アニメ【七つの大罪】で見られる団員、ディアンヌは巨人族の一員です。
大地を操る能力を有し、その巨大な体格を利用した迫力ある戦い方が特徴です。
その一方でディアンヌは、舞を踊るかのように繊細な動きを見せることもあります。
巨人族は通常、攻撃的な性質を持つことが知られていますが、ディアンヌはその中で戦いを好まない、非常に女性らしい一面を持つ異色の存在です。
しかし、仲間のためなら戦いを避けず、必要とあらば前線に立つことを厭わないディアンヌ。
彼女は他人のために戦うことにより、その真の強さを発揮するのです。
ディアンヌがどのような技や能力で敵を圧倒するのか、興味深いところですよね。
今回はディアンヌに焦点を当て、技、神器、魔力、そして能力の強さについて解説します。
ディアンヌが使う技と魔法の一覧
ディアンヌは、大地を操る力を駆使して戦います。
巨人族としての本来の巨大な姿での戦いも得意としていますが、時には人間と同じサイズで戦うことも可能です。
このサイズ変更は、ディアンヌの能力によるものではなく、団員であるマーリンが開発した特別な薬の効果によるものです。
「幼少期」や「十戒」との戦闘中に、何度か記憶を失う出来事があり、断片的な記憶喪失に悩まされたことがあります。
それでもディアンヌは決して諦めることなく、戦い続ける強い精神力を持っています。
大地を自由に操る魔法「創造」
ディアンヌの魔法「創造(クリエイション)」は、大地を自在に操る能力です。
この能力は、主に以下の三つの形で表れます。
● 地面を隆起させる
● 物体を砂に変換する
● 自身の体を鉄に変化させる
これらはディアンヌの主要な技能であり、戦闘において大きな強みとなっています。
さらに、この「創造」は多様な応用が可能であり、巨人族であれば誰もが使用できる非常に便利な魔力です。
砂の塊で敵を捕らえる「砂の渦」
「砂の渦(サンドワール)」とは、地面を砂の塊に変えて敵を捕らえる技です。
この技をギーラとの戦いで使用した際には、回避されてしまいました。
特に動きが速い相手や、飛行能力を持つ敵には効果が薄いことが確認されています。
体を硬化させる「重金属」
「重金属(ヘビメタ)」とは、ディアンヌが自らの体を金属のように硬化させる技です。
この技は主に防御目的で使用されますが、巨人族特有の体格を活かして、体自体を武器としても機能します。
特に、空中からの落下時に「重金属」を発動させると、その落下の衝撃を利用した強力な攻撃手段に変わります。
一見、無敵とも思える技ですが、「重金属」にも弱点が存在します。
それは相手の硬度がディアンヌの「ヘビメタ」を上回る場合、技は効果を失い、ディアンヌが力負けしてしまうことです。
実際に、「十戒」のドロールからの攻撃を受けた際には、その硬度に耐え切れず、重大なダメージを受けてしまったことがあります。
地面を揺るがす衝撃波「大地の怒号」
「大地の怒号(マザー・カタストロフィ)」は、ディアンヌが神器「戦鎚ギデオン」を使用して発動する強力な技です。
戦鎚ギデオンを振り下ろして大地を強打することで、その衝撃波が相手を空中に打ち上げます。
戦鎚ギデオンを再度地面に叩きつけることで、瓦礫を相手に向けて飛ばし追撃もできる技です。
人間の姿のヘルブラムとの戦いで、「大地の怒号」を使用したことがあります。
この技の威力は非常に大きく、バイゼルの街の半分を破壊するほどで、メリオダスたちもその場から避難する必要がありました。
また、この技はディアンヌが神器「戦鎚ギデオン」を取り戻した後、初めて使用した技でもあります。
地面を剣に変える技「大地の剛剣」
「大地の剛剣(グラウンド・グラディウス)」は、ディアンヌが大地を巨大な剣の形に隆起させる技です。
