ダンダダンのシャコ星人に焦点を当てます。
個人的なお気に入りでもあり、以前のランキングでもしばしば取り上げられるキャラクターです。
シャコ星人の魅力は、何と言っても「義理と人情に深い」という点に尽きます!
基本的には穏やかな性格をしていますが、守るべき人がいる場合には自身を犠牲にしても助けを提供します。
作品内でのシャコ星人の忠誠心は、他の追随を許さないものがありますね。
シャコ星人の初登場から活躍までの経緯
・初登場:セルポ再来編(20話~)
・邪視編における活躍(47話~)
・クル編での主要な活躍(72話~)
上記のエピソードでは、シャコ星人が重要な役割を果たしています。
この間には注目すべき活躍や、恋愛のエピソードも含まれており、詳細については以下で詳しく説明します。
日雇い労働者として連れてこられた
シャコ星人の初登場は、第20話です。
セルポ星人の復讐戦で、ギグワーカー(日雇い労働者)として連れてこられたのがシャコ星人です。
元々は、ドーバーデーモンとして知られていましたが、パンチ力の強さからシャコという名前が付けられます。
突然、海パンネクタイスタイルで虚空から現れ、オカルンとアイラを襲撃します。
・アイラを腹から強打し、オカルンの頭を連打
・モモが加わったことで劣勢に追い込まれる
・セルポに給与カットを脅かされる
・エナジードリンクでパワーアップし、24時間戦える強化形態に変化
・水中での戦いでは10倍の力を発揮する特性を見せる
モモたちに敗れるも助けられる
その後、合体しても敗れたセルポは、シャコを置き去りにして撤退します。
傷ついたシャコは一度は立ち去ろうとしますが、重傷のままモモたちの前に再び現れ、力尽きます。
目覚めると見知らぬ天井。
周囲を見回すと、モモたちがケガの治療を施してくれていることに気付き、シャコは感動で涙を流します。
初めてこんなにも優しくされたことに心を打たれ、シャコは「もう二度とあなたたちを傷つけることはしない」と誓います。
食事の準備が整うと、星子がみんなにお寿司を振る舞いますが、
・シャコはトロばかりを選んで文句を言い
・オカルンはターボババアが残したウニを食べる
・アイラは客としての特別扱いを要求し、ノドグロを求める
これにより星子、ターボババア、モモは怒りを露わにし、食事のシーンは非常に騒がしいものとなりました。
シャコの民族は生来体が強靭
シャコの民族は紛争地帯に位置し、国内の供給体制が整っていなかったため、海外での労働が不可欠でした。
彼らの民族は生来体が強靭であり、その特性を活かしてボディガードなどの職に就くことが可能です。
しかし、シャコ星人自身は民族の中でも比較的弱く、落ちこぼれてしまい、同胞のように安定した仕事に就くことができませんでした。
そのため、セルポのような危険なアウトローの世界に、身を投じるしかなかったのです。
重病の息子のために稼いでいる
シャコが果敢に稼ぐ理由は、息子チキチータの存在が大きいです。
チキチータは重い病気で、日々新しい血液を補給しなければ生きていけません。
この病状で既に妻を亡くしており、残された息子を救うためにも、シャコには絶えず資金が必要だったのです。
オカルンは、シャコを何とか助けたいと考えます。
一方で、モモは一時的な援助では根本的な解決にはならない、と反対します。
これにより両者の間で議論が発生し、シャコも自分が正規の仕事に就く以外に道はないと悟り、これまでの恩義に感謝を伝え去ろうとします。
シャコの民族の血液は牛乳
その時、星子が突然「お前の血、臭いんだよ」という衝撃的な発言をします。
星子はシャコの治療に使った包帯から感じた匂いが、学校で牛乳をこぼし拭いた際の臭いと同じであることに気付きます。
シャコに牛乳を飲ませてみると、自分たちの血と同じという驚きの事実が判明。
シャコの民族の血液が、実は牛乳であることが明らかになります。
星子たちに感謝し帰って行く
この発見により、息子チキチータを救うためには、牛乳さえあればよいという解決策が見つかります。
星子たちの知り合いの酪農家から牛一頭を譲り受け、シャコに提供することでこの問題は解決されます。
これまでの治療や食事だけでなく、長年の悩みまで解消してもらったシャコは、星子たちに深い感謝と恩義を感じます。
そして、将来何かあった際には必ず味方になると約束し、宇宙船で帰っていきました。
邪視編では宇宙船に乗って登場
シャコ星人は邪視編(第47話)の邪視との対決では、宇宙船を乗って劇的に現れます。
この時、邪視に対して数的に優位なモモ、満次郎、鬼頭ナキチームが一時は劣勢に立たされ、モモは限界を迎え能力が使えなくなる緊急事態が発生していました。
・邪視の猛攻を受けて窮地に立たされている中、颯爽と登場
・邪視の顔面に繰り出す連続攻撃で形勢逆転
・息子チキチータと共に元気な姿を披露
・宇宙船を使ってモンゴリアンデスワームの駆除にも協力
本名は「ペニーチンコス」
戦いが終わった後、モモの問いかけからシャコの本名は「ペニーチンコス」という事実が明かされます。
この名前を聞いたモモ、アイラ、オカルンは、絶対にその名前で呼ぶことを拒否し、「シャコ」と呼ぶことに決めます。
オカルンの弟子志望を拒否
その後、ジジの体内に潜む邪視が暴れる事態が続き、オカルンは「自分が強くなり邪視を制する」と決意します。
オカルンが、シャコに「弟子にしてほしい」と頼むも、シャコは拒否。
