推しの子:アクアとルビーは前世に気づく?転生がバレるのは何巻何話?

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アニメ「推しの子」第2シーズンが発表された記念日に、マンガ版の第11巻、第122話がリリースされました。

この122話で、ルビー(さりな)はアクア(五郎)が前世であった人物を突き止めるという、興味深いシーンが描かれています。

長年のファンにとっては、これまでで最も素晴らしいエピソードの一つと言えるでしょう。

ここでは、アクアとルビーが自らの転生を自覚し、再会を果たす「感動の瞬間」に焦点を当ててご紹介します。

さらに二人の関係が、どのように変わるのかも詳しくご説明するので、お楽しみに。

先に結論を言うと、第11巻・第122話でお互いの正体に気が付きます。

アクアとルビーの前世についての真実

まずはアクアとルビーが、互いの真実を知るまでの背景について整理します。

 

星野アクア(前世:雨宮五郎)

星野アクアは、伝説のアイドル「アイ」によって生まれた双子の一人です。

アイの顔立ちを継いだ彼は「ハンサム」な外見を活かして、俳優として芸能界で名を馳せています。

特に重要なのが、アクアとルビーが復讐を誓う前世の記憶を持つという点です。

 

アクアの前世、雨宮五郎は地方の病院で働く産婦人科医でした。

五郎はアイの熱狂的なファンであり、彼が勤める病院にアイが訪れたことから物語が急転します。

アイは密かに妊娠しており、極秘で出産するためにわざわざ田舎の産婦人科を選びました。

五郎が出産を手助けしようとした矢先、アイは誰かによって山道から突き落とされ、命を落としてしまいます。

その後、前世の記憶を保持したまま、アイドルであったアイの双子の兄として「星野アクア」として転生しました。

 

星野ルビー(前世:天童寺さりな)

星野ルビーは、前世の記憶を保持した状態でアイの子供として転生しました。

ルビーの前世、天童寺さりなは、雨宮五郎が勤務する病院で治療を受けていた少女です。

彼女は「退形成性星細胞腫」という重い疾患に苦しみ、わずか12歳でこの世を去りました。

さりなが五郎をアイのファンにさせたことは、非常に重要な出来事でした。

天童寺さりなは、自身がファンだった「B小町」というアイドルグループのメンバー、アイの大ファンで、彼女のライブ映像を病室で見ていたのです。

五郎が仕事を休むことがあると、彼はしばしばさりなの病室で時間を過ごし、同年代のアイにさりなを重ねて見るようになり、やがてアイの大ファンになりました。

 

アクアとルビーの関係

雨宮五郎は星野アクアとして転生し、アイの死をきっかけに真犯人への復讐を誓います。

一方で、ルビー(さりな)もアイドルを目指す一方で芸能界での成功を誓い、犯人への復讐心を燃やしています。

特にルビー(さりな)の復讐心は深く、「絶対に殺してやる」と公言しているほどです。

この強い復讐心は、アイが殺された事実と、さりなとしての前世である医者、ゴローも殺されたことにより生まれました。

 

ルビー(さりな)は、アイのようなアイドルになることを目指すと同時に、五郎に再び出会いたいと願っています。

ルビーにとって、アイと五郎の両方が失われたことは大きな悲しみです。

そしてルビー(さりな)は、星野アクア(五郎)に対して芸能界での成功と復讐を共に目指すと宣言しています。

しかし、アクア(五郎)とルビー(さりな)がお互いの前世の関係を知らずに進むこの物語は、さらなる展開を迎えます。

 

11巻122話でアクアとルビーが正体に気づく

第11巻・第122話では、アクア(五郎)とルビー(さりな)が互いの正体を完全に理解する瞬間が訪れます。

第121話で、ルビー(さりな)はさりなの母親がさりなの死後に再び子供をもうけ、幸せな生活を送っているのを目の当たりにし、絶望感を抱きます。

この光景に直面し、「母親に愛されていなかったのではないか」と感じ、精神的に極限状態に追い込まれます。

アクア(五郎)はルビー(さりな)を慰めようとしますが、通常の慰めでは心に届かず、「五郎」としての自分を明かして「さりな」として呼びかけ、説得を試みます。

この瞬間、ルビー(さりな)はアクアの真の姿が「雨宮五郎」であることに気づくのです!

