キングダム第13巻、第134話「作戦勝ち」に登場するカイネと李牧。
物語が展開するにつれ、2人の関係は単なる上司と部下を超え、理想的なカップルになる予感がします。
しかしながら、現在の中華では戦争が絶えず、どちらかが命を落とす可能性も否定できません。
その場合、結婚の夢も叶わなくなります。
不幸にも最近では、カイネの命が危険にさらされている伏線があります。
そこで今回では、
・カイネと李牧は結婚するのか?
・どちらかが死亡してしまうのか?
という点について考察します。
カップルとなり結婚する可能性
李牧を初めて見た印象は、親しみやすく魅力的なイケメンとして映ります。
しかし、李牧は実は趙の「三大天」の一人で、馬陽の戦いで4万の軍を率いて王騎将軍を打ち取った実力者です。
李牧を支える存在として右腕に立つのが、李牧軍の「三千人将」であり「側近の女性剣士」カイネです。
李牧を守る役割を担い、共に行動してきたカイネ。
カイネは女性ながらも優れた剣術を持っており、李牧は彼女を信頼し、共に行動しています。
ただ、原作を見る限り、ただの上司と部下というわけではなさそうな空気がありました。
これらから考えると、カイネと李牧がカップルのような関係になり、結婚する可能性もあると予想できますが、果たしてどうなんでしょうか?
また、カイネと李牧の結婚に対して、読者の反応も気になります。
以下で、この二人の将来の関係性について探ってみます。
多くの読者は結婚を望んでいる
国盗りの戦争で、カイネと李牧の生存を願う声は多いです。
カイネか李牧のどちらかが戦で亡くなれば、結婚の夢はかなわないからです。
これについては、ファンの間で様々な予想が交わされています。
読者の中には、二人がお似合いのカップルとして結婚を望む声もあります。
また、故郷に帰って老後を共に過ごすことを願う、という意見もありました。
多くの読者が結婚を望んでいるため、二人には生き延びることを願います。
実在の李牧は結婚していた
李牧は実際に中華の歴史に存在した人物で、幽繆王の命に逆らった結果、捕らえられ処刑される運命にありました。
李牧の妻については、記録が残っていないことが分かりましたが、李汨、李弘、李鮮の3人の子供がいることが明らかになっています。
子孫の李左車は、李汨の子です。
子供がいることから、李牧が結婚していたことは確かです。
妻についての記録がないため、原作はで李牧がカイネを妻とする可能性は高いと言えるでしょう。
当初からカイネに想いがあった
李牧は初登場時から、カイネを伴っています。
カイネは李牧の側近として、彼を守る重要な役割を担っています。
しかし、単なる護衛としてならば、剣術に長けた男性兵士も選べたはずです。
李牧がカイネを側近に選んだのは、彼女に対する特別な想いがあるからでしょう。
カイネに「命の尊さ」を語る
カイネ自身、匈奴による侵攻で両親を失い、復讐のために戦う道を選んだ過去を持つ孤児です。
そして、李牧はカイネに「命の尊さ」について語り、その教えを通じて二人の距離が縮まりました。
李牧がカイネに「命の尊さ」を語ったのは、彼女を伴侶に望んでいたからではないでしょうか?
