鬼滅の刃の不死川玄弥は、鬼殺隊の中で一風変わった存在です。
呼吸法を用いない彼は、独自の武器と特異な能力で鬼と対峙します。
玄弥は岩柱・悲鳴嶼行冥の下で修行を積み、また風柱の不死川実弥を兄に持つという、特異な背景を持っています。
本記事では、こんな不死川玄弥の強さの秘密に迫ります。
↓この記事で解明される内容↓
・不死川玄弥の鬼食い能力
・玄弥の技や血鬼術
・玄弥が使用する「銃」の特性と強さ
不死川玄弥の鬼食い能力について
不死川玄弥は鬼殺隊員として、鬼と戦う際に鬼の力を用います。
彼の戦い方は他の隊員とは一線を画し、その光景は非常に珍しいです。
この記事では、玄弥が持つ鬼食いの力に焦点を当てて解説します。
鬼を摂取しその力を吸収する能力
玄弥は特有の「鬼食い能力」を持つことで知られています。
この能力は文字通り、鬼を摂取して消費することによって表れます。
玄弥は直接鬼を食べるわけではなく、鬼の血を含む何かを摂取することで、その力を得ることが可能です。
以下に具体的な例を示します。
消化能力が異常に強い
鬼なんか食べて大丈夫なの…?
こんな疑問を持つ人もいるでしょう。
玄弥には、以下の様な逸話があります。
半天狗の分身・憎珀天が使う、血鬼術「無間業樹」が登場します。
この技は、樹木を龍のように操って攻撃するものです。
不死川玄弥はこれに絡め取られ、自由を奪われてしまいます。
玄弥は動けなくなり、刀を使うことができない状況に陥りますが、ある方法で脱出に成功します。
驚くべきことに玄弥は、その竜のような樹を食べることにより脱出しました。
通常、これは不可能であり、仮に飲み込んでも消化できず命を落とすことが一般的です。
しかし、玄弥の体質は非常に特殊で、その異常なまでの強固な消化能力が玄弥を支えているのです。
黒死牟の髪の毛を食べて生き返る
不死川玄弥は無限城で、上弦の壱、黒死牟と遭遇します。
黒死牟により手足を切断され、身体が真っ二つにされた玄弥。
しかし鬼化能力により、玄弥は死に至ることはありませんでした。
玄弥は再び戦うため、近くにいた霞柱・無一郎に、自分の断たれた身体を押し付けるよう頼みます。
そして、地面に落ちていた黒死牟の髪の毛を摂取することで、鬼の能力を得て自らを再生させます。
黒死牟の血には強力な治癒力が含まれているため、玄弥は自らの体を回復させることができたのです。
その後、玄弥はさらなる力を求めて、黒死牟が使用していた壊れた刀の刃を食べます。
これにより、玄弥の表情と武器が黒死牟に似て鬼化し、使用する武器の能力も向上しました。
このように玄弥は鬼食いによって、鬼の再生力や技術の性能を自身に取り込むことが可能です。
どんな硬い物もかみ砕く咬合力
玄弥は非常に強靭な咬合力(こうごうりょく)を持ち、どんな異物も容易に噛み砕くことができます。
玄弥の消化器官も特異で、硬い物質もスムーズに消化できる能力を持っています。
玄弥が呼吸法を使わずに戦える、唯一の手段としてこの策を用いており、玄弥のこの体質が鬼殺隊内で、一目置かれる存在にしています。
この人間離れした咬合力と消化能力があるため、玄弥は鬼食いの能力をフルに活用することができるのです。
玄弥の技術と銃を使った鬼血術
不死川玄弥は、人間でありながら鬼食いの力を駆使し、徐々に鬼化していきます。
その鬼化の程度が進むにつれて、彼は人間から鬼の特性をより強く引き出していくのです。
通常の人間では、不可能な技や血鬼術も行使可能になります。
ここからは、玄弥がどのようにこれらの血鬼術を習得し使用するのかを詳述します。
鬼血術には銃による被弾が必要
不死川玄弥は、仲間を守るために鬼化しました。
この鬼化により、彼の武器である銃の機能と威力が格段に向上します。
玄弥が放つ銃弾は、黒死牟によって刀で弾かれるものの、まるで意志を持つかのように再加速し、黒死牟の体内に深く埋め込まれます。
この銃弾の特殊な挙動こそが、血鬼術の発動条件です。
玄弥はこれを利用して黒死牟内部の銃弾を遠隔操作し、新たな血鬼術を展開できるようになりました。
この銃という武器と血鬼術との組み合わせは、玄弥にとって非常に効果的な戦術です。
樹木操作により動きを封じる
不死川玄弥の血鬼術は、即座に相手の対応能力を超える効果を持っていました。
黒死牟でさえ、この技の対処には苦戦します。
銃弾が黒死牟の体内で樹木へと変化し、黒死牟の体を突き破りながら成長していくのです。
これらの樹木は地中に根を広げ、黒死牟の血を吸収しながら幹を大きく伸ばしていました。
戦場で柱3人と交戦中の黒死牟にとって、この血鬼術は特に厄介な存在です。
この技はただ動きを封じるだけでなく、黒死牟の技を無効化する効果も持っていたからです。
黒死牟が何か技を発動しようとしても、玄弥の血鬼術の影響でそれが不可能になります。
原因は明らかではありませんが、大量の血を吸い取られることによる弱体化か、単純に身体が動かないためかもしれません。
いずれにせよ、玄弥のこの血鬼術は黒死牟の行動自由を大きく制限し、非常に強力な技として機能しました。
まとめ:鬼食いが玄弥の強さの秘密
【この記事のまとめ】
● 不死川玄弥の鬼食い能力により、鬼やその一部を摂取し、その能力を自身に取り込むことができます。
● その特異な咬合力と消化器官により、玄弥は鬼食いを可能にしています。
● 玄弥の血鬼術は樹木を操り、相手の動きや技を阻害します。この技の発動には銃による被弾が必要です。
鬼殺隊試験での合格経緯も謎に包まれ、呼吸法を使えず、身体能力も低い状態だった玄弥。
玄弥が半天狗や、黒死牟といった強敵と戦えたのは、彼の鬼食い能力が大きな要因です。
玄弥の持つ異常な咬合力と消化能力により、彼は文字通りの意味で「不死川」の名を持ち、非常に魅力的なキャラクターとして描かれています。
鬼食いを初めて行った際の勇気は計り知れず、その果敢な行動が彼を際立たせています。