おばみつが出会った経緯は?両想いになった時期について考察!

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鬼滅の刃は少年漫画であるものの、登場人物たちがカップルとして結ばれる点も、ファンにとって魅力の一つです。

中でも「おばみつ」というカップルが、多くの注目を集めています。

そこで今回は、この二人の「馴れ初め」について説明します。

伊黒と甘露寺の出会いのエピソードについて

「おばみつ」とは、鬼殺隊の

・蛇柱、伊黒 小芭内(いぐろ おばない)

・恋柱、甘露寺 蜜璃(かんろじ みつり)

の間の愛称であり、彼らのカップリングを指します。

 

伊黒は21歳で、白蛇「鏑丸」を連れる青年。

彼の性格は蛇のように粘り強く、執念深いものがあります。

鬼だけでなく、「柱」や館の主以外の人間に対する信用や、期待を持たない姿勢があります。

 

一方で甘露寺は、見た目に反して「超人的な体質」を持つ女性です。

彼女の筋肉密度は普通の人の「8倍」にも及び、わずか1歳2カ月で15キロの重石を持ち上げたという伝説を持っています。

しかし彼女の性格は非常に乙女心が強く、19歳でありながらも常に優しさを持ち合わせています。

 

これら性格の異なる二人が織り成す純愛の物語は、「運命だ」「涙が止まらない」と多くの読者から賞賛されています!

この二人が互いに惹かれ合う瞬間は、少年漫画の枠を超えて、少女漫画のような感動を与えました。

では、この二人はいつから互いに思いを寄せあっていたのでしょうか?

彼らの出会いのエピソードや、それぞれの背景に迫ります。

 

お館様の屋敷で初めて出会った

伊黒と甘露寺の初対面は、柱たちが集まる柱合会議が開催される、お館様の屋敷でした。

この出会いは、23巻・第200話で伊黒が、

「初めて会った日を覚えているか?」

と、甘露寺に尋ねることから詳細が明かされています。

 

新たに恋柱となり屋敷で道に迷った甘露寺に、声をかけたのが伊黒でした。

他の隊士への通常の冷静な対応とは異なり、伊黒は彼女に親切に道を教え、その場所で初めての交流が始まったのです。

 

伊黒の一族は女ばかりで長は女鬼

伊黒は、略奪と殺人で生計を立てる一族から来ています。

彼の一族は女ばかりで、伊黒は370年ぶりの男子として生まれました。

12歳の時、一族の長が「蛇の形をした女鬼」であること、そして自分を食べる意図があることを知りました。

その事実を知った伊黒は座敷牢から逃れ、追い詰められたところを当時の炎柱に救われます。

 

女鬼が討伐された後、炎柱の介入で従姉妹と引き合わされるも、彼女から「あんたのせいで」と非難され、深い心の傷を負いました。

この辛い過去を抱える伊黒は、

「普通の人生を送れなかった」

「屑の一族の出だから自分も屑」

と自負しています。

 

蜜璃は特異体質が原因で婚約が破談に

甘露寺は一見、普通の家庭に生まれたように見えます。

しかし彼女は、通常の人の8倍の筋肉密度を持つ特異体質で、日常的に力士3人分ほどの食事を摂取していました。

また、170個の桜餅を8ヶ月にわたって毎日食べ続けた結果、髪の色と目の色が変わってしまいます。

 

これが原因で、初めてのお見合いの際に、

「あなたと結婚できるのは、熊か猪か牛くらいだ」

と言われてしまいます。

ファンからは、

「その髪色が子供に遺伝すると怖い」

と言われ、婚約が破棄されました。

 

これを受けて甘露寺は髪を黒く染め、その特異体質からくる「力」や「食欲」も抑えるよう努めます。

偽りの自己を続けた結果、結婚を望む男性が現れたものの、偽りの自己を受け入れられなかった甘露寺。

彼女は自分を愛してくれる、強い男性を求めて鬼殺隊に参加する決意を固めたのです。

 

二人はいつから両想いだったのか?

