鬼舞辻無惨によって、鬼に変えられた禰豆子。
鬼滅の刃に登場するキャラは、その多くが命を落としていますので、禰豆子の最終運命が気になる方も多いのではないでしょうか?
「禰豆子は最終的に命を落とすのか?その死は描かれるのか?」
「禰豆子の運命は?元の人間の姿に戻れるのか?」
本記事では、禰豆子に焦点を当てて詳細解説します。
- 禰豆子は命を落としたのか?太陽に抗えたのか?
- 太陽克服シーンは第15巻126話で描写
- 禰豆子のプロフや血鬼術、声優について
- 禰豆子は最終的にどうなった?人間に戻れた?
- 人間に戻るシーンは第23巻202話で描写
- まとめ:過酷な運命も愛と支えで乗り越えられる
禰豆子は命を落としたのか?太陽に抗えたのか?
結論として、禰豆子は命を落としておらず、太陽にも抗(あらが)うことができました。
禰豆子がどうして命を落とすと言われたのか?
太陽にどのように抗うことができたのか?を詳しく解析します。
半天狗戦で太陽の光が差し込んでしまう
長時間の戦闘が続き、ついに夜が明けて鬼の禰豆子に危機が迫ります。
炭治郎、禰豆子、不死川玄弥は上弦の肆、半天狗と対峙。
炭治郎たちは半天狗の首を斬るものの、これが敵の計算通りであり、敵は意図的に首を斬らせ、再分裂する準備をしていました。
その後、分裂した体が再結合し、異なる能力を持つ4体の強力な鬼へと変貌を遂げます。
炭治郎は半天狗の本体の首を斬る必要があることを悟り、本体(怯)の首を斬ることに成功します。
しかし実際に斬ったのは、本体とすり替わっていた憎珀天でした。
この時点で夜が明け始め、太陽の光が差して来ます。
そして半天狗の本体はまだ生存しており、さらなる力を求めて刀鍛冶を追い続けていました。
体が焼ける中、炭治郎へ戦闘を促す
禰豆子は鬼の首を斬るか、自身を守るかの選択に苦しむ炭治郎に、戦いを優先するよう促します。
半天狗との対戦が終わると同時に夜が明けてしまい、禰豆子の顔が太陽の光により焼け始めます。
炭治郎は禰豆子を日光から守るため、自らを盾にします。
炭治郎は禰豆子を守る気持ちと未討伐の残りの鬼を前に、どちらを優先すべきか決断できずにいました。
そんな炭治郎を見て体が焼けつつある中、禰豆子は笑顔で炭治郎を最後の鬼の位置へと向かわせます。
炭治郎は禰豆子の意志に応えるように、本体の鬼の首を斬ることに成功するのです。
予期せぬ形で太陽光を克服する
禰豆子が太陽の光により焼け始める中、彼女の体は次第に太陽を克服する変化を遂げます。
半天狗を倒した後、禰豆子が亡くなったと思い込んだ炭治郎は涙に暮れます。
しかし、半天狗より救出した刀鍛冶の一人が炭治郎の後ろを指さし、太陽に焼けかけていたはずの禰豆子がそこに立っていました。
禰豆子はなぜか、太陽の光を克服していたのです。
この理由は完全には明かされていませんが、特殊な体質か能力の変化により太陽を克服した可能性があります。
禰豆子は鬼舞辻無惨の支配から逃れるために、自らの意志で無惨の呪縛を解いていたようです。
無惨の呪縛を解いた結果、無惨は禰豆子を必死に探し始め、彼女は追われる身となってしまいました。
太陽克服シーンは第15巻126話で描写
禰豆子は死亡していませんが、太陽を克服したシーンは漫画の第15巻、126話で描かれます。
尚、無惨によって鬼にされたシーンは単行本の第1巻、またはアニメの第1話で起こります。
炭治郎が村で炭を売り、帰宅が遅れたために三郎爺さんの家に宿泊中、家族は無惨に襲われてしまいます。
禰豆子は致命的な状況にあったものの、無惨の血を浴びたことで死なずに鬼へと変貌しました。
禰豆子のプロフや血鬼術、声優について
禰豆子は炭治郎の妹で、鬼舞辻無惨によって鬼に変えられました。
炭治郎が背負う、籠(かご)に隠れている禰豆子の姿は非常に愛らしいです。
さあ、禰豆子のプロフィールや声優について見ていきましょう。
禰豆子のプロフィール
・名前:竈門禰豆子(かまどねずこ)
・誕生日:12月28日
・年齢:14歳
・出身地:東京都奥多摩郡雲取山
・好きな食べ物:金平糖
・趣味:裁縫
・血鬼術:爆血
禰豆子が使える血鬼術
鬼化後の禰豆子は、通常の鬼と同様に血鬼術を使います。
・爆血(ばっけつ)
自分の血を燃やし、鬼と鬼由来の物を爆発させる技
・爆血刀
炭治郎の持つ日輪刀に、爆血による炎をまとわせる技
さらに彼女は強力な蹴り、驚異的な速さの再生力、解毒能力、体の大きさを自由に変える能力を持っています。
声優は鬼頭明里さん
禰豆子の声優は「鬼頭明里(きとう あかり)」さんです。
「鬼」を含む苗字は、偶然に過ぎません。
鬼頭明里さんは1994年生まれで、2019年から声優業を始めました。
主な声優作品には以下があります。
・鬼滅の刃(竈門禰豆子)
・ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会(近江彼方)
・ウマ娘 プリティーダービー(セイウンスカイ)
・僕だけがいない街(ヒロミ)
・カッコウの許嫁(天野エリカ)
彼女は「鬼滅の刃」での禰豆子役で知られ、今後もその演技力を活かして様々な作品で活躍が期待されます。
禰豆子は最終的にどうなった?人間に戻れた?
