スパイ教室の登場人物、モニカが恋愛感情を持ち、その告白も果たしました。
この恋の行方がどうなったのか、多くのファンが気にしています。
さらに、モニカがかつて仲間である「灯」に背く行動を取ったのも、恋愛が大きく関与していたのです。
モニカが心を寄せる相手は誰で、現在の二人の関係はどのようになっているのか、ここで詳しくご紹介しましょう。
「氷刃ひょうじん」のコードネームを持つ
スパイ教室の一員、《氷刃ひょうじん》のモニカについて探ります。
プロフィール(誕生日・年齢など)
モニカの基本情報をお伝えします。
コードネーム 《氷刃ひょうじん》
誕生日 5月18日
年齢 16歳
髪の色 蒼銀髪
特技 盗撮
決めゼリフ 「時間の限り、愛し抱け。」
一人称 ボク
pixivのデータによると、モニカの身長は150cm、体重は41kgと記載されています。
このサイズは、通常16歳の女子高校生の平均身長157.1cmと比較して明らかに小さく、小学校高学年の子供に近いです。
見た目はあどけないですが、その外見に騙されてはいけません。
モニカが《氷刃ひょうじん》というコードネームを持つようになった背景には、彼女が訓練所で意図的に力を抑えたことがあります。
《氷刃》という名前には、「使用不可能になった冷たい刃」という意味が込められています。
その髪の蒼銀色は、クールな印象を与えますね。
特技は盗撮すること
スパイ教室におけるモニカの特技は、”盗撮”とされています。
彼女の決めゼリフ「時間の限り、愛し抱け。」は、彼女が周囲の環境を瞬時にカメラに収め、その情報を記憶して再現する能力を象徴しています。
これにより、モニカは記憶した情報をもとに正確な行動を取ることが可能ですが、この能力は他の仲間には秘密にされています。
例えば、ある教会での一件では、モニカは284丁の時限式小銃を仕掛け、連続して発射される中でクラウスを狙撃しました。
スパイ養成機関でトップの成績
彼女の身体能力だけでなく、知識や技術も非常に優れており、陽炎パレスでの初の鍵開け実習では、南京錠を開錠することに成功した唯一の人物です。
モニカはスパイ養成機関において、短期間でトップの成績を収めたものの、すぐにやる気を失い成績が低下しました。
それを見た「灯」が、彼女をスカウトしたのです。
他のメンバーとの距離を保ちながらも、「灯」の絶対的なエースとして、その傲慢さを垣間見せるモニカの姿があります。
モニカの恋の対象・愛する人は誰?
スパイ教室でモニカが心を寄せる相手は一体誰なのでしょうか?
愛する人はリリィ
モニカが心から愛しているのは、リリィです。
この感情が芽生えたのは、スパイ教室の物語が始まった第一巻の「屍」の任務が終わった後のことです。
ガルガド帝国の研究所で、クラウスの師匠であるギードとの直接対決が起こりました。
その戦いで、ジビアと共に挑むも簡単に敗れてしまったモニカは、ギードの圧倒的な強さに絶望してしまいます。
しかし、その絶望的な状況の中で、リリィがギードに果敢に立ち向かいました。
圧倒的な敵に対しても屈することなく戦うリリィの強い心に、モニカは深い印象を受けます。
ストーリー序盤から愛していた
任務終了後、帰国途中のトラックの荷台で、リリィが一人一人を慰める場面があります。
リリィがモニカに抱きつきながら、
「モニカちゃんだって『極上の天才』だってことですよ!」
と言った瞬間、モニカは自分の心の内に湧き上がる熱い感情と体の変化を感じ、自らの恋心を自覚しました。
このエピソードは原作の第7巻で描かれており、時系列的には第1巻と第2巻の間の出来事とされています。
スパイ教室の序盤から、モニカはリリィへの深い愛情を抱いていたのです。
リリィの写真を常に携帯している
モニカはリリィの写真を、いつも携帯しています。
マッサージを受けている時にこっそりと撮影したその写真を、モニカは常に身に付けています。
スパイとしては、恋人や家族の存在が弱点になり得るため、普通はそうした私物は持たないほうが良いとされています。
モニカ自身もそのリスクを理解しているはずですが、リリィの写真を持ち歩くのをやめられないのでしょう。
ティアとクラウスは察知している
モニカが誰かを愛していることに気が付いていたのは、ティアとクラウスです。