「暴力はよくない」という理由からでしたが、シャコのこのような天然な面はとても魅力的で、その姿が愛される理由の一つです。
家の修復作業をルドリスに依頼
結局、ターボババアによる特訓で強くなったオカルンは、ついに邪視を制圧することに成功します。
ただし、その戦いの余波で綾瀬家が全壊してしまい、建て直しを余儀なくされる事態に。
星子が「金はないけど、建て直すしかないだろう」と発言しているところへ、シャコが再び現れます。
オカルンがシャコに相談を持ちかけていて、恩返しをしたいシャコは、ルドリスに連絡を取りました。
ルドリスは「建築のスペシャリスト」として知られ、ナノスキンを使えば家を簡単に建て直すことができると説明します。
シャコからは、ナノスキンの詳細が語られます。
・超高密度のナノマシンで構成されている。
・脳の電気信号を受けてイメージ通りの形に変えることができる。
・粘土細工のように形を整えるだけで、何でも作ることが可能。
・形状記憶合金のため、壊れても自動的に再生し、元通りになる。
ルドリスは全知全能の存在だった
このナノスキンの力を借りて、ルドリスを中心に家の修復作業が行われ、一晩を徹して翌朝には家が無事に完成。
星子から感謝の言葉を受けたシャコは、「星子様のためなら何でもします」と応じ、改めてその義理堅さを感じさせます。
その後、セルポ6郎からの情報で「ルドリスは全知全能の存在でなかなか出会えない」という、重要性が明らかになります。
バモラ言語の翻訳に協力する
クル編(第72話~)では、バモラの言語が理解できなかったため、オカルンたちはシャコ星人に助けを求めます。
バモラを一目見た瞬間、明らかに異星人であると認識しながらも、「自分たちと一緒にされたくない」と珍しく否定的な反応を示すシャコ。
それでも、シャコが翻訳機を改良することで、言葉を完全に理解することはできませんでしたが、話は進展します。
このクル編は、シャコの魅力が最も光るエピソードで、個人的には非常に好きです。
オカルンの命の危機を助ける
物語が進むにつれクルの地球侵攻が始まり、モモやオカルン、ジジ・アイラは各地で攻撃を受けます。
勝利を収めたのはモモ・セルポチームだけであり、オカルンやジジ・アイラチームは敗北。
特にオカルンは深刻なダメージを受け、命に関わる状態に陥ります。
この危機的状況で、シャコが助けに入ります。
・オカルンを救出するために加勢し、クルを一時的に撃退
・重傷を負ったオカルンを綾瀬家まで搬送
・ジジとアイラの怪我の手当ても担当
・困難な状況の中でみんなの仲裁役としても活躍
シャコは力の強さだけではなく、深い義理堅さと、チームに対する絆も象徴しています。
このシリーズでのシャコの存在感は、さらに際立っていますね。
水中ではパンチ力が10倍になる
その後「特訓編」に移行し、クルが着用するカマキリ型スーツを持つ敵と、一対一の戦いに突入します。
陸上での戦いに苦戦していたシャコは、戦場を水中へと移す作戦を試みますが、クルも水中フォームに変形し、優位を保つことができませんでした。
シャコが「もう限界か…」と思った瞬間、実は最後の一撃を狙っていて決定打を放ちます。
シャコは「水中ではパンチ力がさらに10倍になるんでいス」と解説。
トドメの240倍の力を込めたジャットパンチを繰り出し、これが水中で直撃して敵を爆散させます。
この戦闘シーンは過去に「ベストバウト」として紹介されたこともあるほど、個人的にお気に入りのシーンです。
タイマンに勝利したシャコは、戦場に戻り、モモたちと共にバモラを救出するために協力し、成功を収めます。
そして、クル編が終了した後のエピソード「オンブスマン」「メルヘンカルタ」ではシャコの姿は見られませんが、再登場は間違いなく期待されています。
シャコに好意を寄せている女性がいる
シャコ星人は、その義理堅さや愛らしい天然な性格、そして意外な戦闘力で多くの人々から愛されています。
病気で亡くなった奥さんを背負い、息子チキチータのために一生懸命働く姿も多くの人々の心を打ちます。
そんなシャコに対して、好意を寄せている女性がいます。
彼女の名前は公開されていませんが、同じ酪農場で働く美しい女性で、常にチキチータの世話をしています。
シャコが早朝の特訓のために家を出ようとした時、彼女に呼び止められたことがあります。
その時間は、真夜中3時20分。
彼女がどれほど寒い中で、待っていたかが伺えます。
シャコはこの女性を心配させないよう、「大丈夫でいス」と安心させます。
彼女はチキチータにも懐かれており、シャコの亡くなった奥さんのことを思いながら、新たな人との関係に葛藤しているかもしれません。
将来的には、星子が母親役、この女性が姉のような存在として、シャコの家族の一員になる可能性もあります。
今後の恋愛模様や、家族関係の展開が非常に楽しみです。
まとめ
以上の通り、シャコ星人の活躍や過去を振り返り、恋愛事情についても説明しました。
・強烈な義理人情の持ち主、シャコ星人
・息子チキチータへの無償の愛
・新たな恋愛の芽生え
・モモたちとの強固な絆
・未来への期待と活躍の展望
ルドリスやセルポとの友情も深く、彼は人類と宇宙人との間に立つ、重要な架け橋の役割を果たしています。
「受けた恩は必ず返す」という信念を持つシャコ星人の今後の物語には、さらなるドラマと活躍が期待されています。
彼のこれからの成長と展開を見守るのが楽しみですね。