推しの子:斉藤ミヤコの隠された過去や秘密とは?第125話を解説!

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ここでは【推しの子】第125話の内容を深掘り考察します。

第124話でミヤコは、よく通うバーで偶然、壱護に再会しました。

次の第125話では、一体どう展開するのでしょうか?

斉藤ミヤコの過去について解説します。

ミヤコが壱護に怒りを爆発させる

【推しの子】の第125話では、壱護(いちご)が逃げ出し、ミヤコが追いかけるシーンが展開されます。

124話でルビーの役割について悩むミヤコは、お気に入りのバーで心を乱していました。

その時、壱護がたまたまその場に現れ、ミヤコとの運命的な再会が実現します。

壱護は明らかに会いたくなかった様子で、まるで「失敗した」という表情を浮かべていました。

 

125話で、ミヤコを見た瞬間に壱護がバーを飛び出し、ミヤコは店のマスターに一言告げてから追走を開始します。

そして東京の真夜中、ミヤコはハイヒールを力強く投げつけ、壱護の頭部に命中させて、激しい怒りをあらわにしながら支配的な位置を確保します。

その投げ技と制御能力、格闘技の腕前は尋常ではありません。

 

その後、ミヤコは壱護に向かって、

「あなたは私が、どんなに苦しみながら生きてきたか理解してるの?私たちの約束を破りやがって!一体全体何をしていたんだ、この無責任が!」
と叫びます。

さて、ミヤコの言う「私たちの約束」とは一体何だったのでしょうか?

 

大学生で上京しキャバクラで働く

第125話で、ミヤコの秘密の過去が明らかになります。

地方から夢を追いかけ東京に上京したミヤコは、都会の輝きに瞬時に魅了されます。

突然、キャバクラにスカウトされたミヤコはキャバ嬢として働き始め、次のような感覚を持ちました。

 

  • 夜の世界はまるでゲーム。
  • 弱い敵を倒し、経験値と金を稼ぐ。
  • レベルアップするために美容に投資。
  • より強力なアイテム(高級化粧品やブランドバッグ)を手に入れる。
  • 更に強い敵に挑戦。
  • さらに美容整形でレベルアップ。
  • そしてキャリアアップを果たす(キャバクラからスナックへ)。

 

このように、まるでRPGを攻略するかのような日々を送っていました。

大学生時代のミヤコにとって、普通の大学生は子供に見え、成功者との出会いを重ねるうちに、さらに高みを目指していきます。

 

大学卒業後に人生が転落し始める

第125話ではミヤコが次々と、ステータスを上げていく様子が描かれます。

レースクイーンやグラビアモデルを経て、壱護の妻として登場した際には、美人妻としての役割を果たしていました。

東京での注目度が高まり、芸能界への一歩を踏み出していたミヤコですが、才能に恵まれず、本格的な芸能活動には至りません。

 

そして大学卒業後、以前は頻繁に招待されたパーティーから徐々に疎外され、かつての知人たちからの呼び出しが減少しました。

この変化により、ミヤコは「港区女子」としての立場に甘んじることになり、以前の交友関係を利用して、他の女性を紹介する役割に徐々に移行していきました。

ミヤコはその新たな役割に嫌気がさしつつも、他に行く場所がなかったのです。

 

ちなみに漫画の第1巻第4話では、ミヤコが赤ん坊だったアクアとルビーに、人気が落ちたアイドルのその後として、「六本木の高級飲食店でのアルバイト」「ギャラ飲みをする港区女子」と語っています。

実は、これは彼女自身の体験に基づくものでした。

 

ミヤコと壱護の運命の出会い!

第125話では、ミヤコの周りに「愛人にならないか」と誘う声が次々と現れ始めます。

そのような男たちは、ミヤコのように安定を求める女性を見つけ出し、彼女たちを自分たちの利益のために利用することを厭わないのです。

しかし、そんな状況の中でミヤコが年上の男性に言い寄られている時に、壱護と出会うことになります。

 

二人が個別に話す中で、壱護はミヤコに向かって、

「これからも夜の仕事を続けるつもりなの?」

と質問し、ミヤコはその場で返答ができませんでした。

壱護はさらに「やりたいことがないなら、うちで働かないか?」と提案します。

この時の壱護は苺プロダクションの社長で、まだ規模が小さな芸能プロダクションだったため、彼も懸命に働いていました。

これがミヤコが苺プロに所属するきっかけとなり、二人の運命的な出会いとなります。

 

壱護がミヤコに語った未来の夢!

第125話では、ミヤコが苺プロでの勤務に身を捧げ、自身が芸能界でうまくいかなかった過去を皮肉に感じながらも、他人の夢を支援する仕事に就いていました。

ミヤコは裏方としての立場から星野アイの成功を見守り、「裏方からの景色も悪くない」と感じ始めます。

 

そんな中、壱護はミヤコに対して、

「これからも支えてくれ。俺は本気でこの仕事をやる。お前がいてくれるなら、最高に輝く景色を見せるよ。いつかこのドームをサイリウムで埋め尽くす。それがみんなの夢なんだ」

と夢を語りました。

その壱護の情熱的な表情に、ミヤコは深く心を動かされました。

 

ミヤコはまだドームの夢を諦めていない

第125話では、物語は現代に戻ります。

ミヤコは壱護に圧倒的な態度で、

「『見せてくれる』って約束したのに!なんで勝手に諦めて、勝手に逃げるの!」
と叫び、さらに続けて、

「私はまだ諦めていない。『皆の夢』と言ったのはあなただろう!」
と言いながら涙を流します。

かつて壱護が語った夢にミヤコも心を許して、一緒に真剣に追いかけていたことが明かされます。

 

まとめ:どのように過去を乗り越え希望になるか?

ミヤコは過去に夜の世界で生き抜いてきた女性であり、不安定な立場から抜け出すために壱護という存在に大きな希望を見出していました。

壱護自身も苺プロダクションの社長として、芸能界での成功を夢見ていたが、過去の悲劇によりその夢が大きな打撃を受けてしまいます。

この点が二人の関係性において重要な背景となり、それぞれの夢への執着が物語を推進する力となっています。

 

特にミヤコが壱護に対して示した感情の爆発は、彼女がただの愛人候補としてではなく、自己の理想と目標に真剣に取り組む人物であることを示しています。

ミヤコの涙は、壱護が途中で諦めた夢「ドームでの成功」に対するものだけでなく、ミヤコ自身がそれを追い求め続けていることの証でもあります。

この複雑な感情のやり取りは、二人の関係が単なるビジネス以上のもの、お互いにとっての救いであることを示唆しています。

 

一方で壱護のトラウマとミヤコの未練が交錯することで、両者は互いに深い影響を与え合っています。

壱護がミヤコのサポートにより、再び立ち上がる可能性を示唆する一方で、ミヤコが壱護との関係を通じて自身の過去を乗り越え、新たな自己を確立しようとしている様子が描かれています。

これからの展開において、二人がどのように過去の影を乗り越え、お互いにとっての希望となるかが注目されるポイントです。