました。

 

「じゃあな、さっさと消えろ、ゴミカス」  

「馴れ馴れしく甘露寺と喋るな」

(鬼滅の刃15巻132話より)  

 

炭治郎はこの厳しい言葉を受けても、伊黒の甘露寺に対する恋心や嫉妬を理解していないようです。

伊黒の炭治郎に対する感情は、さらに複雑化しています。

 

まとめ:嫉妬深いギャップが魅力的でもある

まとめとして、伊黒小芭内が炭治郎を嫌う理由は以下の通りです。

・自身の過去から鬼に味方する者への憎悪  

・甘露寺蜜璃との親密な関係に対する嫉妬  

・炭治郎の成長と強さへの不満  

 

これらの理由が、伊黒が炭治郎に対して複雑な感情を抱く背景にあります。

伊黒の圧倒的な実力が柱稽古編で明らかになり、その強さに魅了されるファンも多いです。

しかし、その一方で彼の性格や炭治郎たちへの感情も、作中で徐々に描かれています。

甘露寺との関係が絡むと嫉妬深くなる伊黒のギャップは、彼の魅力をさらに引き立てているのです。