結論として物語の終わりに、禰豆子は人間へと戻ることができました。
この奇跡の結末についての過程を解説しましょう。
珠世の開発薬で半歩だけ人間へ
珠世によって開発された薬を服用したことで、禰豆子は人間へと半分戻ることができました。
薬を摂取した結果、禰豆子の身体は徐々に人間へと戻り始めたのです。
この時、無惨は太陽を克服した禰豆子を追っており、その過程で産屋敷も発見されます。
産屋敷で無惨と鬼殺隊との激戦が始まる中、禰豆子は薬の影響で深い眠りに。
人間へ戻る過程で苦痛を感じている禰豆子を、横で鱗滝左近次が心配そうに見守っています。
その後、夢の中で父親に起こされた禰豆子は突然起き上がり、炭治郎が危機に瀕していることを知り、即座に行動を開始します。
完全に人間へと戻っていない状態で、炭治郎の元へ急ぎますが、鱗滝は彼女の速さに追いつけず、見守るしかありませんでした。
禰豆子は父親から炭治郎の位置を教えられ、人間では飛び降りることが難しい高さから飛び下りて行きます。
この時点では、まだ完全に人間に戻ったわけではありませんが、人間へと戻る過程にありました。
無惨との戦い中で人間へと戻る
禰豆子は炭治郎の元へ向かう途中で、珠世が開発した薬の効果により完全に人間に戻ります。
禰豆子が炭治郎の元に到着した時、既に人間の姿を取り戻していました。
しかし、その時炭治郎は無惨の最後の策略により、動かなくなり呼吸もしていない状態です。
無惨は自分の意志を炭治郎に託し、彼を鬼に変えようとしていたのです。
鬼化しかけの炭治郎を救う
禰豆子は鬼化しかけている炭治郎に寄り添い、穏やかに話しかけることで彼の意識を呼び戻します。
戦いが一段落したかと思われたその時、無惨は自らの敗北を認めず、炭治郎を新たな鬼の継承者にしようと試みます。
この危機的状況の中、禰豆子は炭治郎を強く抱きしめ、彼の暴走を抑えながら、
「鬼にならないで、一緒に家へ帰ろう」
と懇願します。
その間、禰豆子は炭治郎に肩を噛まれるものの、炭治郎は彼女をそれ以上傷つけることはありません。
炭治郎は苦しむ様子を見せつつも、禰豆子の声がどこかで響いていたのか、人を傷つける行動を抑えていました。
その後、栗花落カナヲが間に合い、炭治郎に人間に戻す薬を注射します。
この薬の効果と禰豆子の説得が功を奏し、炭治郎は自我を取り戻し、再び人間として生きる道を選びました。
禰豆子の愛情深い行動と、カナヲのタイムリーな介入がなければ、炭治郎は救われなかったかもしれません。
人間に戻るシーンは第23巻202話で描写
禰豆子が人間に戻るのは、最終巻、第23巻の202話「帰ろう」で描かれています。
このエピソードでは、珠世が完成させた薬を服用した禰豆子が、屋敷を飛び出して走り出すシーンから始まります。
次に禰豆子が登場するのは、鬼化しかけた炭治郎のもとに到着し、彼の攻撃を止めるために抱きつくシーンまでで、その間の詳細は描かれていません。
彼女が完全に人間の意識を取り戻し、人間として再び現れるのは、炭治郎が鬼に変わる直後です。
まとめ:過酷な運命も愛と支えで乗り越えられる
今回は以上になります。
もう一度、禰豆子の最終的な運命とその変遷についてまとめます。
・半天狗との戦いの後、禰豆子はなぜか太陽を克服しますが、その具体的な理由は明かされていません。
・無惨との戦いの最中、珠世の薬を服用してから徐々に人間へと戻り始めます。
・鬼になりかけていた炭治郎のもとへ、向かう途中で完全に人間に戻ります。
・具体的に禰豆子が人間に戻るのは「23巻・202話」で確認できます。
最後に私の考察と感想になります。
今回の禰豆子のエピソードは家族の絆の力と、困難に直面しても諦めない精神の重要性に焦点を当てています。
特に禰豆子が人間から鬼へ、そして再び人間へと変わる過程を通じて、このテーマを強く表現しています。
禰豆子が人間に戻る過程は、彼女自身の意志と外部からの支援の両方が必要であることを示しており、個人の内面と外部の支援が共存することの大切さを伝えています。
禰豆子が人間に戻れたのは、彼女が炭治郎や他の仲間たちと共に困難を乗り越えた結果であり、家族や仲間との深い絆が彼女を支え、これが最終的に救ったのです。
この物語の流れは、どんなに過酷な運命に見舞われても、愛と支えがあれば乗り越えられるというメッセージを強調しています。
さらに禰豆子の変化は、自身のアイデンティティを見つめ、それを取り戻すための戦いでもあるとも考えられます。
鬼としての力と、人間としての情を併せ持つ彼女のキャラクターは、内面の葛藤と成長を象徴しており、読者に対して自己受容と自己変革の重要性を訴えかけています。
禰豆子の人生を通じて、私たち読者に対し希望を持って困難に立ち向かう勇気を与えようとしているのです。