「鬼滅の刃」には多くの魅力的なキャラが登場しますが、胡蝶しのぶと冨岡義勇の組み合わせが特に注目されています。
しのぶと義勇は親しげなシーンが多く、二人は恋人ではないか?とも囁かれています。
この記事では、胡蝶しのぶと冨岡義勇がなぜカップルだと見なされるのか?
そして二人は結婚するのか?について解説します。
「ぎゆしの」に恋人関係の疑惑が浮上
「胡蝶しのぶと冨岡義勇の間には、何かあるのでは?」とファンの間で噂になっています。
・胡蝶しのぶと冨岡義勇は互いに距離が近く、恋人のように見えることがある。
・二人の関係を指して「ぎゆしの」という愛称が使われている。
こう言われるのには、それなりの理由や根拠があるハズ…。
「ぎゆしの」の間には、一体どのような関係性があるのでしょうか?
カップルと噂される6つの理由
胡蝶しのぶと冨岡義勇がカップルとされる理由には、次の6点があります。
①産屋敷邸でのつんつんシーンが恋人らしいから
②裏表紙で冨岡義勇を「義勇さん」と呼んでいたから
③柱合会議でお互いをフォローしていたから
④冨岡義勇の性格や心情を理解しているコメントがあったから
⑤「月が綺麗ですね」というフレーズを使ったから
⑥悲鳴嶼行冥が放った一言から
これらについて一つずつ解説していきます。
つんつんされても嫌がらない義勇
「鬼滅の刃」の第28話のおまけページ(産屋敷邸)では、しのぶが「ねぇねぇ」と言いながら、義勇を指でツンツンとつつく様子が描かれています。
しのぶは楽しそうに話しかけていますが、義勇は無表情で無視を決め込んでいます。
このシーンは、恋人同士のような親密さを感じさせ、しのぶが義勇に甘えているように見えます。
義勇は普段、他人との距離を保つキャラクターですが、この場面では特に嫌がる様子も見せておらず、恐らくはしのぶのこの行動に慣れているのかもしれません。
このような日常的なやりとりが、ファンにとっては癒しの一コマとなっています。
しのぶが「義勇さん」と名前で呼ぶ
また、「鬼滅の刃」の第5巻の裏表紙では、胡蝶しのぶが再び冨岡義勇に向かってつんつんと指を伸ばしています。
第4巻のおまけページと同じく、彼女は楽しそうに話しかけており、義勇は相変わらず無表情です。
ただし、ここでの大きな違いは、しのぶの呼び方にあります。
普段は「冨岡さん」と呼んでいるのに対し、この裏表紙では「義勇さん」と呼んでおり、これが二人の間にある特別な関係を暗示しているとも取れます。
みんなの前では姓で呼ぶのに、二人きりのときは名で呼び合う――これはまるで密かに交際しているカップルのようですね。
柱合会議でしのぶが義勇をフォロー
鬼である禰豆子を守ろうとする炭治郎の処遇を巡って、柱合会議で熱い議論が交わされました。
この中で、伊黒小芭内が「冨岡義勇も規則違反だ」と批判し、冨岡義勇は柱たちから孤立しかけています。
この状況で、しのぶが義勇のフォローを行います。
しのぶ「まあ、冨岡義勇は素直に従ってくれましたし、処罰については後ほど議論しましょう」
しのぶ「今は竈門炭治郎の話を聞くことが先決ですね」
この発言により義勇の立場を守りつつ、議論の焦点を炭治郎に移すことに成功します。
しのぶの行動は彼女が義勇をどれだけ理解し、支えているかを示しています。
義勇を深く理解するしのぶの発言
冨岡義勇は他の柱とのコミュニケーションにおいて、時に誤解を招くことがあります。
特に不死川実弥や伊黒小芭内とは、意見が衝突することも多いです。
柱合会議後、上弦の鬼を倒した報告をする際に、「関係ない」と一言で退席しようとする義勇に対し、周囲は不満を示します。
この時、しのぶが冷静に介入します。
しのぶ「冨岡義勇、もう少し理由を説明してはどうですか?言葉が足りないと思いますよ」
しのぶのこの発言は、義勇が何を考えているのかを理解しようとする試みであり、彼女が義勇の性格や状況をどれだけ把握しているかが伺えます。
しのぶの支えが義勇にとって、どれほど重要であるかを示唆するエピソードです。
「月が綺麗ですね」という意味深な発言
那田蜘蛛山への道中で、胡蝶しのぶは冨岡義勇に向けて「月が綺麗ですね」と言います。
この一言には、日本文学において「I love you」と同じ意味を持つとされる背景があります。
これは、夏目漱石が英語の「I love you」を日本語の「月が綺麗ですね」と翻訳したことに由来しています。
「鬼滅の刃」の舞台が大正時代であることを考えると、この発言は時代背景にも合致しており、しのぶが義勇に対して感じている特別な感情を表しているとも解釈されました。
このシーンはアニメオリジナルであり、原作にはないため、ファンの間で特に注目されています。
行冥の証言が示す二人の親密な関係
公式ファンブックに掲載された岩柱・悲鳴嶼行冥のコメントが、胡蝶しのぶと冨岡義勇の間の親密な関係をさらに強調しています。
行冥は、柱たちに関する個別の印象を語る中で、義勇について「胡蝶しのぶと話すことが楽しいらしい」と述べ、しのぶについても「冨岡義勇と話すのが楽しそうだ」と指摘しています。
行冥は視覚に障害がありながらも、他の柱たちの個人的な事情についてもよく理解しているとされ、行冥の観察が示すこの二人のやりとりは、二人の間に何らかの特別な親密な絆があることを示唆しているとも取れます。
冨岡義勇と胡蝶しのぶは結婚しない
「ぎゆしの」が付き合っているのか?の次に気になるのが、二人は最終的に結婚するのかどうか?です。
冨岡義勇と胡蝶しのぶの間には深い絆が描かれていますが、しのぶは上弦の弐・童磨との戦いで命を落としています。
また、物語の終盤では現代編が描かれ、炭治郎の子孫やしのぶの転生者が登場する一方で、義勇の子孫である「冨岡義一」も描かれています。
これは義勇が何者かと結婚し、子孫を残したことを示しています。(配偶者の詳細は明かされていません)
これらの点から、義勇としのぶが結婚していないことが確認できます。
冨岡義勇は自身の性格を考慮し、積極的なコミュニケーションを取れる女性を選んだかもしれませんね。
恋人ではなく信頼できる戦友の関係
冨岡義勇と胡蝶しのぶの関係性については、恋人同士というよりは、戦友として深い信頼関係にあったと考えられます。
ぎゆしの間には共通の任務が多く、それが二人の距離を近づけた要因となっていますが、私生活での交流の描写がないからです。
さらに義勇としのぶは、それぞれが最愛の姉を鬼に奪われた過去を持っており、二人の主たる動機は「鬼を討つこと」に集中しています。
このような状況下では、恋愛感情を育む余裕がなかった可能性があります。
結局のところ、冨岡義勇と胡蝶しのぶは、恋人というよりは信頼できる戦友としての良好な関係を築いていたと考えられます。
まとめ:「ぎゆしの」には特別な絆がある
この記事では「鬼滅の刃」における、冨岡義勇と胡蝶しのぶの関係に焦点を当てました。
「ぎゆしの」は恋人ではなく、戦友として互いに支え合う関係性であった可能性が高いとされます。
この二人の間には独特な絆があり、それがファンにとって魅力的な要素の一つとなっています。