朝比奈大吾と十朱大吾の繋がりは?それぞれの主人公を分析!

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「め組の大吾 救国のオレンジ」は、そのタイトルからも、一連のシリーズである漫画「め組の大吾」とのつながりが推測されます。

特に注目すべきは、主人公の名前。

 

・漫画「め組の大吾」の主人公は朝比奈大吾

・「め組の大吾 救国のオレンジ」の主人公は十朱大吾

 

という「大吾」という同じ名前の設定から、両者の間に何らかの関連が存在していることが感じられます。

月刊少年マガジンの「救国のオレンジ」では、この点についての伏線が明かされています。

今回は朝比奈大吾と十朱大吾の関係を、原作漫画第7巻までの展開を踏まえて解説します。

朝比奈大吾と十朱大吾の経歴

朝比奈大吾と十朱大吾、彼らは一体どのような人物なのでしょうか?

 

朝比奈は「め組の大吾」の主人公

朝比奈大吾(あさひな・だいご)は、「め組の大吾」の核心人物であり、主人公です。

高校時代に、担任の落合先生からの一言がきっかけで、忘れかけていた消防士という夢を再び追い始めます。

学業を終えた後には、消防官としての道を歩むことを決断します。

 

火事の現場で、朝比奈大吾はその卓越した勘を生かし、見落とされがちな要救助者を確実に見つけ出します。

救助技術は常識を超えたもので、数々の生命を救う一方で、自らの安全や規則を犠牲にすることも気にしません。

時には命令違反や、任務の放棄にも踏み込むため、組織内ではしばしば論争の的となっていました。

 

「め組の大吾」の物語では、朝比奈大吾がスマトラ島の森林火災で救助した、落合先生と結婚し娘をもうけています。

親としての愛情を、たっぷりと見せるシーンも描かれています。

キャリアの終盤には、消防機動救助隊(ハイパーレスキュー)の一員として活躍。

ニューヨークでの救助活動を経て、世界最高のレスキュー隊員と称賛されるほどの地位を築いていました。

 

朝比奈のその後は行方不明

朝比奈大吾は、亡くなったわけではありません。

しかし、彼のその後の経歴は、一切明らかになっていないです。

 

彼は死を覚悟するような事故に何度も遭遇しながらも、最後まで生き延び、レスキュー活動を続けていました。

それにもかかわらず、「救国のオレンジ」における朝比奈大吾の姿は、消防庁の制服を身に着けていません。

消防職員ではないように見えます。

 

朝比奈大吾のその後の人生については、原作でもまだ解明されていないのが現状です。

斧田がネットで検索した際には、

「大きな才能を持つものの、既存の消防・救助の枠組みではその能力を生かし切れずに悲劇的な終わりを迎えた」

という情報が表示されていました。

甘粕とは定期的に連絡を取り合っており、「め組」への復帰を誘われている模様です。

 

また、「GLOBE」のキャップをかぶる朝比奈大吾の姿からは、かつて彼を火災から救い、上司としても機能していた五味を忘れていないことが伺えます(五味自身が常に同じキャップを着用していたことから)。

ハイパーレスキューを退いてはいますが、消防士としての情熱を完全に失っているわけではないため、朝比奈大吾の再びの活躍を期待しています。

 

十朱は「救国のオレンジ」の主人公

十朱大吾は「め組の大吾 救国のオレンジ」の中核人物であり、主人公です。

不破消防署の特別救助隊員として、活躍しています。

同期は斧田駿(おのだ・しゅん)と、中村雪(なかむら・ゆき)。

彼らと共に、救助隊員としての厳しい研修を受けています。

 

十朱大吾は、訓練だけでなくプライベートでも自己鍛錬を欠かさず、そのストイックな姿勢は普通ではありませんでした。

さらに、救助活動中に自身の肩の骨を故意に外すなど、任務への極端な献身ぶりは、上司の山上からも「監視が必要」とされるほどです。

 

朝比奈と十朱の二人の関連性とつながり

二人の主人公、朝比奈大吾と十朱大吾の関連性について説明します。

 

朝比奈は十朱の父のホテル火災で雪を救出

朝比奈大吾が行った記憶に残る救助活動と言えば、10年前の十朱大吾の父が経営する「ホテルニュースナイシス」での火災現場での出来事です。

この火事で唯一、生き延びたのが中村雪。

彼女は朝比奈大吾によって救出されたことで、彼に深い憧れを抱いています。

なお、中村雪は十朱大吾が「ホテルニュースナイシス」の経営者の息子であるとは知りません。

 

朝比奈が十朱に新たな目的を示す

朝比奈大吾が十朱大吾に、「140人を救助する」という人生の新たな目的を授けます。

140人以上が命を落とした大火事の原因は、消防設備の欠陥にあったためです。

経営者であった十朱大吾の父は、法的な責任を問われて収監されてしまいました。

 

この火災が原因で、十朱大吾は激しいいじめに遭い、生きる意味を見失いかけてしまいます。

顔を水中に押し込まれるなどの苛烈ないじめを受け、死を願うほど追い詰められます。

そんな中、朝比奈大吾が病院を訪れ、

「20歳までに救助隊員になれば、35歳で引退するまでに少なくとも140人を救うことができる」

と語りかけ、十朱大吾は消防士としての道を選ぶことを決意します。

それ以降、十朱大吾は人命救助を人生の全てとし、極端なまでのストイックな生き方を送っています。

 

「十朱大吾」は本名ではない

十朱大吾の名前が、実は本名ではないことが示されています。

本名が何であるかは今後の展開に期待されますが、現時点ではまだ公開されていません。

しかし、彼の正体については既に判明しており、140人の犠牲者を出した大火事で全焼した「ホテルニュースナイシス」の経営者の息子です。

 

幼い頃、叔母から

「決めたのか?名前はどうする?」

と尋ねられた際、

「大吾、十朱大吾にします」

と答えた場面が描かれています。

 

大吾の父親は、消防設備の不備に加えて脱税の事実も発覚し、逮捕後に獄中で命を落としました。

このため、大吾は犯罪者の子という、重いレッテルを背負うことになります。

そうした特殊な過去を持つために、彼は本名を変更する「改名」を選択したのかもしれません。

 

まとめ

この記事では「め組の大吾 救国のオレンジ」における、朝比奈大吾と十朱大吾の二人の関係を解説しました。

 

・朝比奈大吾は「め組の大吾」の主人公。

・十朱大吾は「め組の大吾 救国のオレンジ」の主人公。

・朝比奈大吾が救助活動を行ったのは、十朱大吾の父親が経営していたホテル。

・朝比奈は十朱に生きる意味と目的を与えた。

・「十朱大吾」は改名で、本名は不明。

 

前作「め組の大吾」では、朝比奈大吾のユーモラスな一面が描かれる一方で、十朱大吾は非常にストイックな性格を持っています。

名前は似ているものの、性格の対照性が際立っています。

140人もの犠牲者を出した悲劇の後、子供が親の罪を背負う必要はないとしながらも、十朱大吾は自らの責任として受け止めています。

この作品は親子関係や、個人の責任感について深く考えさせられる内容となっており、読む者にとっては手を止められない魅力があります。

ぜひ、手に取ってその深さを体験してみてください。