初めての出会いから、甘露寺に対して好感を抱いた伊黒は、すぐに魅力を感じ始めます。

甘露寺も23巻・第200話で、

「伊黒さんと一緒に食べるご飯が一番美味しい」

と言うほど、彼との食事を特別視しています。

共に過ごす時間が増えるごとに、甘露寺も伊黒に惹かれていくのです。

それでは、二人はいつから両思いだったのか?を次に探って行きます。

 

伊黒は甘露寺に一目惚れしていた

二人が親密になるきっかけは、前述した通りです。

最初の出会いで、屋敷で迷っていた甘露寺が、偶然居合わせた伊黒に声をかけました。

この時の伊黒は、甘露寺に声をかけられたことでかなり動揺します。

実際、公式ファンブックにも「伊黒が甘露寺に一目惚れした」と記されています。

彼女の明るさ、素直さ、優しさに心奪われ、「生まれてこのかた見た中で最も美しい」と感じたのです。

 

また、甘露寺は初対面であるにもかかわらず、伊黒に対して無邪気な話をたくさんします。

その話の中で、甘露寺家で飼っていた猫の話については、伊黒が非常に詳しくなるほどでした!

 

甘露寺の「普通の女の子」に惹かれた

伊黒が甘露寺に一目惚れした主な理由は、彼女が「普通の女の子」であったことです。

壮絶な生い立ちから、女性と接することが苦手だった伊黒にとって、鬼殺隊の女性隊士たちの背景や覚悟は、痛々しく感じられてしまいました。

そんな中で、鬼殺隊の「柱」としての重圧を感じさせない、甘露寺の自然体の振る舞いに彼は強く惹かれます。

甘露寺と一緒にいることで、伊黒自身も「普通の青年」でいられると感じ、その時間を幸せに思っていました。

 

「普通の女の子」として接する伊黒に惹かれた

一方で甘露寺も、伊黒が自分を「普通の女の子」として接してくれることに、心を寄せています。

彼女のこれまでの過去では、自分を偽らないと男性に受け入れてもらえない経験が多くありました。

伊黒は甘露寺のありのままの姿を受け入れ、「普通の女の子」として扱うその姿勢に、甘露寺は深く惹かれて行ったのです。

 

会話や食事を楽しめる「自然な関係性」に

伊黒と甘露寺の間には、「普通の女の子」と「普通の青年」として過ごせる自然な関係が築かれます。

これが彼らにとって、非常に特別なものでした。

互いの「汚れた自分」や「超人的な特性」も受け入れ合い、明るく自然体でいられる関係は、まるで少女漫画の運命のようなものです。

女性との関わりが苦手だった伊黒も、超人的な体質に苦しんだ甘露寺も、お互いが気軽に会話や食事を楽しめる大切な存在となりました。

 

出会って間もなく両想いだったと考察

甘露寺が伊黒に惹かれ始めた正確な時期は、漫画本編やファンブックでは詳述されていません。

しかし、甘露寺が伊黒の優しさに惹かれるのに、長い時間は必要なかったと推測されます。

したがって私は、

「2人が両思いになったのは、出会ってから間もない時期だった」

と考察します。

二人が初めて共に食事をした際には、すでに甘露寺は伊黒の人柄に心惹かれていた可能性が高いです。

 

まとめ:誤解とすれ違いがありながらも両想いに

この記事では、鬼滅の刃の中で最も注目されているカップル、「おばみつ」に焦点を当ててきました。

彼らが互いに両思いになったのは、かなり早い段階であると考察されます。

しかし、お互いの感情が明確に伝わるのは、悲しくも生命の危機が迫った亡くなる直前でした。

 

甘露寺は、伊黒の優しさがすべての人に向けられていると感じており、自分だけに特別なものではないと思っていました。

一方で伊黒は、自己の過去と自覚する「汚れ」により、甘露寺のそばには自分の居場所がないと感じていました。

こうした互いの誤解とすれ違いがありながらも、最期の時には真実の愛を確認し合った二人に対し、読者からは「死んでほしくない」との強い思いが寄せられています。