この技は聖騎士のギルサンダーと、ハウザーが放つ合技「雷竜の城(ドラゴンキャッスル)」に対抗するために使用されました。
敵を高く打ち上げる「昇天隕石」
「昇天隕石(ライジング・メテオ)」は、ディアンヌが戦鎚ギデオンを駆使して放つ技です。
戦鎚ギデオンを地面に強く打ち下ろすことで、星形に隆起した地面が空高く突き上げられ、相手を強力に吹き飛ばします。
この技はヘンドリクセンとの戦闘で使用されました。
複数の敵に岩で攻撃「千の礫」
「千の礫(ラッシュ・ロック)」は、ディアンヌが無数の岩を空中に浮かせ、一斉に敵に向かって叩き込む技です。
この一斉射撃は、特に複数の敵がいる場合に有効であり、広範囲をカバーできる利点があります。
この技は、初めてヘンドリクセンとの戦いで使用され、メリオダスの「リベンジ・カウンター」を発動させるために役立ちました。
巨大な石像を創出「双子の巨像」
「双子の巨像(フィレアンドロース)」は、ディアンヌが2体の巨大な石像を創り出す技です。
幼少期のディアンヌは、この技で生み出した石像たちを「フィレ」と「ロース」と名付け、彼らと共に生活していました。
キングと出会うその日まで、ディアンヌにとっては大切な友達であり、この技は彼女にとって非常に思い出深いものです。
相手を押し潰す「双拳」
「双拳(ダブル・ハンマー)」は、ディアンヌが大地から岩の手を2つ形成し、それを用いて相手を強力に押し潰す技です。
この技はヘンドリクセンとの戦いで使用され、その場面でメリオダスとの合技「メタル・クラッシュ」につながりました。
実在の人物を模した「土人形」
「土人形(フレンズ)」は、ディアンヌが現実に存在する人物を模して、土から人形を作り出す技です。
この技で作られたのはメリオダス、エリザベス、ホーク、マトローナ、そしてキングの土人形。
実物を基にしているため、「双子の巨像」に比べて戦闘力は一層高いです。
特にキングの人形が顕著に強かったことから、ディアンヌの感情が土人形の強さに影響を与えていることが明らかになります。
連続打撃技「乱撃衝」
「乱撃衝(クレイジーラッシュ)」はディアンヌが地面から無数の岩の拳を生成し、繰り出す連続打撃の技です。
この技は、ドロールとの戦いで使用されました。
しかし、ドロールが特有の「舞」を使用していたため、その動きは滑らかで素早く、ディアンヌの攻撃は届きませんでした。
巨大柱を突き上げる「金剛塔」
「金剛塔(ダイヤモンド・タワー)」は、ディアンヌが地面から巨大な結晶の柱を生成し、突き上げる技です。
この技は魔神王に体を乗っ取られた、メリオダスとの戦いで使用されました。
ディアンヌとバンが協力して、メリオダスを空中へと押し上げることに成功し、バンがメリオダスを元の状態に戻すための行動を支援しました。
地形を変更させる「大地創造」
「大地創造(マザー・クリエイション)」は、ディアンヌが大地の破片を操り、それらを攻撃や防御に使う技です。
さらに、この技では大地の破片を組み合わせて、浮遊する地形を作り出すこともできます。
ディアンヌは魔神王との戦闘中に、この「マザー・クリエイション」を駆使しました。
闘級がアップする「ドロールの舞」
「ドロールの舞」は、巨人族の王であるドロールから伝えられた特別な踊りです。
この踊りを通じて、使用者は自身の闘級を一時的に向上させることができます。
ディアンヌは記憶喪失後に、マトローナからこの踊りを学びましたが、初めはうまくいきませんでした。
しかし、後にドロールとグロキシニアが与えた試練を通じて、この技を完全に会得しました。
ディアンヌの神器と闘級の詳細
次にディアンヌが使用する神器と、闘級について詳しく説明します。
既に触れたように、ディアンヌの神器は「戦鎚ギデオン」という名前です。