ティアはモニカの視線から、
・灯の誰かに対して深い愛情を抱いている
・マティルダの事件(原作第3巻の出来事)でその人のために灯を支援している
と読み取っています。
クラウスも何らかの手段で、モニカがリリィに心を寄せていることを察しています。
他のメンバーには気づかれずに、自分だけに話してみないかと提案しましたが、モニカは無言を保ちました。
天才的で一匹狼の傾向があるモニカですが、愛する人のためにはチームへの貢献も厭わない、その真剣な気持ちが伺えます。
リリィへ公開告白をする
モニカはリリィに対して、告白しました。
この告白は、原作の第7巻で、ティアと共にフェンド連邦の諜報機関CIMとの全面対決の最中に行われます。
「蛇」のメンバーとにらみ合う状況の中、モニカは「灯」の通信機を通じてリリィたちと連絡を取りながら、最後の切り札として「炯眼」に関する情報を伝えた直後に、
「ボクは、キミのことが好きなんだ。」
とリリィに公開で告白しました。
リリィは英語で百合の花を意味
女性同士の恋愛は一般に「百合」と称され、偶然にもリリィという名前は英語で百合の花を意味し、モニカという名前には「秘めた恋」という花言葉があります。
これらの名前の意味を考えると、作者が物語の初期からこの展開を計画していた可能性が高いです。
火災により死亡説が流れた
モニカは一時的に死亡した、とされていました。
この事件は告白の後に発生します。
モニカが実際には「灯」を裏切っていないことが明らかになり、「蛇」に追われる中で発生しました。
モニカは「焔」の「炮烙ほうらく」に属するゲルデの隠れ家があるアパートに到着しますが、そこで「蛇」のメンバーに襲われ、アパートが破壊され火災により焼失したため、死亡したと思われました。
しかし、遺体が発見されず、アパートの地下室が実際の隠れ家であることをサラが思い出し、「灯」のメンバーが地下室を再捜索した結果、モニカは見つかり無事に保護されます。
現在も関係は変わっていない
現在、「スパイ教室」シリーズの最新刊である第8巻において、モニカとリリィの間の関係は大きく変わっていません。
彼女たちは依然として「灯」のメンバーとしての関係を維持していますが、モニカの告白後、周囲のメンバーは二人の関係を気にかけています。
一部のメンバーはリリィとモニカを二人きりにして、こっそり盗聴器を設置し、彼女たちの会話を盗聴しようと試みました。
しかし、この行為はサラによって知られ、「そんなの駄目だよ~」と制止されます。
読者もこの展開に大きな関心を寄せており、次巻以降でこの二人の関係の進展が明らかにされることが期待されています。
モニカが裏切った動機と経緯
スパイ教室のモニカが「灯」を裏切るに至った背景には、何があるのでしょうか?
リリィを巻き込む脅迫に屈した
モニカが「灯」を裏切った理由は、リリィをフェンド連邦のダリン皇太子の暗殺犯に仕立て上げるという、脅迫が関係しています。
当時、ダリン皇太子が暗殺された事件がフェンド連邦で大きな話題となり、犯人探しが急がれていました。
もし、リリィが犯人として仕立て上げられれば、国家的な危機が発生します。
リリィだけでなく、彼女が属するディン共和国も困難な立場に追い込まれることになり、「灯」も解散の危機に瀕する可能性がありました。
この事態を避けるため、モニカはやむを得ず脅迫者の要求に応じざるを得なかったのです。
スパイにとって、家族や友人、恋人の存在が弱点となることはタブーですが、モニカはその弱点を突かれ、重大な選択を強いられたのです。
偽装の裏切り作戦を演出する
モニカは「灯」のメンバーに、重傷を負わせる行動に出ました。
その行動は、彼女が「蛇」へ寝返ったと信じさせるための演出です。
この作戦の一環として、モニカは以下のような暴行を行います。
・グレーテの背中を斬り、深刻な傷を負わせる。
・エルナを蹴飛ばし、頭部から出血させる。
・ティアの右腕に深い傷をつける。
・アネットの肋骨を折り、内臓出血を引き起こす。
・フェンド連邦の防諜機関ベリアスの施設を焼き払う。
この流血の惨事と大火事により、動揺するサラとリリィの前で、「ごめん」と言い残しモニカは姿を消しました。
突然の攻撃に対し、モニカが裏切ったと考えるのは自然な反応です。