李牧は側にいて欲しいと告げる
数年後、李牧は秦国との朱海平原の戦いで敗れ、処刑を待つ身となります。
その間、カイネは裏で動き、李牧の救出を画策します。
無事に邯鄲を脱出した李牧は、疲れを感じている自分をカイネに見せ、「もう少し側にいて欲しい」と告げます。
その言葉に涙を流し、李牧を抱きしめるカイネ。
このシーンは、多くのファンに二人の間に恋愛感情があると感じさせました。
馬南慈から縁談を持ちかけられる
キングダム772話で、馬南慈(ばなんじ)は李牧に突如「結婚する気はないか?」と縁談を持ちかけます。
これに対して李牧は、戦争が間近に迫る中「今は結婚を考える時ではない」と応じます。
馬南慈が結婚話を持ち出した背景には、李牧への縁談が次々と寄せられている状況があったからです。
李牧は王に次ぐ高貴な身分を持ち、世継ぎを残すことも大切な役目だと馬南慈は強調します。
カイネは自分の身分の低さに悲観
その会話をドア越しに耳にしていたカイネは、自身が単なる羊飼いの娘であることから涙を流します。
カイネは自分が助けられたのは「李牧様がただ優しかったから」と自らを慰めます。
一方、李牧は戦争が終われば「全てを辞めて雁門に帰る」と馬南慈に伝え、武安城を譲ることに対しても「欲しいなら、あなたに譲る」と返答します。
カイネにプロポーズする可能性は高い
さらに馬南慈が、
「では、誰と結婚するのか?」
と問うと李牧は、
「昔からよく知り、苦楽を共にしてきた者」
「側にいると安心する者」
と答えます。
女性の名前は明言されていませんが、李牧は内心「カイネ」を妻に迎える意向があります。
このことから番吾の戦い後、李牧がカイネにプロポーズする可能性が高いとみられます。
カイネに立つ不吉な死亡フラグ
多くの読者はカイネが無事に生き延びて、李牧と結婚することを願っています。
しかしカイネには、不吉な死亡フラグが立っているのを知っていますか?
以下、その死亡フラグの詳細を解説します。
矢が体を貫き瀕死状態になる
カイネが瀕死の状態に陥ったのは、桓騎軍の黒桜が放った矢から李牧を守るために、自らが盾となって受け止めたからです。
複数の矢が体を貫いた結果、カイネは血まみれで倒れます。
この時点ではまだ死亡していませんが、重傷を負い瀕死の状態になります。
李牧に向けて、
「一緒に雁門に帰ると約束したではありませんか」
と弱々しく語るカイネ。
彼女の重傷から、命が尽きる可能性が高い状況であり、これがカイネの死亡フラグとなっています。
李牧の処刑に自らも命を絶つ
別の死亡フラグとして、カイネは李牧と共に命を落とす可能性が、非常に高いと考えられます。
歴史的には、李牧は紀元前229年に処刑され、その結果、趙は秦によって滅ぼされます。
愛する人がいない世界での生活に意味を見出せないカイネは、李牧が処刑される際、同時に自らも命を絶つと推測されます。
カイネは実在しない架空の人物
李牧は歴史上の人物ですが、カイネは『キングダム』独自の創作キャラクターです。
力強く、男性剣士に劣らない実力を持つ、女性剣士として描かれています。
もし、実際に存在したならば、カイネは非常に魅力的な存在だっただろうと思います。
しかし、歴史的文脈で考えると、女性が剣士として活躍することは極めて稀であるため、現実的ではないと言えます。
この点からカイネは、原泰久先生の創造的な発想によって生み出された、キャラクターであると言えるでしょう。
まとめ
- カイネと李牧は多くの読者にとって理想的なカップルであり、二人の結婚を望む声が多い。
- 邯鄲からの脱出後、李牧がカイネに「もう少し側にいて欲しい」と伝えた。
- 李牧は馬南慈に対し、暗にカイネを伴侶として迎え入れる意向を示した。
- カイネが数本の矢に貫かれ血まみれで瀕死の状態になったため、死亡フラグが立っている
- カイネは史実には存在せず、原泰久先生の創造的なアイデアから生まれたキャラクター
以上が李牧とカイネとの結婚と、カイネの死亡説の概要です。
キングダムの世界では、カイネと李牧が戦に勝利し、雁門に戻って幸せな家庭を築く未来を願います。
ただし、歴史的には李牧の処刑が避けられない、運命であることを忘れてはなりません。
漫画『キングダム』では、二人が生存し、希望に満ちた人生を送ることを読者は心から願っています。