ディアンヌ自身も非常に強力ですが、この神器を手にすることで彼女の闘級はさらに高まります。
具体的にどれほどの強さか?以下で解説します。
巨人族専用の武器で重さは1トン
神器「戦鎚ギデオン」は、2,200ポンド(約1トンまたは1000kg)の重さを持つ巨大な大槌です。
その驚異的な重さから、巨人族であるディアンヌにしか適切に扱うことができない特別な武器です。
七つの大罪のメンバーが冤罪で追われるようになった後、ディアンヌは一時的に戦鎚ギデオンを紛失してしまいます。
後にリオネス王国が「戦鎚ギデオン」を回収し、ディアンヌたちをおびき出すためにバイゼルの喧嘩祭りの賞品として用意しました。
その後のバイゼルでの戦いを通じて、ディアンヌはついに彼女の武器を取り戻すことに成功します。
受けた魔力を受け流す特性がある
「戦鎚ギデオン」の特性は「避雷針」として機能し、受けた魔力の攻撃を地面に逃がすことができます。
これは非常に強力な能力ですが、ディアンヌはあまり使用しないことを選びました。
その理由は魔力を逃がすことで、大地や周囲の生物にダメージが及んでしまうからです。
戦いを好まないディアンヌにとって、他者への影響を考えるとこの能力の使用は控えめです。
しかしながら、マエルとの戦いで暴走した際には、この特性を利用しました。
その戦いでは、足場が浮遊している大地上での戦闘だったため、周囲に被害を与えることなく自由に力を発揮できたのです。
最大闘級は4万8000
ディアンヌの闘級は、ドロールの舞を使用した状態で最大「4万8000」に達します。
この記録は、メラスキュラとの戦闘時に達成されました。
対するメラスキュラは、その戦いで通常の人間の姿から本来の姿、すなわち蛇の形態に変わります。
メラスキュラの通常時の闘級は「34000」ですが、本来の姿で戦った際には「40000」程度になると推測。
これによりディアンヌの闘級は、平均的な巨人族を大きく上回ることが示されています。
ドロールと互角の闘級を持つ
メラスキュラの闘級がディアンヌより低いため、ディアンヌからの攻撃を受けた際には重大なダメージを受けます。
攻撃を受けると、メラスキュラは「まるでドロールみたい」と評していました。
ドロールの闘級が「51000」であることを考慮すると、メラスキュラの発言には根拠があります。
これにより、ディアンヌの最大闘級が「48000」であることが、確かな情報として立証されています。
まとめ
● 地を操る「創造(クリエイション)」
● 砂地獄を作る「砂の渦(サンドワール)」
● 身体を金属化する「重金属(ヘビメタ)」
● 大地を利用した強力な打撃「大地の怒号(マザー・カタストロフィ)」
● 地面を剣状に変形させる「大地の剛剣(グラウンド・グラディウス)」
● 星形の地面で敵を高く打ち上げる「昇天隕石(ライジング・メテオ)」
● 石の弾幕攻撃「千の礫(ラッシュ・ロック)」
● 双子の石像を召喚「双子の巨像(フィレアンドロース)」
● 岩の拳での連打「双拳(ダブル・ハンマー)」
● 現実の人物を模した土人形「土人形(フレンズ)」
● 連続岩の拳攻撃「乱撃衝(クレイジーラッシュ)」
● 結晶の柱を作り出す「金剛塔(ダイヤモンド・タワー)」
● 大地の破片を操る「大地創造(マザー・クリエイション)」
● 闘級向上のダンス「ドロールの舞」
● 戦鎚ギデオンという神器の所有
● 最大闘級「4万8000」
ディアンヌの戦闘技能は、巨人族の特性を活かした豪快で多様なものが揃っています。
神器を携えた彼女の姿はまさに女戦士そのもので、その勇ましさが際立っています。
未来にはキングとの結婚が控えており、その生活も注目されるところ。
巨人族でありながら、非常に乙女心を持つディアンヌの戦いも恋も、見逃せないポイントが多いですね。