その後、ティアも巻き込んで「灯」を裏切っているかのように見せかけ、実際には「蛇」の《緋蛟あかみずち》の一員として振る舞ったのです。
「灯」へ復帰し「灰燼」と名乗る
モニカは一度「蛇」の《緋蛟あかみずち》となりましたが、最新刊の第8巻では再び「灯」に戻り、「灰燼かいじん」と名乗っています。
モニカが「灯」に復帰できた理由は、彼女が「蛇」に加わった直後に自分がダリン皇太子の暗殺犯だと偽る新聞報道を流し、リリィと「灯」のメンバーに及ぶ危険を回避したからです。
「蛇」の計画は、ディン共和国のスパイであるクラウスが、フェンド連邦の皇太子を暗殺したというストーリーで、フェンド連邦のスパイたちにクラウスの抹殺を促すことでした。
しかし、モニカとティアの計略により、実際にはガルガド帝国の「蛇」に属する元「灯」のスパイが暗殺を行ったと報じられます。
これにより、フェンド連邦とディン共和国のスパイたちが共にガルガド帝国の「蛇」に対抗する大義名分を持つこととなり、「蛇」は予期せぬ困難に直面しました。
モニカの計画は、最初からリリィと「灯」のメンバーを守るために練られており、彼女の行動はティアやグレーテの協力を得て、クラウスに内緒で進められました。
その結果、彼女の犠牲的な行動が実を結び、「灯」への復帰後は、アネットから若干の反発を受けたものの、再びチームに受け入れられます。
このような背景から、モニカの復帰とその後の行動は、非常に感動的なものとなっています。
裏切りのお仕置きをされる
ディン共和国のスパイチーム「灯」に属するモニカは、リリィや他の仲間への深い思いから、痛ましい裏切りの道を選びました。
しかし、その行動が容易に許されるわけではなく、モニカは「灯」の輪の外で苦悩することとなります。
モニカは自らの罪を許せず、仲間を傷つけたこと、ボスとの生死をかけた闘いが彼女を深く悩ませました。
ランタンフェストの最終日には、サラによって外出させられ、ジビアに縛られながらも仲間たちとの再会を果たします。
モニカが謝罪を始めると、アネットは彼女の気持ちを尊重しつつ、問題解決のための別の方法を提案します。
アネットが考案した罰ゲームは、唐辛子、発酵食品、生卵の殻などをミキサーで混ぜた特別なドリンクを飲むというものでした。
モニカはこのドリンクを口から飲むと思い込んでいましたが、アネットはそれを鼻から飲むと告げました。
結果として、モニカの体は他のメンバーに抑えられ、アネットが鼻に漏斗を差し込むと、モニカの絶叫と共に「お仕置き」が完了しました。
この出来事は、チーム内でのモニカの立場と罪への対処を象徴しています。
元々、スパイ業界に興味を持たなかったモニカでしたが、仲間を守り、世界を変えるための使命感。
そして亡くなった仲間に報いたいという、強い意志が彼女を動かしています。
「灯」との出会いは、モニカの心に新たな光をもたらしたのです。
まとめ
ディン共和国のスパイチーム「灯」に所属し、コードネーム《氷刃ひょうじん》を持つモニカについて詳細に解説しました。
モニカは5月18日生まれの16歳で、特技は“盗撮”です。
彼女は見たものを瞬時に記憶し、その情報を基に精密な行動を取る能力を持っています。
「灯」の同僚であるリリィに深い恋愛感情を抱いており、リリィの写真を常に携帯しています。
この恋心はティアとクラウスにも感づかれていましたが、モニカは積極的に相談することはありませんでした。
一時的に「灯」を裏切り、「蛇」の《緋蛟あかみずち》として行動する中で、リリィに対する告白を行います。
告白後の二人の関係の詳細は、まだ明かされていません。
モニカが「灯」を裏切った背景には、ガルガド帝国のスパイグループ「蛇」による脅迫がありました。
彼らはリリィを、フェンド連邦皇太子の暗殺犯に仕立て上げようとしました。
リリィとクラウスの知らないところでティアの協力を得て、モニカは自らが犯人であるとする新聞記事を流します。
これによりディン共和国や「灯」への影響を回避し、事態の収束に成功しました。
その後「灯」に復帰したモニカは、コードネームを《灰燼かいじん》に変更します。
彼女の冷静な外見の下に熱い心を秘めた行動は、読者にドキドキさせますね。
これからの展開も大いに期待される中、アニメ1期でモニカがどのように描かれるのか、非常に楽しみです。