 

アクアがルビーの正体に気づいたのはいつ?

次にアクア(五郎)が、ルビー(さりな)の真の姿をいつ認識したのか?という疑問が浮かびます。

 

初めからルビーにさりなを見ていた

第122話では、アクア(五郎)が「ルビーに何度もさりなの面影を重ねていた」と描かれています。

五郎はさりなの死を深く悔いており、「救いようのない事態だ」と考えつつも、心のどこかでルビーをさりなとして扱ってきたようです。

明確な確信はなかったものの、ルビーの言動がしばしばさりなを想起させていたことが分かります。

具体的な話数での明確な描写はありませんが、全体を通じてアクアがルビーに投げかける優しい視線を見ると、彼が初めからさりなを意識していた可能性が高いです。

 

さりなの形見であるアイのネームタグ

推しの子の第1話で、天童寺さりなが亡くなった後、彼女が持っていたアイのステッカーは雨宮五郎によってネームタグに収められ、形見として大切にされていました。

五郎がその後命を落とすと、このネームタグはルビー(さりな)の手に渡ることが第121話で明らかになります。

このステッカーを目にしたアクア(五郎)は、ルビーがさりなであると確信します。

さらに、ルビー(さりな)がアクア(五郎)に対し、

「自分は母であるアイと先生の復讐のためにアイドル活動をしている」

と告げることから、これがさりなでなければ言い得ないセリフであることが示されます。

 

アクアとルビーの今後の関係

第122話でアクアとルビーがそれぞれの正体(前世)を知ったことにより、二人の関係には顕著な変化が見られます。

「アクアとルビー」としての関係ではなく、転生前の「さりなと五郎」としての関係が感じられるようになります。

第124話では、和解したルビーとアクアの親密な様子が描かれ、見どころとなっています。

 

かつてアクアの行動でアイの死を知り、彼を嫌っていたルビーが、突如親しくなる様子には、B小町のメンバーである有馬かなやMEMちょも驚きを隠せません。

特にアクアを気に入っている有馬かなが、ルビーとアクアの関係を質問するシーンが注目のポイントです。

さらに二人が親密になるシーンでは、転生前の天童寺さりなとゴローの雰囲気を感じさせるものがあります。

アクアとルビー、そしてゴローとさりなとを比較しながら読むことで、物語に対する新たな楽しみ方が見つかるでしょう。

 

まとめ:前世の縁と現世での結びつき

この記事では、アクアとルビーが互いの正体を認識した重要な第122話を詳しく解説しました。

第122話と第123話はシリアスな展開が続きますが、和解後のアクアとルビーの和やかなシーンは「アクルビ」ファンにとって特に魅力的です。

アニメ「推しの子」は既に第2期が放送中で、今後もさらに盛り上がりを見せることでしょう。

 

アクア(五郎)とルビー(さりな)の物語は、転生と再会、そして未解決の感情が絡み合った複雑なドラマを展開しています。

この物語では、過去と現在、そして個人的な復讐と赦しというテーマが交錯しており、キャラクターたちが前世の記憶と、現世のアイデンティティの間で葛藤する様子が描かれています。

 

特に注目すべきは、アクアとルビーが互いの真の正体を知る第122話での展開です。

ここでの彼らの再会は、単なる偶然や奇跡以上のものを示唆しており、それぞれが抱える深い内面の動揺と変化を感じさせます。

また、彼らが前世の縁と現世での結びつきをどのように解釈し、受け入れるかによって、今後の物語の方向性が大きく変わる可能性があります。

 

この物語の魅力は、キャラクターたちが直面する運命的な再会や意外な繋がりを通じて、視聴者に人生の不可解さや不条理、そしてその中での小さな奇跡を思い起こさせることです。

アクアとルビーが過去の因縁を乗り越え、お互いを理解し、新たな関係を築く過程は、多くのファンにとって感動的であり、その複雑な感情の変遷が「推しの子」の物語性の深さをより一層引き立てています。